SAND STORM

朝ぼらけ

2015年4月4日

[旅行記] 牛久 壱(牛久沼) – 平成二十七年四月

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 00:28

◇牛久沼

牛久沼(Google Map)に行ってきた。

牛久市では貸し自転車をやっていないので、南隣の龍ケ崎市佐貫駅の駐輪場で自転車を借りて北の方にぶらぶら漕いでいく。

沼自体にはすぐにたどり着いた(一番上の水門)。池の辺は風光明媚なもので、桜や木々の花が咲いて気分が良い。そこからAKBの強さを思い知らされたりしつつ道沿いを進んでゆく。

目的にしていたのは沼の沿岸にある牛久城で、km単位で離れているものだと思っていたが、あっさりと到達した。”根小屋”というのは昔の山城の裾あたりに造った館や家屋群で、籠城する時以外に暮らした場所であり、城が近いことを意味する。

橋を渡ると、古い旅館があったりして、普通の場所とは異なる風情だ。

その一つ牛久園に興味を持って少し入ってみると、主館はすでに営業しているようには見えず、

奥の方にはcottageがいくつもあって、昔はそこに泊まったのであろうが、随分前に閉めてしまったようだ。とは言え、どれも荒れ果てるに任せるのでなく、綺麗に整備し続けていて、心意気を感じさせる。

思うに、誰も彼も自家用車を持つ車社会になる前は、この場所もちょっと週末などに来て滞在するには近くて遠い気分で居られるよい場所だったのだろう。しかし、自分で日帰りで行って帰れるとなると、近くなりすぎて宿泊地としての意味を失ったのではないか。それでも前近代の遺風・観光地としての体裁を残しているのは立派なことではある。

◇牛久城

城周縁の沼田などを見つつ入り口から登城する。

登る途中に合間から沼が見える。低い丘程度なので高さはそれほどない。

奥の方に入ると複雑な堀切や土橋などで入り組んでいて凝った造りだと思ったら、やはり北条系の縄張りらしい(説明板)。二の丸の広場と見事な土塁など整備も素晴らしいが、おそらく地元の方の手によるものだろう。

◇小川芋銭

ひとしきりうろついて味わった後、川べりに下りて、池の側の整備された歩道を走って行く。山の上は江戸時代に作られた陣屋で、現在は明治~昭和の絵師小川芋銭の記念館などが建てられている。

小川芋銭記念館 雲魚亭説明板

芋銭が得意とした河童の碑(説明板

小川芋銭というのは、河童や水辺の風景など味のある東洋画を多く描いた人で、『草汁漫画』の挿絵(1,2)などを見れば、当時の新聞や雑誌を構成していた雰囲気の一端がよくわかる。

小川芋銭研究センター(Ogawa Usen Research Center) – 小川芋銭のほとんどの作品を閲覧できる。

ここは土・日・祝しか開館しておらず、ぐるっと回って窓から屋内を眺める他なかった。表の庭にあった長椅子に座って満開に咲いた花々を見ながら過ごす。


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