SAND STORM

朝ぼらけ

2015年8月31日

[旅行記] 造海 壱(津浜) – 平成二十七年七月

Filed under: 未分類 — sajin @ 03:43

◇造海(つくろみ)荘

上総湊からbusでしばらく揺られると津浜海水浴場に到着する。

宿に誰も居ないので海岸に行くと、多くの少年が水泳指導を受けていた。ここは一般客はあまりおらず、保養所や研修所絡みの者が多い。

宿の夫婦はやり手がいなくなった海の家を引き継いで切り盛りしており、海水浴の時期なので当然こちらにいた。道理で宿に誰もいないはずだ。町は南に1km以上歩いた駅周辺か、北の峠を越えた漁港近辺しかないので、朝夕のは海の家で食べることとなる。

早速泳いでいると、海辺でスクール水着を着た女子の撮影が始まり、何かと思えばTV用の素材づくりらしい。ここでは珍しいことだと思うが、子役とその親と撮影陣で海の家は満杯で、撮影は夜に入っても行われていた。戦時の怪談物でも撮っているのであろう。

珍しい状況なので海の家で見物していても良かったのだが、佐貫などを回ってきた疲れもあったので早めに宿へ引き上げる。宿名は造海(つくろみ)荘という。

宿は建てられてからかなり経っており、古色蒼然といった風合いだ。

それは設備の古さやガタツキにも繋がるが、ここにしかない個性という事では相当なものがある。ここも昔から寂れていた訳ではなく、最盛期には海水をpumpで組み上げ、宿の前に池をこしらえて海魚の生簀とし、それをそのまま調理して泊まった客に出すという派手なことをしていたという。

二階にも水洗い場はあるが、井戸水だったり、なぜか人形があったり。自分しか宿にいないことが多いので、色んなことに対処せねばならず、泊まる側にも技能がいる。

四十年ほど前には浅野ゆう子も来たらしい。


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