SAND STORM

朝ぼらけ

2017年2月22日

投資日記 2017/02 vol.3

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 21:12

◇最善を尽くすために

他者の技や知識を真似してそのまま実行ようとしてもそこには落ち着きがない。
自己の実践に立脚していない技は自分を損なう。

最善を尽くして滅びに至るなら
喜んで勇んで滅びに向うべし

自己自身のためだけに相場取引を続ければ、歯止めが効かなくなり肥大した神経と老いによるズレのために破滅するであろう。奉仕する対象が必要なのだ。

◇7720 SUBARU 20170227

週末、家や公園でだらだら運動しながら林輝太郎の『相場金言集』、Bo Yoder(ボー・ヨーダー)『Optimize Your Trading Edg(トレーディング・エッジ入門)』、R.Wyckoff(ワイコフ)『Studies in Tape Reading(板情報トレード)』を読んでいて知識過剰になり、逆に自信を失ったので再び実践を行って、その中で解消するしかないと思っていた。

寄付き5分、欧州不安やTrump演説不安で円高が進んだことで下放れの窓開けで始まる。瞬間的に始値から上振れたのに、始値を逆指値としてツナギ売建てをしなかった。寄付き5分の激しい変動の内だから、下手に建てても裏切られるのがオチではないかと思ったのである。現物を持っていたことで、「なんとなく上げ戻して窓埋めに行くのではないか」という偏向した期待もあった。いつも通り下げに転じた訳だが、上振れ時に逆指値で始値に売建てしたのが成立した場合、その時点で下げ流れが生じており、その下げ流れを否定するにはそれなりの力が必要だから上ブレの高値を損切にしておけば良いだけの話である。だから機械的に建てて問題ない。

続く足二本で落ち着いたように見えたので、「なんとなく上げ戻して窓埋めに行くのではないか」という偏向した期待で一日信用買いを大きな玉で建ててしまう。損切は寄付き5分の下ヒゲ安値だったが、これは9:20の下落で抜けて損失を出した。寄付きから30分を経ない二底を確認していない段階では、薄い支持なのだから寄付き5分安値でなく今の足の安値を損切りとすべきであった。当然の様に二底確認後は上げ戻すが、4255-56の寄付き天井に二度抵抗されて激しく下げる。二底で仕掛けなかったのは直前の負けで怯んでしまい、段落ちの下げは抜けた場所で抵抗されてまた下げるのではないかと恐れたことにあり、三天にも関わらず売り仕掛けしなかったのは、偏向した上げ期待のせいである。

この下げが朝方の下ヒゲ安値付近に至った時に、二度目の買建をさらに大きな玉、しかもほぼ同値で二度したが、そのまま底抜けてしまい、自分が余裕を見てstopを置いた4219の一つ下まで下げて反転した。当然損切られて二連敗。この朝方の二連敗は、自動車株が$円の為替変動に強く影響されるものなのに、その為替側のtrendを見ていなかったのが原因。まさに$円は移動平均に抑えられつつ下げ流れの最中にあり、環境認識ができていなかった。

この連敗で当然やる気を失って今日はもうやめるつもりだったが、為替が下げから幾度か支持された横に入り反転の気配を見せ始めたので、昼前に再度買建する。昼の間に進んだ円安と先物主導の市場全体上げで、後場寄付きは高く始まり、さらに上振れたのでこのまま窓埋めに向うか少なくとも安定するものだとばかり思ったら、どんどん下げてしまった。後場最初の5分足安値に利確の逆指値を置いていたので利益は確保したが、よく見直すと、後場の一瞬の急上昇は朝方の高値を抜いたもので、この高値を抜いた地点を利確のstopにしておけば利幅は倍だった。ちゃぶつきの中の急変動は逆の流れも生じやすいので、支持の理由を探して利確の地点を近づけた方がいい。

