SAND STORM

朝ぼらけ

2014年11月30日

日誌 – 平成二十六年十一月

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 15:46

◇古本
最近になってようやく雑誌の電子販売が当たり前になってきているようだ。十年遅いという感じだが・・・。

古本は古書店連合の「日本の古本屋」・Amazon・まとめ買いで20%offの駿河屋が定番で、特に駿河屋のまとめ買い割引恒常化で古い資料を大量に入手することが多くなった(質は”可”以下のものから新品の流れ品までバラバラ)。

問題は古い雑誌類で自炊代行規制のせいで、委託すると返却がない。雑誌の大半の頁は情報としてあればいい、といったものだが、中には現物をとっておきたいものもある。そういうものが含まれると代行には出せない。紙の本には紙の本の利点もあるので、どれをどう処理していくかが重要になる。面倒なものだ。

◇honto
hontoで色々買ってみた。

10%off couponを出してきたので、それでAmazonに溜めていた高額本を処理。次いで、紙のscratchで送りつけてきた電子書籍couponで紙の1/4の価格になっていた山上たつひこの一軒家を試しに買ってみる。

readerはbrowserとはまったく別のprogram。使い勝手はKindleと同等以上だが、mobileはともかくPCではWindowsにしか対応していない。画質は、それぞれのdataに依拠するのだろうが、拡大するとぼやけが出、そこまで高解像度ではない。

hontoはNTTと大日本印刷を母体に実店舗として丸善・ジュンク堂・文教堂と連携し、onlineではbk1らを併合した日の丸業界連合に近いもので、実質Amazon対hontoという構図になっている。Amazon側は消費税の支払い操作で優位を築いており(アマゾンで買った書籍の消費税は払い損?!: 日本出版者協議会)、honto側はAmazonにない部分で連携を進めて対抗するといった所だろう。hontoはcoupon企画をやたら作っては、それで宣伝費を相殺して売ってくるという業態らしい。

Amazonの消費税優位は電子書籍部分においては、既に解体決定済み(アマゾンの電子書籍にも「消費税」課税へ・・・「海外企業」からどう徴収するの? – 税理士ドットコム)。紙書籍はもともと利用者側に利点はない。よってAmazonで新本を買う利点はない。

◇四川省占い

四川省とLux DeluxeとSpectromancerだけは恒常的にやっているが、一番続けているのは四川省だ。すでに四川省脳とでもいうべきものに、頭が進化し、同時に多数の牌の表を認識して照応するものを走査するようになっている。

そして、この四川省で詰まった際にできる形が今の精神状態や何がしかの状況を表しているのではないか、という気がするようになってきている。易というものがあるが、あれよりも、この偶然に組み合わされ、そこに自己が干渉してできた結果というものは、現在がより正確に表されていると思うのだ。

◇脂
経験上、人間の代謝における重要な部分が脂の循環、つまり摂取と排出にあるとわかっている。もちろん便という直接的な固形物、尿という水を中心としたものでも排出されるが、油はそれとまた違った、取り過ぎた栄養素を含む幅広い毒素を溶かしこんで排出する。

この油の循環・排出が上手くいかないと体内に毒素がたまって、なんとも言えない具合の悪さになってくる。簡単に味わいたければしばらく風呂に入らなければいい。体はだるく、頭は濁り、神経は鈍り、と典型的な症状が現れるはずだ。もちろん大昔の風呂などなかった頃の野人の様に、一日中動きまわって、脂を消費する形で循環させられれば、それに越したことはないのだろう。しかし、現代人には難しい。

いわゆる温泉での療養というのが成り立つのは、脂を溶かしながら血を循環させるのが大きいのではないかと思う。大体において現代人の不健康は血の巡りが足りない所から起きている。

◇Kindle – copyできない

選択してcopyができないので、辞書で単語を検索するのに一々手入力しないといけない。画像でcaptureできるんだから、まるで無意味だ。

◇興行
興行ならざるものを興行にした、せざるを得なかったのが戦後民主主義の帰結。

◇夢と現実の共存
問題は何かというと、現実には不可能な「夢」を、将来にツケを回したり、他の誰かから掠め取ったり負荷を回すことで、成り立たせようとしていることなんだな。戦前の大東亜主義であれ、社民主義の「揺り籠から墓場まで」であれ、反日原理主義国の反日幻想であれ、共産主義であれ、Adolfの夢であれ、何であれ。

経済事情や安全保障がその様な共同幻想を許す時には夢と現実の共存が通用するが、崩れ出すと内か外に暴走を始めることになる。夢と現実を識別せずに混合して、そのまま信じる連中を増やすとそういうことになる。

