SAND STORM

朝ぼらけ

2016年10月17日

投資日記 – サン電子と初期の損益

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 01:11

サン電子といえば『アトランティスの謎』など、Family Computer(ファミコン)のgameで有名だが、沿革を見ると1974からPachinko(パチンコ)用の機器を開発しており、これは1978のvideo game進出より早い。そもそも”READY1″や”SUNTAC-PC”なんてPC(パソコン)を作っていたことはまったく知らなかった。FamilyComputerに進出したのは、これらPCを発売した後の1985である。

結局、Pachinko hall事業、Video game事業、それに通信機器事業(SUNTAC brandを襲名)を加えた三つの柱がサン電子の中核事業となっている。

これだけではなく、2007/07にIsrael(イスラエル)のCellebrite Mobile Synchronization(セレブライト)の株式を取得し、子会社化するという謎の未来展望に基づく世界進出を行った。このCellebriteがAceRealというAR(Alternative Reality:現実の情景にdigital情報を重ねる)眼鏡や、Forensic(フォレンジック:科学捜査)機器を開発していたために、今年theme化して何度か吹き上げるのである。

iPhoneロックを解除したスゴ腕企業の正体 | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン

iPhoneロック解除とは「無関係」–サン電子の子会社がインターポールと契約 – CNET Japan

特に話題になったのがFBIがterroristのiPhoneをlock解除するのにCellebriteのforensic機器が使われたとの話が大新聞にまで流れたことだった。一時株価は四割も高騰したが、実はそんな事実はなく、瞬間芸に終わった(以前から取り組んでいたInterpol(インターポール)との契約は成立した)。

そのサン電子だが、月足で見ると2012-2015に強烈な暴騰相場を経ている。subprime loan(サブプライムローン)崩壊前の2007から150-200円台のrangeでダラダラ動いていたのが(下げすぎていてLehman shockは何の影響もなかった)、安倍相場の手前2012/08で急に動意付き、M2M(Machine to Machine)無線通信機器が材料視されたことと好決算でAbenomicsとともに急上昇、2015には10-bagger(テンバガー)化している。

それが2015に一挙に数分の一にまで下落することになったのが、急激な利益減少予想の発表がChina shockと重なったからだった。そこで丁度自分が株を始めた訳である。

◇サン電子と初期の損益

#4 約定 6736 サン電子 2015/10/10 12:40 買付 2015/10/13 400 840.0 逆指値付通常注文 市場価格が800円以下なら指値785円

これが株を初めて約定した最初の取引で、週足のchartで真ん中の長大陰線が出た翌週に、「安くなって手を出しやすい」「こんなに下がったならもう下がらない、逆に上がるだろう」という典型的な素人考えの値ごろ感で掴んだのが始まりだ。

しかも、本当は市場価格が800円以下なら指値785円にする、一段下がった所をさらに下で指す安値構えと、逆に840円以上に戻って上げの流れが出た所で買うtrend追従の二段構えでいたのだが、逆指値付通常で840以上と840以下を間違えたために、「840以下なら買い」となってしまい、割高で掴んでしまった。

ちなみに、この様な暴落中に安くなったと買ってしまうことを「落ちるknife(ナイフ)を掴む」といい、”Don’t catch a falling knife”=「落ちるknifeを掴むな」は、絶対にやるべきでないことの格言として通用している。いの一番にそれをやったのが初めての株取引となった結果、当然24万もの損失を出したという訳である。その最中にナンピンをして株数を増やし損失を拡大するという素人がやりがちなことも当然やっている