後で見直して反省してみると、途中の買建三度はすべて直近の薄い支持だけを頼りにいきなり大きな玉を建てるもので、最初は少なく、強い支持に近づくほど玉を大きくして平均値を有利にする定石と真逆だった。特に二度目はいきなり大きな玉での買いを連発したのに中途半端に余裕を持って損切を定めたため、早い内に手仕舞いできなかったし、自分が切られたすぐ下が底という最悪の目に遭った。三度目の成功した買建も、根拠のある高値抜けで一括手仕舞いもいいが、始値から上抜けていた時に半分を始値に、もう半分を安値でと分割で利確がされるように手仕舞い注文を置き、変動に耐えつつ利も伸ばせる分割手仕舞いをすべきだった。

今日得たものは二敗一勝損失追加という表面的なものより遥かに大きい。Bo Yoderのrisk-reward ratioを自分なりに消化して、林の分割建玉と組み合わせれば、基本にして無限の立ち回りができる。

日足でも大して変わらない。

自分が7270を触りだしたのは2月からで、一旦下落が底をついて、急に戻したと思ったらすぐ下げ落とされ、その下げに支持が入ったように見えた孕まれ陰線からだった。失敗したのは、どう見ても下げ流れなのだから、反転まで付き合うのなら少ない玉から底を探りつつ建てていかねばならないのに、最初から勝手に市場予測をして本玉を入れたこと。この場合は孕み陰線の内で一枚試し玉。次の僅かに下抜けしたが下ヒゲの支持が入った所でもう一枚、さらに抜けた場合、大底の前谷途中でもう一枚。もし大底近くまで接近したなら、最後に二枚と強い支持に近づくほど枚数を増やすという分割の基本をやらなかった。大底を抜けたならすべて損切であるが、平均値は下に偏るので損失はさほど大きくならない。今回のように、強い支持に近づかない段階の弱い支持を理由に大きな玉を建てたのなら、孕み陰線の安値を抜け次第損切りすべきなのにしなかったので損失が大きくなってしまっている。

◇欲は醜い

欲にも恐れにも道理がある。いずれも発する刺激と道筋があり、それを引き起こす環境がある。

恐れは欲の裏返しであり、欲が創り上げた思惑が崩れ去り、自らに降り掛かってくることから生じる。
不満は欲が思い通りに達成されないことから発する。不満は心の底に沈殿し、怒りとなって現れる。
怒りを達成しようとすると、現実社会では悲劇が起こる。相場では大損して死に瀕する。

欲にも恐れにも発する経路がある それらにも発しない環境がある。
だから釈迦は「遠ざかり離れよ」と言ったのだ。

人間(ジンカン)の現実社会に生きる以上、欲も恐れも避けられない。
できるのは自分の欲や恐れの発露を体験し、その筋道を観察し、知った上で制御を積むと同時に、悪い発動を起こさない環境を整えていくことである。体験と知識と環境改善を循環させれば、偉大なる知恵となって物事は必ず良い方向に向かっていく。

◇相場はただ他者を慮る道

昔、自転車で遠く何十kmも漕いだ先で峠を越え、疲れ切って田舎町まで下った所、ちょっとした広場に長椅子があったのでそこで休んでいた。すると、地元の若者が(多分、いつも彼らがたむろするのに使っている場所なのだろう)、「何お前勝手に座ってんだ」という感じで、少し放れた所で言い合っているのである。

こっちも疲れ切ってはいたものの、身体を動かしている状態なので、やるのか?と思ったが。それ以上どうこう言われることもなく去っていった。その時は、「外の椅子など誰が座ろうが自由だろ、文句を言われる筋合いがあるか」と思ったものだが、今思えば、「譲ってくれてありがとう」である。

相場は、自己の欲や思惑を消し、他者に沿う道だ。
他者が人であろうとAIであろうと、決められたことを繰り返すprogramであろうと関係ない(むしろその方がありがたい)。
歩み値は他者の正確な「歩み」であり、それを見やすくしたものがchartに他ならない。chartは、もっとも正確に他者が歩いてきた道を表わしている。報道や予測が自己の欲望や恐れ、思惑を掻き立てて優先させてしまうなら、一切見ることはない。優先するのは常に他者なのだから、自分が反応するのではなく、それに反応した他者に沿うことだけが重要なのだ。相場は自己に沿えば沿うほど失敗していく。他者を慮り、他者に沿えば沿うほど続いていく。

