SAND STORM

朝ぼらけ

2010年2月25日

Europa Universalis 3 – MOD開発:朝貢

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 10:42

簡単に言うとEuropa Universalisは支那を支配した王朝を中心とする東Asiaの構造の重要な部分をほぼまったくsystem化していない。

・支那を支配する王朝の非効率さの表現が緩く資金を始め余力があり過ぎる

・自由貿易が基本のため、東Asia儒教国の鎖国海禁が基本で国際貿易は例外という構造をまったく反映していない

・上と絡んで海禁状態で発生した倭寇も海賊のrandom発生という形でしか表現されない

・朝貢という鎖国状態で例外的に国際交易を許し、その見返りに軍事的保護を与える制度が存在しないため、支那全土を握った王朝が周辺国家を征圧しまくるという、歴史上の秩序と逆の状態が繰り広げられる

・一神教の欧州vsIslamがBaseなので多神教世界の並列的宗教構造をsystem的に反映できない

現状、海禁、朝貢による保護が存在しないため、支那を支配する勢力が四方を侵略して肥大化、それが反乱で乱暴に崩壊して朝鮮などがやたらと領土を得たり、空想国家が誕生しまくるFantasy展開にしかならない。

朝貢MODの目標としては

・海禁、貿易鎖国による商業の非効率さを表現

・朝貢による周縁国への資金、技術、交易補正などの譲渡

・朝貢での贈与による支那を支配する勢力への負荷

・朝貢による周縁国への軍事的保護と中国が周縁国を侵略することの防止

といった所で、朝貢を用い権威で周辺勢力を従えることでようやく支那支配王朝を財政面でも治安面でも安定的に維持することができるbalanceにする。つまり周辺勢力は武力その他でもっと強力にする。

MOD作成

List of tributaries of Imperial China @ Wikipedia


◇朝貢貿易は現在も行われている

Europa Universalis 3のMODで色々考えていると、現在も朝貢貿易は行われていることに気付いた。 共産支那(Communist China)政府の正統性を認め、その恣意的な決まりに従うものにしか共産党に支配された領域で商売はさせない。つまり相手を国から企業に変えただけで、現在も朝貢貿易は行われている。

◇海禁の表現

一番いいのは基本発見した国はすべてEmbargo、朝貢flagが立った国にのみRevoke EmbargoをAIに自動でやらせることだが、多分無理だろう。というのもAIを弄ることがまったくできない。可能なのはdecisionやevent内部で実行するか否かをAIに確立判定させることだけ。またtrigger判定にembargoしている/していないはないので使えない。embargoを使うのは無理、ということだ。

ということはcountry modifierで大ざっぱに表現するしかないだろう。

decisionで”The closure of the country”を作成。

まず、このdecisionを実行しないと、stability costにx2のpenalty(“so many chinese people”とでもするか)がつく。実施しない限り反乱地獄に落ちて崩壊する可能性が高くなる。

実行すると、このpenaltyが取れる替わりにisolated countryのmodifierがつく。交易 -100%,tech_cost +25%。Merchant 増加-5

◇保護の表現

幾ら探しても直接proclaim guaranteeをかけるだとか、同盟を結ぶだとかいった外交を行わせるcommandはない。ということはせいぜい友好度を上げるだけか。またming.txtなどの国家textを見ても、そこには君主の名前や軍事unitが書いてあるだけでAIの振る舞いを操る項目は一切ない。

こういった所がEU3以降のParadoxが歴史Eevntを拒否していることがMOD作成にまで影響している。自分で拒否するのはいいが、せめて自由に製作する環境ぐらいは整えろ。

◇宗教

そもそもMingにせよQingにせよ改宗という行為はやっていないのではないだろうか。missionaryの増加に-補正をつけて改宗そのものを禁じ、その一方、Reformed/Protestantが自動的に広がるeventを真似してconfucianism,buddism,taoism,shamanismなどがまだらに広がるようにした方が面白いし、支那を支配する王朝に負荷をかけられる。

◇The Tributary system and Trade Between China and Europe

欧州国から見た朝貢の奇異さと非効率さ。

◇支那と中国

中国というのは北狄・南蛮・東夷・西戎という野蛮な敵に囲まれた内側という主観的感覚であって、客観的な固定された地理領域ではない。”中国”というのは彼らの認識次第で際限なく拡大していく。例えば満州はすでに”中国”と化したし、今ではTibetやウイグルが主観的”中国”となろうとしている。中国人の中では沖縄も中国だ。相手に合わせて無意識に”中国”と呼ぶことは、そのまま支那支配勢力の侵略を追随肯定していくことにもなる。

