SAND STORM

朝ぼらけ

2015年5月22日

日誌 – 平成二十七年四・五月

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 04:23

◇手紙

二週間が経つ。俺は手紙を出さねばならぬ。
悪い記憶が薄まると同時に良い記憶も薄まりつつある。

最近、闇に包まれた猿の子の夢を見た。それが陽の明かりの下で裁かれる後も。
いずれにせよ奴の力がある。日は俺からは発せぬ。

◇医者と世代

現代人の70%以上が自覚症状を持つallergy(アレルギー)はここ数十年で急増したもので、現代化が進んでいない昭和三十五年(1960AD)頃までは、遺伝的に異常を持つ人以外ほぼまったくそんな症状が出る人はいなかった。つまり、ここ数十年で例外的異常が普通の人間なら誰でも持っている一般的症状へまったく逆転してしまった訳だ。僅か五十年ほどの間に劇的変化が起きたために、いわゆる団塊の世代辺りまで、allergyや免疫の異常を体感的にわかることができず、酷く軽視する態度が見られる。医者も例外でなく、一定以上上の世代は限定されたことを除いて免疫異常を理解しようとする動機はない。

免疫異常は現代人なら誰でもといっていいほど症状があるのだから、すべての分野の医者が理解していないと話にならないのだが、私がほうぼう当たってみた限りでは、大半は免疫systemの基本すら理解しておらず、極々例外的な人が僅かに定式化された以上のことを調べようとする気があるだけである。人体の免疫systemは多くのことが明らかになっているが、それが全体に対してどのぐらいかというと30%にも満たないだろう。それでも明らかになっていることを基本として理解しているかどうか、さらに明らかになっていないことを探っているかで雲泥の差がある。

私は、現代人に蔓延する慢性疲労だの何だのの基底にあるのは免疫異常だと考えている。免疫systemの複雑さと、わかっていないことの多さのために、杉花粉やダニなどの一部のallergen(アレルゲン)だけが取り上げられてきたが、主体は狂わされている免疫systemの方であり、基本の理解とまだよくわかっていないが確度の高いことの探りをしていかないと下手をすれば一生を棒に振る羽目になる。

「まだよくわかっていないが確度の高いこと」の内、重要なものは

  1. 衛生仮説:乳幼児期から成長期の段階で家畜の糞などに住む細菌が出す内毒素(endotoxin:エンドトキシン)に接触することで適切な免疫均衡が形成され、allergy体質にならない。
  2. DEP(diesel exhaust particles):diesel車からでる排気煙に含まれる粒子
  3. TILT(Toxicant-induced loss of tolerance):sick house(シックハウス)・化学物質過敏症などとして問題になってきたもの。

1.衛生仮説は、清潔で衛生的にしてしまったために本来不衛生なものに対応して変様する分化前の免疫細胞(ナイーブT細胞)が余り、allergy反応を起こすようなものにばかりなってしまうもので、途上国や近代化以前の社会が残っていた老人世代で免疫異常が起きないのは、不衛生なものに対応して免疫細胞が変化し、均衡が取られるのが大きな要因。これは乳幼児期に近い早期が大事で、一旦免疫の均衡が崩れた体質で成長してしまうと後から大きく変化させることは難しい。いわゆる元々喘息だのallergy体質だったのが治るというのは、成長期であったために変化の余地があり、この免疫の均衡が取られるようになったということだと思う。もっとも大人になってから大きく変容しないとはいえ、潔癖症などでこういった免疫反応を起こすようなものに適切に触れなければallergy体質は強化される一方で修正されることはない。

目からウロコのエンドトキシン学 > 13.喘息とエンドトキシンの関係はある?