約定日 銘柄 口座 取引 数量 売値 決済額 取得値 実現損益
2015/11/19 サン電子 一般 売付 2000 717 1433214 785.52 -137830
2015/11/19 サン電子 NISA 売付 1200 717 860400 800 -99600
2015/11/25 サン電子 一般 売付 1300 725 941843 703.5 27286
2015/12/21 サン電子 一般 売付 300 659 197558 673.78 -4577
2015/12/21 サン電子 一般 売付 1100 660 725485 673.78 -15679
2015/12/21 ラオックス 一般 売付 5000 212 1059214 310.23 -491940
2016/01/06 サン電子 一般 売付 1100 647 711266 653.16 -7213
2016/01/06 サン電子 一般 売付 800 648 518086 653.16 -4444
2016/01/06 サン電子 一般 売付 100 649 64862 653.16 -454
2016/01/07 サン電子 一般 売付 500 678 338632 653.16 12051
2016/01/08 サン電子 一般 売付 1100 654 718851 653.16 372
2016/01/08 サン電子 一般 売付 200 655 130901 653.16 269
2016/01/08 サン電子 一般 売付 700 656 458853 653.16 1639
2016/01/08 サン電子 一般 売付 500 657 328251 653.16 1665
2016/01/19 サン電子 一般 売付 1700 586 995543 619.5 -57613
2016/01/19 サン電子 NISA 売付 1800 587 1056600 637.55 -91000
2016/01/20 サン電子 一般 売付 1800 610 1097253 633.41 -42893
2016/01/20 サン電子 一般 売付 300 611 183176 633.41 -6848
2016/01/20 サン電子 一般 売付 100 612 61159 633.41 -2182
2016/01/20 サン電子 一般 売付 800 613 490068 633.41 -16665
2016/01/21 サン電子 一般 売付 3000 555 1663756 546.11 25413
2016/01/22 サン電子 一般 売付 3600 570 2050756 558.03 41843
2016/01/26 サン電子 一般 売付 900 764 687151 769.49 -5396
2016/01/26 サン電子 一般 売付 1600 765 1223205 769.49 -7992
2016/02/12 サン電子 一般 売付 100 491 48950 523.5 -3400
2016/04/19 サン電子 一般 売付 700 998.5 698950 1035.21 -51396

その後も1月暴落に巻き込まれて20万の損失を出す。この1月底に至る過程で日経225を構成するような主要株が軒並み下落の流れに入ったため、逃避先を求めた資金がtheme株(テーマ株)と言われる新規性のある新興株に集中するようになった。先端医療を扱うBio(バイオ)、FinTech(フィンテック)などがその代表である。

が、私はここまでの暴落と損失ですっかり嫌気がさしていたため、2月底からの戻りで一切触ることはなく、4月にサン電子がARでtheme化したのに乗り遅れて高値づかみをし、さらに5万の損失を出した。この頃の自分の悪い癖だが、暴落した株を、ちゃんと底をついて反転し上昇基調になった訳でもないのに、また上がるだろうと値ごろ感で手を出し、当然早過ぎるので株価は下落継続、ナンピンした挙句、散々損を膨らませた後に損切りし、その株には大損させられた嫌な印象があるので手を出さずにいると、材料が入って暴騰するという最悪の付き合い方をしている。

何がしかの原因で過剰に吹いた株は、それ故に長期下落の流れに入り、最低でも半年はそれが続く(半年経っても上がる保証はないが制度信用の期限が6ヶ月なので信用整理が進み、移動平均も水平化する)が、そこで目を離しては駄目なのだ。

◇LAOXでさらに落ちるknife(ナイフ)を掴む

上の表で、サン電子に混じってラオックスで巨額の損失を出しているのが嫌でも目につく。

サン電子の取引が上手くいかないので、別の暴落中のLAOXに手を出したのが運の尽きだった。LAOXは昔はPCや周辺機器を売る店だったが、需要の減少とともに業績が悪化し、中共の人間に買い取られて、向こうでの商売も上手く行かず、日本で免税店事業をやる業態に転換する。株価は低迷しっぱなしだったが、2014辺りから中共からの旅行者の爆買い需要が発生し、これで一気に吹き上げた。それがChina shockで崩れゆくまさにその時に手を出してしまった訳である。理由はサン電子と同じく暴落による値頃感、これだけ下がったらまた上がるだろうという勝手な思惑だ。

自分が手を出した理由が度々秋葉原他で大型busで乗り付けて買いまくる中共からの旅行者を2014-2015にかけてよく見かけたことだった。株価は下落していたが、客足はまだ衰えていなかったのである。当時LAOXは店舗を全国に拡大中で、また売上が上がり株価は戻すだろうと踏んだ訳だ。しかし、爆買い需要の中身はすでに変化しており、高級な家電などから安価な医療品などに移り変わっていた。さらに、国外での爆買いを快く思わない中共政府が銀聯(credit card)に引き出し制限を設けたり税制を変えたことでLAOXの拡大戦略は完全に裏目に出るのだが、すでに株価はそれを織り込んで動いていたのである。

爆買いバブル崩壊の“落とし穴” ラオックス、百貨店…積極策が完全に裏目 – SankeiBiz
「爆買い」バブル崩壊 ラオックス、営業利益9割減 : J-CASTニュース

なぜなら、そういったことを調べ上げる専門家が揃う機関投資家は、素人にはわからずともとっくに先行きは見えていて、株価の動きにそれがもっとも早く現れるからである。素人がちょっと掴んだ情報や皮相的体験ごときはほとんど無価値なのだ。相場の動きこそがすべての要素や情報を統合した究極の指標であり、下手な先入観や余計な情報で見方を歪めても、そんな思惑が当たることなどない。


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