本音と建て前というと日本的な特徴として騙られるが、どこの政治共同体であろうと、現実に基づく本音と夢に基づく建前を制御しきれた社会だけが、歴史では生き残ってきているよ。

◇Televisionと大衆
TVのnews類が典型的だが、連中は現実を使って出鱈目な夢や道徳規準を、さもそれが正当であるかのように騙って、大衆を刺激し満足させてるんだなぁ。自分を、結構な身分で、まともで、皆と一緒の良識を持っていて、こういった娯楽は自分も許されて・・・そういった風に感じさせている。TVを見る時、自分は大衆だ・・・大衆として考え、大衆として感じ、大衆として満足する。大衆という大きな「たまり」の中に溶け込んで安心し、満足する・・・

◇生の駆動としての夢
現実とは個々の生命体にとって際限なく厳しく、冷酷なものだ。時に温かく都合が良いのは、たまたまそういう条件が合わさっただとか、他の生命体が犠牲を払って個体に都合の良い条件を整えてくれた結果に過ぎない。

その様な真の意味での現実そのものは、悟りでも得ない限り人間の様な複雑な生命体の駆動力とはならない。人間は、ある種の都合の良さ、即ち「夢」を以てしか、最低限の生態維持に必要な回転を越えた潜在力を発揮しない。

夢が人間の駆動力であるとはいへ、それを現実に適用すると、そもそも現実は”そう”ではないので、悲劇を巻き起こすことになる。それが良い形で起きれば子供時代の笑い話であるとか、青春時代の挫折であるといった、個々人や小集団の経験で済むのだが、夢が共同幻想として維持されるのが当然とされる国や社会となると厄介なことになる。そして私たちは誰もがそういう社会の中に住んでいる。

自己決定の自由を持つ個人にとって必要なのは、まず夢と現実を分離し、夢は夢として現実は現実としてそれぞれ分けて取り扱うことだろう。そして、もしなにがしかの意志や能力があるのであれば、分離した所からまた交わらせるのが、生きるということの本質となる。

問題は、自己決定権のない家族や国家・社会といった集団の幻想で、「犠牲を払って関与すること」と「巻き込まれないようにすること」の二つをよく考えて上手く組み合わせないと地位を保っていくのは難しい。

「現実は冷酷に把握せよ、夢は雄大に持ち、現実に相対する上で己を駆動せよ」

◇夢と犠牲

通常、新規な夢の生成者というのは、その犠牲については考えないものだ。
絵を描くのに、下地や絵の具の無駄を気にしていては、まともなものなど描けはしない。
伝統的で分権的な宗教に害が少ないのは、夢の部分を保持しつつ、それによって発生する害を長い共同体との共存の歴史の中で加工し、削り取ってきた所にある。
新奇な夢には、その様な削り取りなど望むべくもない。しかし、中には例外もいて、それは上下の両方において、超常的なことだ。

◇興行師
興行について書くにはもう疲れた。要約すれば、質の悪い共同幻想が支配する社会には、悪質な興行師が蔓延るということだ。しかし、興行によってしか夢は伝わらない。つまり、誰を選び、どう付き合うかの問題ということ。

◇桐生

桐生への旅の延長は、東京に居て各所に出立しては休息と行動を繰り返した回転の観察から、延長しないとまともに味わうことはできないという読みから行ったものだった。結果は、宿は当たり、場所も当たり、時間的余裕はぴったりで、十分に味わうべきものを味わった。

帰る前の日、山城で疲れた身体に桐盛館の豪勢な飯を入れて部屋でくつろいでTVを眺めると、丁度安部首相が合理的には理解し辛い理由で解散を発表している。

久々に見るとTVというのは中身がなく、本質的には何もわからないことを過剰に垂れ流しながら、わかったような気にさせて感情的に満足させるのが実に上手い。この見事な畜群製造器が、近代化と最初は上手く行く中央集権と社民主義的保障とでぜ~んぶ自立的判断と文化を奪ってきたのだなぁ。

敗戦以来、敵性勢力の手先とばら撒き屋しかいないこの国は、安部の再任以後、いよいよ本格的な衰退を顕わにし混迷を深めていくのだろう。混迷の中で、戦後という異常な逃避と経済発展の中で通用してきたgameをそのまま惰性で生きようとするものは必ず没落していく。滅びにつきあわされる者はまったく以て憐れである。

ここ一年ほど各所をうろついてきたのは、与えられた機会に、これから急速に消えていくであろう継続してきた価値をなるべく見ておきたいということが一方であった。変化をする際は、表面の動きに惑わされない軸が必要なのだ。それは数千年の昔への回帰であり、蔑ろにされる哲理の受肉であり、生きた伝統の体験でもある。

若者は不利にして有利、老人は後に伝える価値のある者を除いてさっさと退くべし、さて中年はどうするか?


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