2.dieselの排気煙(DEP)に関しては、ratの実験ですでにallergy体質になることが確認されている。よく道路沿いに家を建てて住む人間がいるが、気が狂っているとしか見えない。私は交通量の多い道路沿いに住んで、老年になってからallergy症状を発したという人を幾つも見ている(数十m道路から距離を離すだけで拡散するものをそのまま吸い込むことになる)。

3.TILTというのは、殺虫剤・防腐剤、また溶剤やホルムアルデヒドなど接着剤・建材によく用いられる毒性のある化学物質(toxicant)に大量ないし繰り返し暴露することによって、身体が風邪の様な症状・頭痛・思考や集中の阻害・筋緊張を引き起こすようになり(induced)、一度そうなると僅かにそれらの化学物質に触れただけで症状が発生する体質になってしまう(loss of tolerance)もの。”シックハウス”で有名な、化学物質過敏症(本態性環境不耐症)を別の角度から調べて認定したものと言って良い。

化学物質過敏症は患者の側の発生原因・症状は共通しているのに、人によって発症するか否か、また症状の程度の差が激しく医学的mechanismがはっきりしないので、単なる心因性だろうと疑われ、悲惨な扱いを受けていた。人によって症状差が激しいのは、tolerance(毒物寛容性)の欠如に原因があるからで、原因となった毒物以外にも様々なものに反応するようになるし(例えば本のinkであるとか香水)、その程度も様々である。最近になって行政の上の方では、これを前提とした対策も取られるようになっているが、このTILT=化学物質過敏症が日本では医者であってもまるで認知されていない。通常の病院でこれらがまともに取り扱われることはなく、ほぼ間違いなく詐病扱いになる。

化学物質過敏症とアレルギー症の違いについて
安全性について ホルムアルデヒド①(繊維製品の規制関連)|BOKENボーケン

新築の家やapartmentにすぐ入居する、買ったばかりの新車に乗り込むといったことは私なら絶対にやらない。一月ぐらいは窓を開け放って換気し、化学物質を飛ばすだろう。DEPや化学物質過敏症がほとんど問題視されてこなかった理由のひとつは、それが建築・自動車という産業の利益と大きく反するからだと思われる。少なくとも、このような産業の利益と反するものに積極的に研究費が投じられることはない。とは言え、大陸からの汚染物質が誰の上にも降りかかっている昨今、TILTの症状を発するものはallergy同様に増大し続けるのは間違いないだろう。

◇maid cafe

偶然と言えば偶然、単に初期不良のbatteryを交換に行ったついでに、必然と言えば必然、直前の経験で骨身にしみた反動としてmaid cafeなるものに初めて行った。一通り観察し、体験した結果、私はculture shockというものを受けた。こういった深い違いに関する衝撃を受けるのは、昔、大阪に住み始めた時と、印度に行った時と、三度目ぐらいである。

この店のsystemもあるが、maid cafeというのはそれほど高額な料金を取るものではなく、総合的に与えられる接触の機会とliveなどを考えると甚だreasonableなものであり、しかもarbeit(アルバイト)がやってるような大半の店舗より食事・飲み物ともに上質であった。また彼女らは素人の客なども相手にする必然上、その対応はいい意味でこなれており、かなり素晴らしいものがある。

直前に味わった経験と考え合わせると、これからは機会があれば行って、観察と修練と鍛錬と試験を繰り返しておかねばならないと強く思った。

◇消去と変転

限界に満ちた人間の
思考を消し、人間的意味付けを消し
それでも感情は残る

◇職務質問

上下digital camouflageの軍服にmaskというのは多少怪しまれるかと思ったが、大学の敷地内をウロウロしても特に何ともないし、問題ないだろうと思っていた。千葉で十数km歩いて疲れた身体を引きずって秋葉原のgame centerでこれ以上はもう集中してplayできないというぐらいやってから帰ろうとしたら、警察官が寄ってきて荷物を出せという訳だ。善良な一市民なので協力したが、あまりにもしつこく交番に引きずり込もうとするので強制的に切り上げて帰った。

「具体的には、警察官職務執行法2条に、次のように書いてあります。

(1)異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して、何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由があること

(2)既に行われた犯罪や犯罪が行われようとしていることについて知っていると認められること

このどちらにも当てはまらない場合には、職務質問を行うことはできません」

「アキバの職質」に違法判決 警察官の「職務質問」は拒否できる?|弁護士ドットコムニュース

駅前を歩いているだけで、荷物全部出させて、身体検査までさせてやったのに執拗に継続しようとするやり方は違法スレスレだな。疲れていなかったら相手をするのも一興だろうが、ああいう時は御免蒙りたい。言いたいことは言っといたがね。