一方、支那というのはそもそもChinaと同音同義の言葉で何ら差別的な意味をもたないし、欧州人などからSinoだのと呼ばれたのと同じ外から見た客観的呼称で、地理的領域の拡大しない客観性のある呼称だ。中国人やそれにおもねる連中が支那は差別語だ!と抜かすのは、俺たちの”中国”領土、主張、その認識をすべて受け入れろ!というのがBaseにある。漢字で客観的に呼称するなら支那の方が相応しいだろう。変に受け取られたくなければ支那(China)とでもつけておけばいい。

また中華というのは、日本を大日本帝国と呼べだとか、韓国を大韓民国と呼べだとかいった、主観的妄想が前面に立った呼称で付き合う必要は一切ない。

◇儒教と商行為

儒教の特徴の一つに商行為への蔑視がある。商いは物を右から左に流して暴利を貪る悪質な行いと見なし、道徳的攻撃の対象となって、結果制度的収奪と抑制に繋がる。儒教のもう一つの特徴である王権体制守護と相まってこの商行為の蔑視が貿易鎖国を行う海禁政策を成立させる。

その鎖国体制の中で例外的に国際貿易を認めるのが”朝貢”という”中国の天子への臣従”の型式をとった貢ぎ物と下賜品による物々交換とそのついでについてきた商人による交易となる。巨大な人口と富を誇りながら儒教国家が立ち後れていった原因は、体制の安定を守るために商行為の制限を行ったのが主原因だろう。

religion.txtのconfucianismでglobal_tax_modifier = -0.5と税収に厳しいpenaltyが課されているが、これでは腐敗の表現にしかなっていない。儒教の特徴は商行為そのものの蔑視なのでむしろTradeに制限をかけるべきで、鎖国国家をsystem的に再現しようとすると、基本自由でIssue Embargoした国とだけ取引を行わないのではなく、基本Embargoで朝貢など特殊な形で許可した国とのみ交易を行うのがsystem的に正しい。しかし、これはAIの制御が必要になるので再現するのは難しい。

◇支那支配王朝の朝貢貿易

公開されているdocumentを漁ってみたが、decisionにせよ、eventにせよ、event自体から他のeventをtriggerして直接発生させるcommandがない。

東Asiaの一国ごとに朝貢decision作成。朝貢の受け手はbeijing支配国。

・朝貢の開始は周辺国から中国へ申し込む。中国は申し込みを拒否できない。

外交関係+50

・朝貢申し込み国はdecisionで朝貢を停止できる

AIは中国と戦争や関係が悪くなると朝貢を停止する。

・中国は朝貢を停止できる

威信-10

national_modifierとして朝貢申し込み国にはprestige -0.01,trade efficiency 0.1、中国にはprestige 0.01,tax -0.01、これは国ごとに別々。

このmodifierがついている状態で3-5年ごとに朝貢event発生。朝貢国は+200ducat,中国は-200ducat。event自体から別のeventをtriggerできないので、期間を同期して別々に発生させるしかないだろう。


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2010年2月24日

Europa Universalis 3 – MOD開発log

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 07:23

◇鄭和の大航海

country decision

・明のみ

・多額の資金を浪費 500-1000ducat

・Prestige獲得 10-20

・航海路の未踏領域を発見する

・Military Accessなど外交関係を結ばせたいが、おそらく無理

と考えてみたが、強制eventでないとpenaltyがつけられない。強制eventにして、派遣拒否したらcentralization -2.trade efficiency -0.05とすべきだろう。

◇部族制国家の補正

common\governments.txt

tribal_despotism(部族独裁制)とtribal_federation(部族連邦制)の二つに

cavalry_cost = -0.5 # Added by Sajin

を追加。騎馬民族国家はこれぐらい安くていい。維持費を安くしようかと思ったらそのglobal補正はなかった。本来はKhagnateで指定したいのだが、政体でしか行えないのでAfricaやAmericaがかぶるのは仕方ないだろう。

と思ってGolden Hordeでしばらくplayしたら、十字軍による欧州諸国の侵攻や平和維持による反乱eventの増加による苦労はあるものの、少し簡単になりすぎたか。-0.25ぐらいが適当と思う。

やはり部族制全体だと問題があるのでtribalとMongol,Tatar Cultureが組み合わさった際に発生する、coutry_modifierにした方がいいか。

