SAND STORM

朝ぼらけ

2012年8月29日

日誌 – 平成二十四年七月~八月

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◇蜘蛛去りて 虫なけど 未だ暑し

三ヶ月に渡って巣を張り続けた蜘蛛が今日見ると居なくなっていた

蜘蛛が去り、季節が変わった

されど未だ蒸し暑いことに変わりない

◇盆 – うんざりする公害塗れ

自動車保有台数統計データ @ 財団法人自動車検査登録情報協会より作成

毎年盆にはウンザリさせられる。人が多いのはまだいい。どいつもこいつもが車に乗って夜徘徊するのがかなわない。

知っているか?泡沫経済が崩壊した後に、この国では車の台数が二倍に増えている。

これほど多くの国民が悩まされ治療も研究も進んでいるはずなのになぜallergyが増え続けているのだろうか?原因は日本全国すべてを侵している自動車の排気煙以外にない。

他の多くの原因は、例えばやたらと使われた食品添加物#1、農薬#2、建材の化学薬品#3などここ二十年ほどで激減している。自動車だけが増え続けているのだ。#4

寄生虫や花粉など副次要因に過ぎない。排気煙の撒き散らす化学物質が主犯だ。すでにdieselから出るDEP(diesel emitted pariculate/ディーゼル排気粒子)などは明らかな因果関係を証明する研究が幾つも出ているのにロクに規制されない。そして上のgraphを見ればわかるように、その様なdieselを撒き散らす貨物車はむしろ減っている。乗用車も原因になっているのだ。

どいつもこいつも車に乗りすぎ、この国は車屋に媚び諂い過ぎる。税金を上げて公共交通機関や自転車道の整備にでも充てるべきだ。

#1 消費者意識の向上や研究の進展で、より害のないものに移り変わっている
#2 同様の理由で、効果は大きいが毒性の高いものが考え無しに大量に使われた段階から、毒性の少ないものに切り替わり、量も減ってきている
#3 化学物質過敏症が認知されたことで規制が導入されてF☆の表示が義務づけられ、以前の野放図な使用からは明らかに減少した。白蟻駆除剤の規制は6~7年前。
#4 杉は戦後の一時期住宅boomで一時的に高騰したため植えられただけで、すでに何十年も前から伐採で減少し後は荒れるに任せるだけで減る一方。そもそも杉花粉はallergy源の極一部に過ぎない。また生活環境が変わったのが原因というが、明らかに昔の生活でない密閉性の高い住居が大半になった後のここ二十年ほどでさらに右肩上がりで増え続けている。

◇蜂

便所に入ると、網戸を開け放していたせいで

雀蜂が入っていて何やら壁と柱にある隙間を何度も往復している

何がそんなに好きなのか、ひたすら往復し、終いには飛び回り

また入ってもいたので布をぱたぱたとするとふらっと出ていった

よく肥えた大きな蜂というのは気まぐれなものだ

◇蝉

先日のことだが、蝉の幼虫が地面から抜け出し、まさに殻を脱ごうとしてゆっくりゆっくりと高い場所へ向かっていた

蚊に刺されながらしばらく見ていると、落ちている木の枝の上にのぼり

ゆっくりゆっくりと殻を脱ぎ始めるのだった

後で訪れると空になった蝉の殻だけが残っていたが

あの蝉は今頃元気に鳴いているだろう

◇満月

実に大きく美しい月だ。これほどの明るい月は半年に一度も見ることはない。

ピーピーと鳴っている警備員がうろついていると思ったら、警察まで来た。機械の誤作動か何か知らないがこんなことでまで出向いてくるのだから暇なものだ。

◇蜘蛛

亞熱帯に潜り込んだのかと錯覚するような異様な熱気と湿気のためかどこにも蜘蛛が多い

ナメクジの多い年がある、赤虫の多い年がある、小蠅の多い年がある、今年は蜘蛛の多い年なのだ

洗面所の外に、台所の外に、部屋の中に、散歩の途次に、まるまると肥え太った蜘蛛が自慢げに巣を張り散らかしている

先日気づいたが、蜘蛛というのは巣を張りっぱなしにするのではなく、丁寧に毎日集めて仕舞っては張り直している

綺麗好きなのだよ、彼女たちは。そこらの脳が古びて爛れた者どもより百倍綺麗好きなのだ

しかし、この湿気と熱気の支配する王国に誰が異議を申し立てるのか?

◇梅雨明け前

異様なる湿気の内

昨日窓の外に小鳥が来て戯れるのを 邪魔せぬように見守れば

今日はつれあいとともに楽しげにしている

愛らしく よほど人間より貴い

一方部屋の中では

蟻が床を徘徊し わが身をついばむ

鳥が部屋の蟻をついばんでくれればよいのに

いったいなにが間違っているのだろう

◇豚に関する事実

豚は尻に火がつかない限り目の前の餌を漁り続ける

それ以外に何も為すことはない

◇寝台

不具を牀とし、不能を枕とす

愚山は積むにあたわず 愚行も為すをあたわず

ただ愚考を散ずるのみ

◇磨く

天が破滅を望むなら 甘んじてそれを受け入れよ

天が一億の死を望むなら ただそれを飲み干してゆけ

破滅の波と死の飛沫が 刺立つ岩を磨き落とす時

ようやく動けるようになるだろう


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