◇空咳

結局空咳が止まらない。特に空調のきいている場所で酷くなる(自分は普段から空調は一切使っていない。乾燥と埃やカビを撒き散らして何一つ良い点がない。)。最近allergy関連の本を読んでいたので予備知識があったが、こういう喉・気管の炎症が起きて傷がつき防御が弱い状態になると、軽い悪要因で咳などを発しまた傷がつくようになり、それが恒常化してひどくなった状態が喘息である。allergy marchの一種で自分が喘息になる可能性は高い。

近くの見た目は古い医院の呼吸器科に行くと、自分でも色々研究している良医で、良い説明と強めの鎮咳薬と漢方までもらった。医者というのは官僚的寄生虫か実践研究者かで天と地ほど違うものだ。治すことを優先するしかないだろう。

◇出立

それじゃあ会いに行くか

◇前線

先日の旅行から帰って半日ほどすると激しい風邪の反応症状の様なものが二週間ほど続き、これにより、また自己免疫疾患で咳の症状が追加された。
おかげで病院絡みの試行錯誤が遅れて十分な対処が取れない。わかったことと言えばプロスタグランジンの生成を阻害する薬剤(ロキソニン、ボルタレンなど)が恒常的な結膜炎に決定的な改善効果を持つことぐらいだ。

そこから動ける様に築き直して一週間、狭窄範囲での操作をより確実かつ自由ならしめるために、身の回りの変様を進める。
戦ならざる戦は馬鹿げたことだが、中核が失われ、あらゆる周縁が前線と化す。
戦、戦、戦、前線、前線、前線・・・・前線でのみ人は変化する

◇脱糞

「おれはうんこもらした(わらぃ」
かつてこの名言を吐いて伝説となった男がいた。

便というのは、腸が脱水して適度に固形化してくれるから、長時間保持しやすいものになる。この脱水がうまく働かないと軟便、ひどければ下痢といったことになる。この状態になると余程しっかりと保持しないと、ちょっと気をゆるめたり、変な刺激を与えたりすると、「漏らす」ことになってしまう。

恒常的に炎症反応やら免疫物質を生産していると、当然その分様々な栄養素を浪費する。それを補うために頻繁であったり偏った食事をする。そういった変則的な食事を繰り返すと、食べたものを処理するために腸が変化し不健全なものになっていく。おまけに内蔵その他もろもろを制御する自律神経つまり交感神経と副交感神経が狂っており、これを外的刺激で補うために腹回りの運動をここ数年開発してきた。そのおかげで、腸の状態自体は以前より遥かに良好にできるようになったのだが、それが極端な調整であることは否めない。

され、久々に運動できそうだと腹回りの運動から、転がりなど色々やって、帰ろうと歩いていると腹具合が少しおかしく感じる。大したことはないだろうと、そのまま歩いて少し気を抜いた隙に「漏れて」いた訳だ。

宿へも距離があるし、小さな店の便所などで迷惑をかけるのもなんなので、元来た公園へ戻って便所を探す。無情なことに障害者用の個室は塞がっており、一つだけ使用可能であった和式便器にまたがりながら考える。一般に、こういった小便・大便といったことに関することは表立って語られることはない。人がオムツを履いた状態から脱して社会に入る上で一番最初の要件が自分で大小便をこなせることだからだ。小学校にあってさえ漏らせば「えんがちょだ」の「バリアー」だのの言葉が長期間つきまとうのは避けられまい。漏らさないことは最低限の社会的禁忌(taboo)として誰にも本能に近い次元で組み込まれている。今でこそ現代人は、このような下着とズボンで下半身を覆ってしまっているが、近代化以前はせいぜいしていて褌、腰巻きといった程度だった。生活環境も自然や土が露出した場所が大半で漏れそうになってしまえば、すぐにそこらで処理してしまっただろう。漏れるのを我慢せねばならず、一旦漏らすと服を多重に汚して悲惨なことになるのはまさに現代的な現象なのである。

さて、今日はApril Foolといって、でたらめなことを書き散らす日だそうだ。上のも冗句であるかどうかは諸君の判断に任すこととする。


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