SAND STORM

朝ぼらけ

2015年5月24日

[旅行記] 豊田ネバーランド – 平成二十七年五月

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 02:46

八王子の手前、豊田(とよだ)駅で下りて、歩けばすぐの豊田ネバーランド。

一見普通のarcade(ゲームセンター)だが、手書きの掲示板にはしっかりとpinballが紹介されており、

少し入るとしっかりと整備されたPinballが古典台から新型機までズラリと並んでいる。早速playしまくってきた。


◇WIZARD! (1974,Bally) IPDB

hippie文化を色濃く感じさせるWizard!は、後の1980’sにつながっていく派手な景気の良さが見える描写flagを立ててから色々な所に通すと得点が入るのだが、flipperに癖があり、続けるのが難しかった。

◇Old CHICAGO (1975,Bally) IPDB

Old Chicagoのbackglassはまさにoldな二十世紀初頭の雰囲気。上のspinnerのあるlaneを通したり、右の穴に入れるとCHICAGOの文字が一つ一つ点灯していき、すべて揃うと大きな得点になる。この台は構成は単純で、直上にあるdumperやflipperで受けると反動ですぐoutlaneに入るので死にやすいが、頭ひとつ抜けた面白さ。古典台のいい部分が出ている。

◇Mata Hari (1977,Bally) IPDB

社長お気に入りにMata Hari。backglass背景に描かれた女性の姿が艶かしい。台の作りも色気があり、drop targetを倒していくのが気持ちいい。

◇CATACOMB (1981,Stern) IPDB

説明されないとわからない台。
通常pinballはdrain(flipperの下の穴に落ちる)するとball lostで終わりだが。backglass部分が死後のplayfieldになっていて、ABCDのlaneの点灯していない場所に通すと、台中央のlampが点灯し、同色のA-Dが揃えばmultiballになる。ただし、既に点灯しているlaneに入れると、こんどこそ死んでしまう。

そういう二重の仕掛けもあって、かなり長時間playできる。

◇Radical! (1990,Bally(Midway)) IPDB

SkateboardでのX Gameを題材にしたRadical!は半ばまでlane入り口が降りており、それに当たってdrainが頻発する。かなり癖のある台。

◇Giligan’s Island (1991,Bally(Midway)) IPDB

この台はとにかくplayしやすかった。右上の渦に入れると、左上の円形台が回転して玉が通るようになる仕掛けも適度に派手。過度な複雑さや難しさがなく、80-90sの作品としては、かなり好感が持てる。

他で見かけないBally brandが多かったが、これは高島屋のPinball Wonderlandに台を提供していたための特殊な構成で、それが戻ってきたら大半入れ替えるそうだ。自分は、変わった古典台や90sの良い台がplayできてこの方がよかった。とにかくここは社長の情熱もあって整備状態がいい。


◇Pinballの内部構造

そうして遊んでいると、社長がpinball内部の機器を解説してくれた。
以前には、機械のしくみを扱ったどこかの博物館の展示にも協力したこともあるそうだ。

当てたら引っ込んで、全部倒すと大きな得点が入るdrop target(裏側)。pinballの役で一番わかりやすく面白い部分だと思う。

bumperのつくり(正面)は素晴らしいの一言だ。下にある白いplasticの受けの部分が、下の出っ張り部分の感作装置と繋がり、傘のような構造でどの方向から玉が来ても均一に察知し、金属の輪が下に降りることで玉を弾き飛ばすというつくりで、普通では思いつかない仕組みが幾重にも組み合わさっている。

台の揺れを感知してTILTさせる振り子(上からの写真)。構造上、左右への振れが円形の接触でおさまりやすいのに対し、障害物のない前後の揺れの方が激しくなり易い。

前から疑問だったので聞いてみたが、nudge(台の揺らし)による機器への損傷は大したことはなく、playに有利になるならどんどん揺らしていいという。壊れやすいのは何千・何万回と玉が通ったり当たったりする通常の機構の方。


おまけでもらったflyer

社長と色んな話をしたが、大阪のSilver Ball Planetは他の事業で儲けた人が日本では珍しい金持ちの道楽として構えているもので、犬山市のゲーム博物館(旧ピンボール博物館)は先代からの基盤があっての特殊なもの、こういった普通のgame centerできっちりと整備されたpinballを提供しているというのは経営的に難しい所があるが、高島屋などに出店したりして頑張っているという。

東京は交通の便の悪いお台場にまとまってあるぐらいで、後は数台見かける程度。豊田も多少離れてはいるが、独自の台構成と整備の良さから、ここに行く価値は高い。古典台は100円=2play,90sは200円=3playとやり込みやすい設定にしてくれていたので、ある程度やりこみを視野に入れて行くのもいいのではないだろうか。

※店内の写真撮影は許可制なので注意。何か撮ってはいけないものがあるというのではなく、他の遊んでいる人が写るのを防ぐため。


豊田ネバーランド – 公式


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1 Comment »

  1. Hello,

    What is the price of your Bally Mata Hari?

    Comment by Pascal Ravard — 2016年2月8日 @ 17:19

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