SAND STORM

朝ぼらけ

2009年10月18日

Theseus: Return of the Hero

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 20:10

Released: Jan 19, 2006
Developer: Sigma Team (Russia)
Publisher: Sigma Team
Engine: Alien Shooter engine

Official: Official site of Sigma Team company – Theseus – Return of the hero
Forum: www.sigma-team.net forum Index > Theseus – Return of the hero

(Normal/Hard clear)

三人称(Isometric View)撃ちまくりShooting game”Alien Shooter”と同じengineを用いて作られた外伝的続編。

[Story]

Despite all the human efforts to resist monster invasion, the blood-thirsty creatures keep occupying new territories. Theseus, the hero of this game, arrived in a small European town and got into the very middle of such a battle. Of course Theseus immediately joins the fight against the aliens.

Alienの侵略に抵抗する多くの人々の苦闘にもかかわらず血に飢えた怪物どもはその占領域を拡大させていった。Theseus-このgameのhero-は欧州の小さな町に辿り着くと、そんな戦闘に巻き込まれる。もちろん彼はすぐさま人類とAlienとの戦いのただ中に身を投じていった。

設定はハッキリしないが、ASの主人公達とは関係無く、Russiaの田舎町をAlien Shooterの敵が襲い占拠してしまった、そこここに取り残された民間人を救出していく—というplayになる。

敵・武器は初代Alien Shooterの流用が多く、作りはAlien Shooter2(Vengeance)よりZombie Shooterに近い。


[各版・販売形態]

販売はRegNowやCasual game販売Siteでのonline販売かpackage。なぜかRegNow(online販売)の方が高い。

2008.10にOfficial SiteでFull versionがFreeで公開されたのでタダでplayすることが可能。

[patch]
なし

[Trouble]

・画面に線が入る
Catalyst Control Center -> 3D -> More Setting -> Alternate Pixel Center をOFF

[menu/config]

・操作は固定だが、Theseus.cfgを開けば一部変更は可能。

・800×600/1024×768でwidescreenには対応していない。

・血の色を赤と緑から選べる、途中変更も可能

・save/loadはmission clear時の自動saveのみでprofileごとに一つしか為されない。継続はContinueで行う。

これらはAlien Shooter engine共通

[難易度]

EASY/NORMAL/HARD

難易度ごとに敵の量がかなり異なる。Alien Shooterをこなしてきた人だとHARD以外はまったく物足りないだろう。

NORMALとHARDでclearしたが難易度変更でかなり印象の変わったgame。

恐らく本気でbalanceが取られているのはHARDのみで後は機械的に量などを落としているだけだと思われる。Alien Shooterでは実質難易度は一つしか存在せず、その中でも敵や武器の出し方を間違ったFight for Lifeはかなり不味かった、つまりASでplayして気持ちのよい状況を作るには繊細なbalance調整が必要なのだがTheseusではHARDでしかそれは為されていないと見るべきだろう。


[game mode]

・campaign

campaignはmapをこなしつつ溜めた金で能力を鍛えたり武器を購入していくmode。

最初はseriesおなじみの蛙Alienと遊ぶ所から始まる。最も研究施設に入ることはなく舞台はほとんど野外。

・Survive

Surviveは固定したmapで段々と強化されてくる敵と延々戦い続けるmode。武器/itemは敵が落として行くので拾って強化する。

○最強武器を手に入れるまでplayし続けるのがほとんど不可能だったASのそれに比べ、Theseusではplayが続けられるようにbalanceを練り込んである。

[graphic]

Alien Shooterと比べものにならないほど建物/field/置物などはvarietyに富んでおり、描写も力の入った物になっている。SIGMAの描画は2Dでは限界水準だろう。

◎倒した敵、飛び散る血飛沫や内蔵、弾丸の薬莢、建造物の破片、すべてが何一つ消えることなく塗り重ねられていく大量虐殺STGと相性のいい圧倒的な描写は相変わらず。

×同じstageでのplay中に昼->夕方->夜の時刻変化が起き、全体に見づらくなる

特にlevel進行中に時間や天候変化で起こる画面が暗くなったり雨で見づらくなるeffectはZombie Shooterではまだthemeにあっていると感じたが、Theseusのそれは見づらさを助長しているだけに感じる。

△過度に緻密になった描写

全体に描写の緻密さを優先させてgameplayにあまり配慮していない。単なるShooting gameなら初代AS程度が適切だと感じるのは私だけだろうか。

[Object]

箱樽に加え、羊や牛を破壊できるのは面白い。麦袋などこれが壊せたらもっと楽しいのにというものもあるが、壊せるものは増えている。それが作業感を強くしている一面もあり。

Alienと一緒になってキャベツをブチュブチュ踏みつぶしていくのは楽しい。たぶんTheseusで一番楽しい場所だが、残念ながらここ一カ所にしかない。cattle mutilationされた牛や羊にshotgunをぶち込んで解体していく。

また一部objectは押して動かすことができる。

[level design]

