SAND STORM

朝ぼらけ

2014年1月17日

日誌 – 平成二十六年一月

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 03:25

◇日本のCD

去年前半ぐらいまでCDという媒体はもう付き合うのを終わりにすべきと考え、人生のなかで余程記憶に残ったもの以外、積極的に処分して数を減らしていたが、後半からやたらと買うようになった。

一つの要因は洋楽のCDがひたすら安いことだ。一枚1000円を切るのは当たり前、最安値では八百円を切るものもままある。特に凄いのは発表した全CDを簡易なBOXにして三千円程から十枚以上入ったものでも五千円程で売っていることだろう。日本のCD一枚買う金額で、歴史上重要といっていいような音楽家のCDすべてが手軽に入手できる。

だから昔、聞きたかったが無闇矢鱈と買うわけにはいかなかったので我慢していたものや、好きなalbumを出していたmusicianだが、album全部揃えるのは金がかかり過ぎて無理だったのをどんどん買っていっている。加えて、洋楽は大概Youtubeで全曲参照可能なので、外れのものを買うことは滅多にない。

逆に、著作権団体が口やかましく金をせびったせいで、自由に流すことがまったくできなくなり、動画での確認どころか、せいぜい数十秒の試し聴きかできないのに三千円で売られる日本の音楽家のCDは、先に「その人の活動全体を応援する」という心理状態に入っていないと到底買うことはできない。だからジャニーズやAKB48商法があれほど盛んになるのは必然だ。大量生産の複製物という本来距離や時間を無視できる存在が、逆に頻繁にliveに行ける人間だけしか買わないような代物に成り果ててしまっている。これほど技術も時代も流通も変化した今、こんなことが横行しているのは目眩がする思いだ。

日本の流通の愚かな所は未だに関所modelが通用すると思っている所だろう。mass mediaでガンガン曲が流れて、自動洗脳状態で聴きたい人が大量発生し、CDを買うしかないという二十年前の商売を未だに続けてる。既にCD(というより円盤)を買う人間は、信者か、中身の質を確認して、それでも、それだからこそ買いたいという人しかいないことを理解していない。前者には特典だの何だのをつけて満足感と引き替えに高い価格を、後者には技術の進歩を最大限に活かして可能な限り安い価格を提供する他ないのだ。このような状況では中身がそのままどこかにuploadされて、それを誰もがタダで丸ごと参照できることは、商売の邪魔どころか購買の前提で、商品の中身を公開しない関所は障害でしかない。むしろ、official siteやYoutubeで購買に繋がる形でいいように公開しないから、何の利益にもならないrentalや海賊版に走るようになる。こんな終わった流通の奴隷になっている日本の音楽家が食えないのは当たり前だろう。

◇賽の河原

生きながら地獄の入り口に来ている

つまり賽の河原にいるなら

そこに積んだ石は 幾ら積んだところで

鬼どもに崩し散らされ 無意味に帰ることを知らねばならない

石を積むことが人間として扱われる世界に帰る唯一の道に見えても

やっていいのは別の道を探すことだけなのだ

◇”まだ”ってなんだ

結局、一週間ほどして見て貰ったが、予後がよく痛みも何もないのですぐ終わった。抗生物質だの何だのと貰って飲んだが、万が一用だろう。

反対側が心配なので聞いたら、「まだ、虫歯になってないね」ということで大丈夫のようだ。人間一度痛い目に合うと過剰にそれを気にするから、むしろそこはやらないもんなんだなぁ。決まってやるのは不注意な箇所。

◇痛み

身体の痛みも色々あって、指先が切れて洗い物に困るだとか、冬に唇が切れて中々治らないだとか、中の方の筋やら間接を痛めて延々治らないだとかは最悪だが、怪我をしても速やかに治っていくようなものの痛みだと、生を実感させてくれて心地良い。恐らく肉体に備わっている自然の力を活性化してくれるのだろう。

そういうこともあって里山程度に軽装で入ることが好きなのだ。

◇親知らず

今更親知らずを抜く羽目になった

磨きにくく、唾液が届かない場所であることに加え、歯医者の確認が甘いのも一要因だが、上あごの親知らずの根本が虫歯に犯されて欠けるほどになったため、抜いてきた。

成人の奥歯を抜くなんてのは尋常なことじゃないが、あまり効かない麻酔を打って延々十分以上右に左にとひっぱりながらほじくりだすと、二本の根が絡むような抜き出しにくい構造で、また虫歯はかなり侵食していて神経に届く手前であった、

痛み自体は身体の喪失に対する当然の反応で、生きている実感が味わえていいのだが、親知らずと言えどなくなると顎の一番奥をグッとかみしめることができなくなるので惜しい。反対側の同じ部分を触ってみるとどうもこちらもやられているようだ。

いやだなあ

◇真実

人間っていうのは余裕のある所にいると

嘘と真の区別ができなくなる

失敗しても余裕に吸収されて 何が本当かわかることはない

報われなかった己の死骸だけが真実を指している

◇幻影

幻影に答えを出すのは難しい

長い間、子供の逃避場に過ぎないと思い、己に引き起こされた害から破壊し尽くすべき敵と見なしてきた。しかし、その力の大きさを知らされてからは、幻影の無い生もまた有り得ないことを認めざるを得ない。幻影がなければ目の前の生すら回らないこと、ましてや日常の回転から抜け出した、大きなことなど望むべくもないことを。

◇寝て抱く

二年ぐらいどう運動すれば最悪の状態からでも、調子を改善できるか取り組んできたが、最近は毎日橋の欄干の上で寝ている。電柱にも抱きついている。おかげで調子がいい。

抱き枕ならぬ抱き電柱、流行るかもしれんな

◇長い輸送車両

丑三つ時に飲み物を買いに外に出ると、15mぐらいの長さの鉄かconcreteの柱を運ぶ輸送車両が連続して、六台、さらに六台、また数台と通り続けて中々壮観だった。

あれほど長いと、車輌は分割されていて、前後をよく分からないtubeで繋いである。

昔は大規模土木建築が頻繁に行われていたので普段見かけないようなものが通ることもままあったが、最近では珍しい。


関連記事

2 Comments »

  1. 歯医者は本当評判を調べないとなかなか満足する治療には辿り着けないという気がします
    海外でも同じ傾向

    Comment by nanashi — 2014年1月22日 @ 07:17

  2. 困ったことにその先生に子供の頃から全部弄くられてるんだよねぇ。腕が悪いかといえばそんなことはないし、最新医療どんどんやるかと言えばそんなこともなく、じゃあ全くの旧態依然かと言えばそうでもなく。
    というか最近の医療って痛み回避の為に、妙にヌルくなってる気がするんだなぁ。検査も治療も痛くてもいいから後で問題が起きないようにして欲しいんだけど。医者の側が”叱る”ってのもあんまりない。こっちが聞かないと、自分の側が維持していく上で肝心のこと言ってくれない。素人が本なんか読んでも何が重要で何が重要でないか、判別がつかないから、そういう生きた場で聞いていかないと有用なものに辿り着けない。
    病院や医者って、そこが必要な技術や知識持ってるか以上に、患者の側が質問上手、交渉上手じゃないとすごく損するように出来てる。

    Comment by sajin — 2014年1月22日 @ 07:43

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment


sand-storm.net