SAND STORM

朝ぼらけ

2014年11月27日

[旅行記] 桐生 漆(南東部)– 平成二十六年十一月

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 21:11

◇立田野食堂

わたらせ鐵道の桐生側終着はJRと一緒なので、そこでまた自転車を借りて、まだ見ていない東南の惡の華関連領域を探索にいく。北は伝統保存地区と繋がる県道68号線を南に下り、まずは腹ごしらえということで、南北の商店街途中にある癖の強そうなこの食堂に入ってみた。

中に入ると、食堂と喫茶店を兼ねたこの店の壁に貼り付けられたmenuは凄い数だ。しばし悩んだが、名物のソースカツ丼と豚汁を頼む。

実は、昨晩宿の桐盛館で夕食を予約していたら、桐生の名物(焼きそば・ソースカツ、ひもかわ他)勢揃いといった豪華なものが出て、山城に登った分は一気に補給できたので、しばらく油っこいのはいいかと思っていたが、この食堂は濃い味だが実に旨い。全体に、桐生は上州の冷たい風に晒されて働く労働者向けの飯が名物になっている。

◇迷う

前日に惡の華 舞台探訪(聖地巡礼)マップを見てある程度把握していたつもりだったが、やはり初めて来る場所で勘違いがあった。駅南方と川の南方を間違えて、渡良瀬川を渡ってしまい、中途半端に古い工業+住宅地帯を彷徨って、わたらせ鐵道からも繋がる東武の浅草直通便を見たり、新桐生駅を横目に、再び北上、市役所隣の金がかかってそうな市民文化会館を横目に、結局立田野食堂の向かいにあるほていやのある十字路に戻ってくる。

◇惡の華跡

実際に入ったのは、西に雷電神社の鳥居を挟んだ一つ北の十字路(GoogleMap)で、この随分前に潰れたpachinko店(GoogleMap)を手がかりに怪しげな通りを進む。

途中、いつ潰れた店だ?という所が一杯あり、戦前に廃業したのではないかという菓子問屋二軒奥のうどん屋は営業しているなど謎の生残力を持つ商店街?であった。

奥まで抜けて、消防機庫向こうの交差点(GoogleMap)の理容かとうの左の商店街っぽい筋に入ると、かなり長い、かつては店が居並んでいたのであろう商店街を行くことになる。そもそもこのどの駅からも離れた場所に商店街があることが不思議なのだが、昔は街道か何かの一部だったのだろうか?

いずれにせよ現在では多くの店がその役割を終えてはいるが、前の通りよりは残って営業している店が多い商店街ではある。

この商店街を抜けた先に、かつて学校だった総合福祉センターと作品で印象的だった水路がある。付近は中々強烈な場所で、道路の入り組み方も実に妙だ。

かつての学校が老人収容施設になっているという所が、この地域の退嬰を象徴しているのだろう。

◇帰路

帰路は違う道を選び、更なる探索を続ける。桐生名物ノコギリ屋根がここにもある。本町に帰る頃は、既に15時を回り、陽が夕陽の色になりつつあった

ギリギリまで桐生にいる予定を組んでいたので、夕暮れが濃くなる頃にようやく街を後にする。小山から東京へと抜け、八時間の鉄路を乗り継いでようやく帰還したのであった。

僅か二日半ほどだが、桐生は濃い。局所に残っているのではなく、到る所にああいうものが充ち満ちているのだ。訪れたらぜひ自転車を借りて堪能してほしい。


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