SAND STORM

朝ぼらけ

2013年2月3日

Master Levels for Doom II – 情報

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 16:12

Released: December 26, 1995
Platform: DOS,家庭用機
Developer: various author
Publisher: id
Engine: id Tech1 (Doom engine)

Official: n/a
Forum: ZDoom / Steam Community Forum,discussion/ NeoSeeker / NewDoom / Doomworld
Wiki: The Doom Wiki / Wikipedia / FAQ

Doom 2用のexpansion。専用に製作されたlevel WADの寄せ集めで、本編の様に武器などを引き継いで継続していくepisodeではない。

 

[Edition]

まずphysical packageで売られ、それにはMaster Levelsだけでなく、1830ものPWADがMaximum Doomとしてbonusで付属していた。現在download販売されているものにMaximum Doomは付いていないが、Maximum Doomはinternet経由でdownloadできるものを集めただけのものなのでばらばらに入手することは可能。当時はinternetの回線が遅い上に使用料も高かったのでこういった物理媒体での販売も行われた。

#D!Zoneというinternetで拾える著しく質の低いPWADやutilityの寄せ集めがidの許可を得ずに販売された。それへの対抗だろう。

Maximum Doom | Doom Junk

download販売では単体販売でのみ入手できる。id Storeにないので現状Steamでしか販売されていない

※Doom 3: BFG Editionにも含まれているという記述を見かけるが含まれてはいない。

またXBOX、PSNなど家庭用機のDoomにも収録されているがそれらはおまけ扱いのためlevel数が減らされている物が多い。単体download版で入手するのが確実だろう。

選に漏れたPWADも一部公開されている。Master Levels | Mustaine.com


[準備]

Master Levels for Doom IIの名の通りDOOM2を基盤としており、まずIWADのDOOM2.WADを読み込んだ後、そのlevelの一部をmemory上で上書きして置き換える形でplay可能な状態になる。問題はそれぞれのlevel wadはDoom2でepisodeが進むに従って順番に読み込まれるlevelごとに割り当てられた変数(MAP01~32)をバラバラに指定しており、あるwadはMAP03を置き換え、他のはMAP32を置き換えるといった具合なので、ただwadを読み込んでも元になるIWADのDOOM2.WADのそれが出てくるばかりで該当levelまで進まない限り肝心のMaster Levelsのlevelをplayできない。これを即座にplayできるようにするには、付属の特殊なlauncher(DMLOAD.EXE,DOS用program)を介して起動するか、consoleで該当levelを直打ちして飛ぶか、もしくはRisen3D付属のものやZDLなどのlauncherで開始levelを適切に選択しないといけない。

これでは不便なので、手間はかかるがこれらを一括してplayできるようにWADに変更を加える。

Master Levels Menu Interfaceを用いる方法

DOS版のmenuをZDoom系のportで使える様にし、高質化と高機能化を図った専用interface,Master Levels Menu Interface | Doomworldsを用いる。

それぞれのPWADが対応する変数はDOOM2.MAPに記述してある。

ATTACK.WAD: MAP01
BLACKTWR.WAD: MAP25
BLOODSEA.WAD: MAP07
CANYON.WAD: MAP01
CATWALK.WAD: MAP01
COMBINE.WAD: MAP01
FISTULA.WAD: MAP01
GARRISON.WAD: MAP01
GERYON.WAD: MAP08
MANOR.WAD: MAP01
MEPHISTO.WAD: MAP07
MINOS.WAD: MAP05
NESSUS.WAD: MAP07
PARADOX.WAD: MAP01
SUBSPACE.WAD: MAP01
SUBTERRA.WAD: MAP01
TEETH.WAD: MAP31/MAP32
TTRAP.WAD: MAP01
VESPERAS.WAD: MAP09
VIRGIL.WAD: MAP03

厄介なのが上のlistにあるように同じlevel指定変数を複数のwadが使用していることだ。この為にそのままwad群を読み込んでも同じ変数が競合してerrorが出てplayすることはできない。しかし、ZDoom系はこの競合を回避する機能があり、wad群をmapsというfolderに入れてそれを圧縮して拡張子をpk3に変えて読み込ませれば専用interfaceからplayできるので以下の手順を踏む。

1.lump editorのSladeをdownloadし、起動する。
2.wadの中身を書き換えるので、master folderの中にあるwad folderを別の場所にcopyしてそれを用いて作業する。
3.TEETH.WADをcopyして同じ場所にTEETH2.WADをつくる。
4.SladeでTEETH.WADを開いてMAP32以下の

MAP32
THINGS
LINEDEFS
SIDEDEFS
VERTEXES
SEGS
SSECTORS
NODES
SECTORS
REJECT
BLOCKMAP

を削除する。

5.TEETH2.WADを開いてMAP31からMAP32の上のBLOCKMAPまでを消す。
6.すべてのwadがmapsというfolderに入った状態で、そのmapsをzipで圧縮し、拡張子をpk3に変える。
7.zdoom-[account].iniを開き

