◇富浦駅
造海(竹岡駅)から内房線で南下し、五駅先の富浦駅で降りてみる。富浦は特急も泊まる駅だが、海水浴真っ盛りのこの時期にしては学生以外誰も利用している気配はない。駅前は寂れているを通り越して商業機能は消滅している。
便所の前にはhigh heelの靴と片足の彫像、便所の中には落書きが。
夏をいいことに、この格好でうろつき回った。
◇駅前商店街
駅前の一等地にある「みます屋」は、店構えを見るに嘗ては衣料品店か、食料品店だったのだろうか。
昔は喫茶店もあった土産物屋サトウの建物は、今では趣味の陶芸が行われているだけである。僅かに理髪店が一軒だけ営業しているが、理髪店は固定客が多く、同じ人が死ぬまで使い続けることが多いので成り手が少ない割に続く。
逆方向から駅前商店街を見る。付近は共産党の張り紙が多い。
竹林の飲み込まれつつある、ずいぶん濃い廃屋がある。
西の国道127号線(内房なぎさライン)まで出ると、付近の絵地図の看板があった。駅裏には官庁通りまであるのだが、近くに高速道路も通っていて、駅周辺は車社会化で取り残されてしまったのだろう。