SAND STORM

朝ぼらけ

2014年11月26日

[旅行記] 桐生 伍(桐生城) – 平成二十六年十一月

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 15:36

◇日枝神社

しばらく漕いで登山口の一つである神社に参る。境内は便所と手洗いなどが完備されていて使い易い。拝殿の前には城主が植えたという桐が並んでおり神社の縁起で加護があるというので、一枚葉を胸に入れていった。

◇登城

整備された登城口として、神社裏とは別の上流の林道を城裏手に上がる道があり、登りはそちらを行くことにした(登山道)。

車が登れるほどの傾斜とはいえ、ぜいぜい言いながら舗装された林道を上がっていくと駐車場にたどり付き、ここには城跡図の看板がある。

駐車場から少し上がると、いよいよ本格的な山の入り口だ。平になって切り倒した木がまとめてある所は建築会社が埋め立てていて、splay缶やplastic bottleなど廃棄物を混ぜ込んでいるのはこういう場所には勘弁してほしかった。

◇山脈へ

この細い混凝土の土管が建ててある場所をそのまま行けば城跡なのだが、なぜか山に登りたくなって上の方に行き、大体こんな感じの急な山道を比高200mほど登っていく。かなり登ると整備された杉の植林地帯に出、そこを上がりきると城真裏の山の頂上部分に出た。

さらに抜けると岩がちで陽射しの当たる稜線に出る。紅葉の季節で彩りが美しい。

しばらく進んだ頂上部で、残った麺麭(パン)などを軽く食べて一服する。ここからは遠く街を望むことができ、ひさびさに味わう爽快な気分だ。

あまりにも気持ちが良いので、そのまますぐ先の大形山から吾妻山を繋ぐ尾根(国土地理院地図の該当部分)を縦走して南の街の方に降りていきたかったのだが、城跡に行くのが目的なので元来た方に帰ることにする。帰り際道を見失ったが、山で下る尾根を間違えると、とんでもなく違った場所に出るのである程度時間をかけて調べて正しい方に下った。

◇城跡

土管の分かれを真っ直ぐ行くと、城跡に入る堀切に出会い、三の丸脇を抜けていく。途中曲輪に登ったり、掘を見て回ったりしたが、二の丸と本丸間の堀切など、堀切が多くかなり見所のある城である。北曲輪方面にも下ってみたが、そちらも良かった。

本丸周辺は(遺構を破壊気味でないかとも思うが)、かなり整備されている。本丸に上がると、大きな石碑もあり、公園として扱われているのだろう。

晴れてはいるが、晩秋ということもあり上州は冷たい風が強く吹き付ける。「五百年前の城があった往事もこのような風が吹いていたのだろうか」と感慨に耽りつつ、身体が冷えてきたので下山することにする。

帰りは、手すりの切れた所から、神社裏に出る違う道を下る。この山は頂上近くの斜面に桜を植えて、それがよく見えるように下草を刈り尽くしているという、凄い手間のかけようだった。

◇下山

山裾の根小屋の合った削平地を過ぎ、神社脇に出て、腕時計を外して顔を洗い、汚れを落としてしばらく休んだ後、自転車に乗って保存地区を下っていく・・・

何か宿で食べるものでも買って帰ろうかなどと考えつつ、ふと時間を確認すると、腕に時計がない。籠にもどこにもない。これはさっきの神社に置き忘れた以外に考えられないということで、自転車の返却期限の17時が迫る中、1.5kmほど神社へ向けてママチャリを競技用の自転車か何かのようにして必死で漕いでいった。神社に着いた時には汗だくだったが、久々に本気で自転車を漕いだせいで、身体に合わないママチャリが身体の一部の様に操作できるようになり、それはそれで気持ちいい。もっとも次の日は疲れそうだ。


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