SAND STORM

朝ぼらけ

2014年11月16日

[旅行記] 足利 参(両崖山) – 平成二十六年十一月

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 02:06

◇両崖山

両崖山=足利城への道はhiking courseの一部だけあって全体にとてもよく整備されているが、とにかく岩肌が露出した場所が多くを占める。そしてそれが実に良い!これは整備して敢えて残してある岩肌なのだ。大体において行政が整備するとまるで安全寄りにして元の良さが消えてしまうことが多いが、ここはちゃんとした道ながら危険さが自然そのままに残っている。

国土地理院地図(電子国土Web)の該当部分

あの山が目指す城だ(説明板に城の由来が書いてある)。平日なのに、合計5人ぐらいは途中で歩いてくる人に遭った。

最後の城郭部に登る所だけは急である。登り切ると休憩所があり、これまで来た山々を一望できる。端の方に小さく見えているがのが最初のrestaurant(レストラン)だ。

道程を振り返ってみると、最初の神社の階段でかなり比高を稼ぐのと、岩場の歩きやすさもあって、見た目の印象に比べてかなり楽である。

というのが、山で一番キツイのが、

  • 斜面と落ち葉や砂気のある地面が組み合わさって足下が滑る
  • 藪を必死で掻き分けながら前進しなければならないといった障害物の存在
  • 斜面角度が中途半端で手で掴みながら登ることができず、足だけで踏ん張って登らねばならない

といった場合だが、この山にはそれがない。急な場所は全部階段か岩場で、岩は自由に踏み場を選んでかつ手も使える。見た目の厳しさ・危なさに反して楽なのである。

休憩所すぐ向こうに、岩を穿った堀切がある。堀切を右に下るのが最短で麓に下りる道で、こちらも整備してある。

山頂は数段にわたって地元の人によりちゃんと整備されている神社で、こういった生きた信仰と絡んだ山道なので、昔から使われ続けているのだろう。

山頂の御嶽神社に出ると、拝殿こそ無いものの、強烈な場所だ。よく見ると、一旦崩落した左の地蔵,右の地蔵が接ぎ直されており、宗教性というのは、時に人の手によって執念で維持されることを示している。

神社から裏手にさらに大きな堀切、その向こうが曲輪だが写真ではよくわからないだろうから、城の縄張り図を見た方が早い。左下が登山口だ。

城跡を見ているともう日が暮れかけてきたので急いで降りることにした。久々の登山で足が棒のようになったが、よく祈っておいたおかげで怪我はせずに済んだ。こういう場での祈願は、単なる他力本願でなく精神的な集中を整える意味合いが大きい。精神の底からの自力を引き出すための信仰・祈願は重要なものだ。

麓に下りて、本城一丁目から県立足利高校、中学校と抜けるがバス停が見当たらない。中学生に聞いても誰も知らない。大きな道まで出てようやく見つけたが、前の便は10分ほど前に出た後で、17時台にはまったく便がなく、一時間半後に最終便があるだけだった。駅まで3kmほどあったが、東京まで帰らねばならないのに長時間待つのは厳しいので歩くことにした。

日も暮れた中、見知らぬ街を独り行く・・・目的地があるだけマシだ。

疲労が大きいとは言え、身体が歩く状態になっているので、思ったよりかは早く着いた。足利市は高校が十ほどあるせいか、列車には高校生が多い。一般に地方の高校生は、駅員その他が大勢いる都心と異なり列車内での品行はよろしくない。かといってとかく言う程でもない。


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