SAND STORM

朝ぼらけ

2015年7月16日

[旅行記] 真里谷 弐(城山)- 平成二十七年六月

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 01:44

◇登城

記念館でしばらく休憩した後、いよいよ登城を開始する。

とは言え、城に辿り着くまでが長い。途中、厩舎があり首を覗けた馬を見たり見られたりしつつ進んだ(馬尻)。

少し先で、山の一つが禿山になって小屋みたいなものが建っているので何をやっているのかと思ったら、別荘の開発か何かをしているようだ。その為に電気工事車両が十台ぐらい集中してやってきて電線を敷設していた。

そのすぐ向こうが隧道で、damからここまで2km歩いてようやく半ばになる。厄介なのが、ここまで緩やかながらもかなり登ったのに、ここから下りになってしまうこと。下がった分はまた登らねばならない。それに朝出た時は曇っていたのに、よく晴れてきて信じられないほど暑く、汗びっしょりだ。隧道を越えると人はほぼいないので、道中何度か服を脱いで身体を乾かした。

途中、大規模に採土を行った土地があるが、一番奥の山に目指すcampsiteの青いtentが見える。

家が数軒あった後、さらに1.5kmほど下っていくと三叉路に出、左へ行くと「木更津市立少年自然の家キャンプ場」の看板と駐車場がある(途中のリプロントレーディング千葉工場は既に閉鎖されている)。

かなり登ると四の丸の表示があり、さらに上がると脇はすでに城跡だ。一歩中に入ると足元が笹の葉で覆われていて、どの日本庭園よりも美しい。それにここまで上がると、緑の多い山に入ったせいか、かなり涼しく感じる。

campsiteの手前まで行くと通行止めになっているが、これは車両のみで左の通用門から入ればいい。

門をくぐるとすぐに管理棟が見え、真里谷城跡図少年自然の家 案内板が立っている。

管理棟を脇に少し奥に入ると、左手に城山神社の鳥居があり、さらに奥には大規模な屋根付きの休憩所があるが、蚊が凄まじく寄ってくるので休むことはできない。そのまま奥に進むと千畳敷というもっとも広い広場から搦手道、右へ進むとcampsiteから外れて城の三の丸、四の丸、大手門、左の神社の奥はcamp場である。

鳥居をくぐって境内に入ると長年の信仰を窺わせる石像・石碑が乱雑に立ち並ぶ。単に地元の集落の社であっただけでなく、講が営まれていたようだ。

奥には大きな土塁に切り通しの通路を穿っており、土塁の上が城のもっとも高い場所になる。土塁に登って進むと右にcampsiteの宿泊施設が見える。

奥は物見台だが周辺の山しか望むことはできない。ここにも色んな碑などがあり、廃城になった後も、城山神社を中心にこの場で信仰が営まれてきたのだろう。

社殿のすぐ南は千畳敷という広場でcamp用に整備されており、きっちりした虎口が入り口となる。ここから下に数段ある曲輪も整備された広場で、campの際に火を燃やしたり色々するのだろう。

一旦戻って、切通を抜け、先ほど見えた宿泊場へ向かう。右には雑魚寝用のtent、左にはcottageが並んでいる。ここも同じ場所に立っていられないほど蚊が多い(動いていればとりあえず刺されない)のだが、奥にある炊事場は強い日差しで山の日陰と隔たれている上に、すぐ先の崖から風が吹き上げてくるのでまったく蚊がこない。助かったとばかりに服を脱いで、汗で濡れた身体を乾かした。

城跡は、神社と反対側にもかなり広く構築されているのだが、辛うじて茶を持ってきただけで食料がないので疲れた身体に補充ができない。campsiteは閉鎖されているので、水も出ない。高滝damを抜けると自動販売機の一つもない道のりで、potato chipsなどで良いから乾き物を持ってくるのだったと、後悔した。何もないのでは仕方ない、ひたすら休んで余力を生み出すことにする。

campと言えば、自分がcampに行ったのは学校の強制で二度ほどだが、あまり良い記憶はない。嫌なことがあったという訳ではなく、campに対する予備知識も訓練も何もなく突如連れて行かれるので、右も左も分からずやることは強制労働と変わりなかった。また、学校集団をそのまま持ってくるので、それまでの関係性や相互牽制がそのまま持ち込まれて人間関係の発展もない。せっかくあそこまでして苦労させられたのに得るものがほとんどなかった。常々思うが、学校という場は効率的に見えて、人間の自立的育成に寄与することは何一つまともなことをやっていない。

cottageとtentではかなり違うが、このcamp場はどういう集団に使われるのであろうかなどと、ぼうっと考えながら休んでいたが、いい加減動くことにする。


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