SAND STORM

朝ぼらけ

2016年2月18日

[旅行記] 群馬 弐(高崎城周辺) – 平成二十七年十二月

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 00:25

中央銀座に近い宿から高崎城のある西の方へ散歩してみる。県社の高崎神社があるのでまず参拝し、群馬探索の安全と見るべきものへの出会いを願っておく。

歩いて行くと、城下町としての歴史があるために、しゃれた建具の古い建物がそこかしこにあり面白い。

この建物(正面)なども大正時分に粋な人が洋風趣味で建てたのであろう。

宮澤工芸のお相撲さんの応援が味があっていい。

蛇口に輪っかのついた板が開き戸に熨斗(のし)のように付けられた謎の玄関。

近くに煉瓦の建物も残っており、遠くに古い煙突が見えたりして、明治から大正を感じさせる風情のある筋だ。

表には近代化遺産の醤油工場と煉瓦の煙突が。

◇高崎城と高崎市庁

そこから烏川沿いを南に下ると市庁舎と主要企業が集まる未来的な一角に出た。

巨大な広場を持つ公園の向こうにはどーんと大きな音楽堂が建ち、近くには高崎城の櫓が見える。

歩いて行って説明板を読むと、明治維新で高崎城は破却され、この櫓や門も民間に払い降ろされたものが奇跡的に残っていたのを再度持ってきたのだという。城らしい跡が残るのはここだけだが、僅かこれだけでも品格が随分違ってくる。

近くの石垣は改造されていて当時のものか疑問だが、大きな土塁が延々と続いており、その土塁沿いに歩いていくと表れるのが悪の本拠地、ではなく高崎市庁舎だ。

庁舎前には広大な広場が広がっており、その外周を数mの高さがある土塁、さらにその外側を水堀が取り巻いていて、まるで一国の首都のような感じを受ける。しかし、高崎は群馬の県都ですらなく、県庁は東の前橋市にあり、両市は対立しながら競ってきた歴史がある。

両市の対立だけでなく、群馬県民の自意識は凄いもので、local newsなどを見ていると、地元の件についての報道が一々やたらと熱い。一種独立国の観がある。

これは千葉や埼玉のように、東京に近すぎてその衛星として生きるしかない場所ではなく、中心である東京に取り込まれない程度に距離を保ちつつ、それを利用できる位置であるという絶妙な地政学的条件がなさしめているのだ。

この市庁にも置き場があるが、高崎市は”高チャリ”という駅から西のここらまでの領域を一時的に100円を入れることで実質無料で乗れる貸自転車を整備しており、この界隈を歩いていると乗っている人をよく見かける。しかし実際に借りようとすると、残っているのは市庁前ですら一台だけで、駅以外の置き場ではほとんど見かけなかった。

これは実質無料であることを悪用されて持ち逃げや私物化が横行しているためで、自分もこの自転車で領域の端にある店にいこうとすると、近くの自転車屋のおっさんにやたらと注意されるので何かと思ったが、そういう経緯があった訳だ。

高チャリだけでなく、駅前に領域制限のない貸自転車があるのだが、これも無料のためすぐ払底して借りるのが難しい。また両者ともに乗り潰されていて整備状態も悪い。観光客など多少金を払ってもいいから乗りたいという人が乗れなくなっては本末転倒だから無料というのは止めて欲しいものだ。もし無料にするなら、事前に身分証必須で登録しないと使えない、違反したら罰金を課すとか、質の悪い人間が乱用するような状況は止めないと被害が収まるはずもない。倫理の無い人間が少数でも、そいつが繰り返し悪行を犯せば消えてなくなるのは当然の結果だ。

大体日本はまともでない左翼が喚き立てる一方、普通の国民が自治にまるで参加できていないために、性悪説に基づく制度設計が下手過ぎる。

高崎市民の民度が問われる「返ってこない無料自転車」150台のうち140台消えた : J-CAST


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みんなで楽しく高チャリを使おう – 高崎のニュースサイト 高崎新聞


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