◇STS-05: Royal Temple Ball by Synesthetics
こいつはいい。繰り返しの計算から生まれる人間にとって理解しやすい単純さ、それを元にした独自性、それに音が絡んで気持ち良くなる。
◇ZX Spectrumのdemo
Sinclair ZX Spectrum Shock Megademo by ESI
home computerの中でもその描写で異彩を放つZX Spectrumのdemo。こういったそのPC独自の色が出たdemoがいい。
◇NES/FCのdemo
NES/FCはfamily basicがあるのでdemoも幾つか出ているようだ。残念なのはNES特有の音やgame文化をまったく取り入れておらずよくあるdemoにしてしまっている点。でもこのdemoは凄く感性がいい。
このdemoは2012ADに動画をあげた人が新しく創ったもので、下の記事で解説している。
ahefner: Fun with Lisp: Programming the NES
◇GLXS
魅せるdemoとして昔気に入っていたのがGLXS。
今見るとgraphic技術の進歩がいかに早いかを同じ3Dで魅せようとしているが故に思い知らされる。音楽の趣味は伝統的なdemosceneのそれよりいい、というかdemosceneのそれは一種のtechno調に偏り過ぎ。
◇FinalReality
特別企画伝説のDOSデモSecond Realityとそして裏伝説C64デモSecond Realityを比較する | メガデモ普及委員会
自分のPCで動かしたことがなかったので試して見たが64bit OSではinstallerが動かない。動くのはC64再現版やSecond Realityの方か。
◇Tsunami (2005) by Booze Design
珍しい東洋を主題にしたdemo。
変化する二色の領域で立体から波まで表現するのがとても上手い。
琳派とか水墨画とか日本や東洋の芸術はdemoに向いてるし、世界中で受けると思う。
◇つまんないindie game
最近思うのはちょっと見た目が特徴的なだけのindie gameやるぐらいならdemoでも見ていた方がよっぽど疲れないし有意義だってこと。gameplayに独自性のないものはいらない。
Insert Coins by Traction + demarche
Tractionは新しい世代のteamでWindowsやJavascriptなどbrowserで直接動くものを出している。これらはC64などでemulatorで動くものと違って逆に不安定で、64bitのせいか動かなかったり、Javascriptのものは極度に重かったりする。
◇Amigaのemulator
Kefrensのdemoを見たいと思ってとりあえず試して見たが、さっぱりわからない。起動するのは専用のGUI OSでVICEの用にfileを放り込めば動くというものではなさそうだ。
◇C64のemulator
C64は未だに実機を売っているぐらいでemulatorも有料版が多い。VICEというのが多くのplatformをcoverし、今も更新されているfreeのemulatorで実質これしか選択肢はないだろう。
とりあえず動かすのに問題はないが、音質が良くないように感じる。C64の音というのはこういうものなのだろうか?またsettingを記憶しないようで、keep aspect ratioを毎回指定しなければならない。
CPUの消費量はそれほど大きくない。laptop 4coreで3-5%ほど。demoは音がいいものが多いので適当に流しておくだけでも楽しめる。ただし、keyboardでの操作は必須。
MSXは日本だけでなく、Brazil,Russia,Korea,Netherlands,Spainでも家庭用8bit PCとして主流になった。ZX Spectrum,Amstrad CPCなど独自のPCを輩出したUKに近いのにNetherlandsでMSXが栄えたのはそこを本拠とするPhilipsがlicenseを取得して販売したためらしい。
大体demosceneに関与しているのはUSAの他は欧州でも北の海に面した西側諸国で、その特有の組み合わせによりMSXのdemoはNetherlandsからでてくるものが多いようだ。
◇We Are New by Fairlight
Pandaいいなぁ。Commodore64はdemoの本流らしい。日本でこういったdemoが流行らなかったのは早くからinternetがある上に自然と国際交流が行われる欧米と違って蛸壺的だったのもあるだろうが、MSXの様な大衆機がhardware scrollを実装できなかったのが大きい。MSXのは元より、NECのPC88/98などに到るまで日本のPCはX68000など高価な例外を除いてはおしなべてNES程度のscroll+sprite機能すら実現できず、arcadeのgameをplay感だけでも再現できなかったのが家庭用機にボロ負けした大きな要因だろう。
ArduinoでつくったASCIIだけのdemo。ASCIIだけにした方がいっそ潔い。