SAND STORM

朝ぼらけ

2009年10月20日

Glide Wrapperを用いてVooDoo時代のgameを動かす

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 20:26

3D game勃興期に一斉を風靡した3dfx社(Wikipedia)のvideo card VooDooのみが対応する描画APIがGlide(Wikipedia)で、Direct3Dより遥かに高速高性能であったために当時のgameはこれを基本に開発されたものも多かった。

その中でもUnrealのような著名なものは時間をかけてOpenGL・Direct3Dに完全対応していったが、大半のgameは一応動くようにしましたという程度で、Glideの方が遥かに安定していてかつ美しいものが多い。Driver,Carmageddon,Spec Opsなどがその例である。

3dfxが会社経営を誤りVooDooとGlideが没落してGlide実行環境を維持するのは困難になった為、もうそれらのgameはまともに遊べないものと思っていたが、Nintendo64のemulator UltraHLEがGlide専用だったことなどもあり、いつのまにか他のvideo cardでGlideをemulateするglide wrapperが多数開発されていた。

The Dodge Garage 3dfx collection

奥谷海人のAccess Accepted 第101回 | 4Gamer

『ブードゥー』など3Dfx社の資産を買収したヌビディア社(上) | WIRED.jp


その内最近まで更新されている下の3つを試してみた。

eVooDoo

Evoodoo

Antialies/Fog/AlternateLightなどさまざまなことができるがwindowの大きさからしてNintendo 64 emulation用

Test結果

SpecOps色異常→不正終了


zeckensack’s Glide wrapper

Spec_ops_bug_000

Zeckensacks_glide_wrapper

Test結果

・Carnivores Ice Age 正常描画
・Driver 正常描画 Direct3Dより明らかに美麗
・SpecOps 色異常
・SpecOps2 Thread PolicyをUse Render Threadにしないと真っ暗 色異常
・Turok 正常動作
・KING’S QUEST Mask of Eternity 正常動作
・Die by the Sword 正常動作

他にUnrealなど多数の個別設定が用意されているのでそれらは正常に動くものと思われる。動作可能gameが多い。

××mouseのscroll buttonを上下するとdesktopに戻ってしまう

※注意※

glide2x.dllとglide3x.dllをWindows\system32にinstallするため、Glide/DirectX両対応gameがGlide対応Video cardが搭載されているものと判定し、優先的にGlide対応program/modeが起動されてしまって問題が発生すること有り。

Return to Castle Wolfenstein – 起動しても描画が一切なされず真っ暗。音・操作は正常。dllをはずすことで正常化。

簡易回避用batch file

option

Refresh rate/Gamma/解像度/Anisotropic Filter/mipmapなどが調整可能だが、system32にinstallされるので個別gameごとに設定はできない。付属のGamma調整Toolは簡単にdesktop/game共用で明るさ調整ができ便利。

Thread Policyを”Use Render Thread”にすることで正常動作するものが多い。


dgVooDoo

Test結果

・Carnivores Ice Age 地面が透けて描画される
・Die by the Sword zeckensackよりこちらの方が正確に描画される
・Driver 起動不能
・Spec Ops 正常動作(W-Bufferをonにするとpolygon表示が異常になるのでしないこと)
・Spec Ops2 正常動作(zeckensackとの競合があったのか、 Thread PolicyをUse Render Threadに変えた後正常起動するようになった。それまで黒画面)
・Turok 起動不能
・Unreal engineを使ったgame 正常動作

対応できるgameは少ない印象

install

dgVoodooSetup.exeとglide2x.dllをgame folderにコピーして使用

option

mipmapなどさまざまな描画optionの他、Refresh rate/解像度/Gammaを強制的に設定できる。

※Glide使用のgameは640X480描画が多い。それを1024X768などの変な解像度で描画させると画像がinterlaceだらけになったりする。大きな解像度で表示する場合は整数倍(1280X960など)で表示すること。

[総評]

glide wrapperを使うとさまざまな描画OPTIONが可能なため、VooDoo+昔の貧弱な描画optionのgameでやるより遥かに快適だ。幾つかgameをやってみたがGlide描画の特徴はscreenshotだとしょぼい昔のgameにしか見えないのに、実際に動かしてみると独特の美しい描画がなされる点。Unrealっぽいとでも言えばいいか、まさに滑るような描写で馴れるほどにGlide描画の美しさの方が目立ってくる。

昔のgameを眠らせている人、中古で見かけたけど昔のGlide向きだからとあきらめていた人などにお勧めである。


Voodoo files – 3dfx Wrappers

Glidos – High quality graphics for Tomb Raider I


関連記事

1 Comment »

  1. http://www.zeus-software.com/downloads/nglide

    Zeus SoftwareのnGlideがいけそうだ。他の公開しているutilityも的を得たものが多い。

    Comment by sajin — 2012年1月16日 @ 11:40

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment


sand-storm.net