[Doom1.Autoload]
Path=C:\Doom\1\addon\Master-Levels-wads.pk3
Path=C:\Doom\1\addon\ZDMLMENU.pk3

といった様に記述してwadの入ったpk3とMaster Levels Menu Interfaceのpk3を読み込ませる。

8.GZDoomを直接起動する。※ZDLのようなmenu画面を飛ばして直接gameを開始するlauncherでは意味を為さないので注意。

また別の方法もある。

1.lump editorのSladeをdownloadし、使える状態にする。
2.wadの中身を書き換えるので、master folderの中にあるwad folderを別の場所にcopyしてそれを用いて作業する。
3.Sladeを用いて、すべてのWADのMap Marker属性の名前であるMAPxxをWAD名のそれに書き換える。※WAD名で変数指定してあるので他では駄目。
4.TEETH.WADのみmapが二つ含まれるのでMAP31をTEETHに、MAP32をTEETH2に書き換える。
5.修正したwad群を何のdirectoryにも入っていない状態でzip圧縮し、拡張子を.pk3に変えてZDoomのiniを編集して読み込ませる。
6.zdoom-[account].iniで

[Doom1.Autoload]
Path=C:\Doom\1\addon\Master-Levels-wads.pk3
Path=C:\Doom\1\addon\ZDMLMENU.pk3

といった様に記述してwadの入ったpk3とMaster Levels Menu Interfaceのpk3を読み込ませる。

7.GZDoomを直接起動する。※ZDLのようなmenu画面を飛ばして直接gameを開始するlauncherでは意味を為さないので注意。

Doomsday系などは競合回避機能もなく、Master Levels Menu Interfaceのようなsystem改造を伴うものはまったく動かせないので、ZDoom系以外での動作はSledでMap MarkerをすべてMAP01に書き換えて最初のlevelとして読まれるようにするか、以下の手順でepisode化してそれをplayする手法をとるしかない。

※試してみた所Doomsdayではどうやっても起動できない。Risen 3DはdefaultのMAPnなら付属のlauncherから直接指定して起動できる。MAPnかEnMnしか認知しないのでMap MarkerをATTACKなどに変えると開始できない。

・一つのepisodeにする方法

Sledを用いて各WADのdataをひとつのwad内にすべてpasteし、Map Marker をMAP01から順番に名付けていくか、下のutilityを用いる。

※このutilityは結合した際のlevel指定変数をWAD名にして、それをZDoom用の設定fileで読み込むのでZDoom系以外で機能させることはできない。

Unofficial Master Levels for Doom 2 Patch | Blzut3’s Weblog

このutilityはPC単体版のそれだけでなく中途半端にしか収録されていない各種家庭用機版にも対応しており、さらに並べ順もalphabeticalだけでなく、よりepisode感が得られる順番を選択できる。Browseでwadのあるpathを、上のtreemenuでどの並び方にするかを(readme.txtに詳述)、下のtabはどのmusicを鳴らすかのようだ。

episodeにした場合、連続してplayできるようになるが、武器が引き継がれるのでそもそも単体でplayすることを想定されたPWADの設計とは異なる開始条件になる。この引き継ぎをやめてlevel開始ごとにresetするにはmaster.wadを開き、MAPINFOを見て

map “ATTACK” lookup “HUSTR_ATTACK”
{
next = “CANYON”
secretnext = “CANYON”
sky1 = “SKY1”, 0
cluster = 11
music = “D_INTDM2”
}

上の様に記述されている各mapの設定に

resetinventory
resethealth

の二行を加え、

map “ATTACK” lookup “HUSTR_ATTACK”
{
next = “CANYON”
secretnext = “CANYON”
sky1 = “SKY1”, 0
cluster = 11
music = “D_INTDM2”
resetinventory
resethealth
}

としていく。この二行があるとlevel開始時に体力と武器の両方がhandgun*50,health 100%にresetされ、本来のPWAD想定のplayになる。またnextの設定を変えればmapの進行順序を変えることもできる。

[紹介]

このexpansionの為に選別されたmodderによって新たに製作されただけありそれぞれのmapは手の込んだ作りで、よく出来ている。Doom 1,2より縦の構造と広い空間を使った特徴的なものが多い。

全体に難度は高めで、上下するtubeを軸に至近距離での厳しい闘いを強いられるTEETHや野外で大量のRevenantの誘導弾に追いかけ回されたと思ったら屋内はもっと大量のRevenantの巣だったというMEPHISTOなどは異常な厳しさだ。

TEETHで驚くのが捕らえられた味方が殺されない内に解放すると良くできたAIで動き回って敵と戦ってくれること。

この記事でやり方を紹介したが、単体で遊べるのはいいとしても、episodeとして連続して遊べる形で提供されなかったのが惜しい。確かにばらばらの作者が作った物であるため、毎回設定をresetしないと正しく機能しないが、上手く繋げると物語性の強い進行になる。alphabet順ではそれが上手く繋がらない。


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