◇旧世代Provincial Decisionの改良と取り止めCommand追加

decision\civic.txtで規定されているIn Nomine世代までのProvincial Decisionは負の効果ばかり大きく、取り止めることもできないので修正しないととても使えたものではない。

・Establish March

decentralization -1 -> kill

local_march = {
local_defensiveness = 1.0
local_tax_modifier = -0.33
local_revolt_risk = -3 -> -6
local_manpower_modifier = -0.25
local_spy_defence = 0.33
stability_cost = -5 -> -10
icon = 7
}

取り止めCommand追加

・Provincial Festival

人口増加率に+5%

・Embassy

可能なら対象国との外交関係に正の持続補正、さらにinfamy -0.01

取り止めCommand追加

・Support Local Shipbuilding

取り止めCommand追加

◇土地の宗教変更 – 案

ただ金をかけて待てば改宗するのではなく、負のpenaltyをつけ、さらにprovincial decisionの弾圧を組み合わせることで確立が上がるようにする。

基礎改宗確立は5%程度、弾圧で+15%

弾圧: 人口増加率-25%、反乱率+15%、改宗成功率+15%

forced_conversion = {
population_growth = -0.15
local_manpower_modifier = -0.4
local_revolt_risk = 2
local_tax_modifier = -0.33
icon = 10
}

common\event_modifiers.txtに上の様なmodifierがあるのだが、使われていないようだ。

EU3はIn Nomineでsliderによる各宗教への寛容度設定を行えなくなったのが痛い。なぜここまで何でもありの可塑性の高いsystemにしながら、あれだけ縛りを掛けたのか理解不能。

◇土地のCulture変更 – 案

event\culturalspread.txt

# Cultural Assimilation

province_event = {
id = 7200

trigger = {
is_core = THIS
NOT = { revolt_risk = 1 }
has_owner_religion = yes
has_owner_culture = no

OR = {
is_capital = yes
any_neighbor_province = {
owned_by = THIS
has_owner_religion = yes
has_owner_culture = yes
}
}
}

大元の文化変更。

中核州かつ反乱率0かつ同宗教かつ異文化で

・首都
・隣接する領域が所有国の国教/主文化

のどちらかを満たせば3000日ごとに判定される。

#Settlement Policy
province_event = {
id = 9461
trigger = {
has_province_modifier = settlement_policy
}
mean_time_to_happen = {
months = 600
}
title = “EVTNAME9461”
desc = “EVTDESC9461”

option = {
name = “EVTOPTA9461”
remove_province_modifier = settlement_policy
culture = THIS
}
}

HttTから仕込まれた物。人口の少ない領域への文化侵略が効き過ぎる。例:Finlandなど

decision\NationalFocusprovince.txt

enact_settlement_policy = {
potential = {
not = {
has_province_modifier = settlement_policy
has_owner_culture = yes
}
has_national_focus = yes
}

領域の文化変更はこのenact_settlement_policy下でのみ起こるようにする。現状染まりすぎだし、そうでないとInfamyが増える理由がない。

・最低50年のenact_settlement_policy適用
・発生率そのものは上げる

decision\cultural.txt

support_local_customs = {
potential = {
has_national_focus = yes ->no
has_owner_culture = no
has_owner_religion = yes ->no
NOT = { has_province_modifier = local_customs }
owner = {
NOT = {
innovative_narrowminded = 0
}
}
}
allow = {
owner = {
dip = 5 ->3
officials = 4 ->3
}
}
effect = {
add_province_modifier = {
name = “local_customs”
duration = -1
}
owner = {
officials = -4
}
}

がもっと有効かつ柔軟に機能するようになるべき。能力制限は不用。taxを-10%の替わりに、rebel-10%ぐらいか?
local_customs = {
local_revolt_risk = -6
local_tax_modifier = -0.15
officials = -0.05 -> 0
icon = 1
}

◇Adviser

common\advisortypes.txt

・銀行家

使い物にならない銀行家の利子削減率を十倍。

######################################################
banker = {
#    interest = -0.01
interest = -0.1 # modified by Sajin
cultural_tradition_cost = 0.2
chance = {
factor = 1
modifier = {
factor = 1.2
idea = national_bank
}
}
}

######################################################

・海賊

これも意味の薄い海賊の改造案

Privateer

Infamy +0.01
替わりに利益

雇っていると他国に損害、自国に利益のrandom event発生の方が面白いか。


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2010年2月22日

Daily Log (February 2010)

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 13:00

◇over 30

三十過ぎてようやく誤りが誤りであるとわかるようになった。

(more…)


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