全10level

舞台そのものはlevelごとにかなり異なっていてvarietyに富んでいる。

初期が農場、そこから街道を通って街に辿り着き、英国庭園のような場所を抜けて地下牢洞穴と潜っていく。

特に初期の農場で構造がlinearでなく常時色んな所にAccessできる作りになっていることが多いが、練り込みが足らないので面白さに繋がっていない。同じようなことの繰り返しで作業感が強い。

ではlevelが進んでmap構造が一直線になると面白いかというとそんなこともなく、どうにもスッキリしない作りだ。

×ハマりが多い

木々が立ち並ぶ場所他、入ると抜け出るのに異常な手間を要するハマり状態になることが多々ある。

ちなみに前作であったようなSecretはそういう外縁には無く、すべて建物の中なので下手に探りに行く必要はない。

[武器・支援装備 / 射撃]

二丁拳銃:弾薬無限
Shotgun
Grenade launcher
Machinegun
rocket launcher
Ion Cannon: ASでのMagma Rifleに相当

Armor三種
Automatic Medikit LIFE0で自動回復
Extra Life 1UP
Pocket Torch 懐中電灯
Radar 画面下部に小さなRadarが表示される
Battle Drone 壊れるまで主人公周辺をうろつき攻撃を仕掛けてくれるball

×当たり判定の変更などから来るHit感、Minigunの連射速度、武器の種類、多くがASに比べ劣っている。全体に撃っていて爽快感が薄い。

武器の種類ではfreeze Rifle/Pulsegun辺りがなくなったのが痛い。それにMagma Rifleの代わりのIon Cannonは爽快感に欠ける。

最初はBGMをONにしていたのだが、当たり判定がハッキリしないので途中からOFFにして音で判断できるようにしてplayした。つまり見た目だけでは分かりづらくなってしまっている。

×Z軸の無意味化

Alien ShooterはZ軸(縦)をもった簡易3D Shooting gameであり、それが射撃行為に深みを生んでいたのだが武器と敵の当たり判定両面でその差を認識し辛くなった。このCasual playerに合わせた縦軸の無意味化はこのTheseus以後固定化していく。

[damage system]

主人公の能力で最大体力・移動速度などが変わってくるので一概に言えないが

△武器・弾薬のInfalation化

まず敵がかなりの確立でitemを落とすようになった。このおかげでNormalで弾薬に困ることはまずないだろう。また全体に体力回復Kitの量が多いので地形的に追い詰められでもしない限り死に至ることはほとんどない。このせいで、こちらが真面目にplayをしていないと大damageを受けたり、死んでしまうといった緊張感が薄く、結果作業感の強いダレた進行になってしまっている。死ぬ時はダラダラやっていたら死んでしまったということが多い。

HARDではさすがに大量に敵が登場するため死にやすくなるし、倒すのに骨は折れるが作業感の強さは変わらず。

Turret(砲台)で大量の敵を処理するのが楽しくないのはどうも・・・

△自爆damageなし

元々Alien Shooterはrocket/Grenadeなどで自爆damageを食らうgameだったのだが、Experimentでrocket/Grenadeの自爆damageがなくなった。

ASの武器特性と敵の出し方ではそれでbalanceが取れていたのだが、回復機会が多く、緊張感の薄いTheseusでは自爆damageがあった方がいい。

[敵]

基本的にはAlien Shooterの敵を流用しつつ、一部置き換えと追加を加えたものになっている。

敵の内STGに大きく響いているのが蜘蛛の変更だ。以前の蜘蛛というのは背丈が低く、Minigunで正確にAimしないと倒せなかった。しかしTheseusでは背丈が高いため多少移動速度が速いだけの他の敵とあまり違いのないものになってしまっている。

Normal:BOSSは新味はあるが攻略はひたすらグルグル回りながらitemを回収しつつひたすら撃ち込むというもので攻略の面白味はあまりない。

Hard: Normalで倒した時とはかなり印象が違った。damageを負っていくごとに攻撃手法が多彩になるなど細かく作り込まれていて、やりあって楽しい相手だ。Normalでは難度を落とすために色々削られていたようだ。またこの後に待ち受ける真のBOSS戦もHARDでclearした時の方が明らかに良かった。

[味方]

×民間人救出はなぜかAlienのたむろする場所に座り込んでいる緑に光る人に触ると白く光って消滅してしまうというもので世界観的にもおかしいし、助けたからといって武器や回復Kitが貰えるわけでも得点が入る訳でもなく無意味。

[総評]: Titleの主人公がgame全体を表している

より濃密化したgraphicで一見形にはなっているものの、実際にgameをplayしてみると全体にShooterとして研ぎ澄まされておらず、多くの箇所で完成度の低さが露呈する。

Titleに昔筋肉増強剤でマッチョにしてた人間のなれの果てみたいな筋肉なんだか脂肪なんだかわからない崩れかけた肉でゴテゴテの男がでてきて何だこいつはと思わされるが、その姿がまるでgame内容を象徴しているかのようだ。

この後のZombie Shooterでもそうだが、SIGMAは三次元ShooterとしてのAlien Shooterをちゃんと引き継いで突き詰めていくことはなく、graphicこそどんどん細密になっていくものの内容がCasual化していってしまっているのは残念。


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