SAND STORM

朝ぼらけ

2012年2月11日

News and Study – 人間の目では区別できない水準の表現がCGで可能に

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 17:17

Jorge Jimenezという仮想環境表現の研究者が人間の目では区別がつかない水準のCGを公開して話題になっている。

Separable Subsurface Scattering (Real Time) from Jorge Jimenez on Vimeo.

見ての通り、CGなのか本物の人間なのか判別がつかない。今までは一見本物らしく見えてもよく見ればCGだなというのがわかったが、もうそれがわからない所まで進化してしまった。

上の映像はsome subtleties (like the film grain)が失われており、blue-ray versionだとさらにrealisticな表現になる。また直接computerで描画するprogramもdownload可能にしている(IntelHD Graphicsで動かしてみたがfps3程度だった)。

率直な感想を言うと、凄いを通り越して気色悪いと思う。本当の現実というのは細かい所まで見ていったとき決して綺麗なものではないが、そういう所に近づいているということだろう。

These last months I’ve learned a very important lesson: efforts towards rendering ultra realistic skin are futile if they are not coupled with HDR, high quality bloom, depth of field, film grain, tone mapping, ultra high quality models, parametrization maps, high quality shadow maps and a high quality antialiasing solution. If you fail on any of them, the illusion of looking at a real human will be broken.

HDR, high quality bloom, depth of field, film grain, tone mapping, ultra high quality models, parametrization maps, high quality shadow maps and a high quality antialiasing solutionこのどれか一つでも欠けていたり、そのどれか一つでも適用調整に失敗すれば真に現実的な人間の見た目は現れない。

Jorge Jimenez > The day has come

技術的には人間の皮膚のような細かい凹凸の表現とさまざまな陰の適用が可能になって、そこに複数の層を持ち光の透過と乱反射を行う肌のような材質の処理を反映させるとこうなるということらしい。

GPU Gem 3 > Chapter 14. Advanced Techniques for Realistic Real-Time Skin Rendering  @ NVIDIA

もう技術的には人間の目では判別できない水準のものができつつあるので、後はそれにかかる費用や何に使われるかということが問題だ。

実際の役者を使わなくとも、また実際の役者はmotion captureなどにのみ参加して描画はすべてCGで行いながらcameraで撮影したのと変わらない見た目の映画やgameが作成できる。また政治や犯罪にも利用可能だ。映画ROBOCOPの初作は警世的なSci-Fi作品だったが、あれには人間の目では区別できないCGが世論操作の道具として用いられていた。今までもあったのかも知れないがこれからはそういった映像での事実の捏造といったこともできるようになる。

Practical and RealisticFacial Wrinkles Animation – 表情筋の表現も相当な水準に達している。

実際に役者が演技しているかのような描写のL.A. Noir。しかし、すべてmotion captureによって成り立っているのでまだ完全な嘘の現実をつくるには遠い。


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