◇日中ツナギ売り実践

寄付き5分。上放れ窓開けで始まるが、ここ数日前とまったく同じく急落開始。ツナギ売りを入れたのは前終値を下回った後に成行きで、遅すぎるということはないが、もっと早くできた。つまり、窓開けで始まった時点で、前終値の下に最初からツナギ売りを逆指値で入れておけということ。

この売建ては最初の急落が底を突いて50%戻って来た所で買埋。差額は2円で、しかもまた反転して下げたのでツナギによる下げ幅分の相殺はほとんどできなかった。

二度めのツナギ売りは朝方安値底を抜けた10時手前。しかし、この下抜けはすぐに戻ってしまった。買埋の逆指値は上下幅61.8%を抜けた辺りにしたが、やはり再度破った天井を抜いて戻した時にしておいた方がよかったか。差額は5円の損。

日中に買いツナギで立ち回ったのは初めてなので、初回はこんなものだろう。今回、あまり考えずに制度信用でやってしまったが、次からは、手数料無料の一日信用でやる。

◇Risk/Reward ratio

この考えがさっぱりわからない。Van K.Tharpが典型だが、これを言ってる奴は素人投資家を煙に巻いて金を掠めて飯を食べているワキモン食いの詐欺師だと思っている。

要は、定めた規則に基いて売買を行うalgorithmic tradingに代表されるsystematic tradingで、損切基準を定めた際に、その最大額なり比率を元に、1:2や1:3という具合に「獲得しなければならない利幅」を算出して利確の地点を想定(妄想)し、その想定利益幅÷損切幅を割って出すのがrisk/reward ratioなのだが、損切の基準や最大額を定めるのは簡単だが、「利確の地点を定める」など阿呆の戯言でしかない。どれだけの利が乗るかなどその時の情勢に左右されるものでしかないし、仮に上昇している最中に定めたrisk/reward ratioに基づく地点が来たら、そこで一方的に手仕舞ってしまうというのか?そこからどれだけ上昇が続くかわからないのに!それに情勢次第でrisk/reward ratioに届かなくとも、明らかに手仕舞った方が良い場合もあるのに、これを優先する限り対処できず、常に損切まで耐えることになる。

こんな馬鹿な話があるだろうか?

つまり、ある所まで上昇した、そこから天井をつけて押した場合にfibonacciなどで一定のretracementを測るとか、保合に転じて一定期間続いたのでtime stopするとか、それらを勘案してもまだ上昇が狙えるので保有を続けるとか、上げ方が弱くなってきたから段階的に手仕舞いを行うだとかいったことをprogrammingできないので、馬鹿げた、ありもしない、そもそも想定不可能のrisk/reward ratioなるものを、さも成り立つかのように持ち出して、「これを基準にsystemを組まないから損するんですよ」などともっともらいしことを騙っているだけの話だ。

過去の同一手法に基づくtradeを統計分析して、risk/reward ratioがこうでしたよ、というのは成り立っても、未来の取引のためのsystemでrisk/reward ratioを想定するなど、市況予測と同じ詐欺師の妄言でしかない。

◇窓開けからのツナギ戦法 – 20170222

[7270] 富士重工(スバル)は、今日は米株連騰と円安を受けて市場全体とともに上放れの窓開けで始まったので、「そうそう下げることもあるまい、しばらく安泰だ」と思っていたら、開始直後から一気に窓埋めの下げ、ついで昨日の上昇をまったく消し去る所まで突き落とされた。これだけを見ると、昨日終値に利確のstopを置くべきだったのは明らかで、強く後悔させられ、どうすればよかったのだろうと考えてしまう。

窓開けの放れから始まった場合、そもそも変動性が高くなっており、どちらに向かっていくか予測がつかないから、分割して半分でも良いから手仕舞って資金に戻し、様子を見たほうがよいとも思うが現物の売買は差金決済取引になってしまい、再度上昇すると買い戻しができないので、うまいやり方はないかと考えた所、現物を売る代わりに信用で同数の空売りを行うツナギの売建てを使えばいいことに気づいた。

0.前日から現物を持ち越し
1.寄付きが意味のある(0.5%以上の)窓開けで開始
2-1.順行の上窓であれば前日終値(ないし強い支持/抵抗線)を当座の底とし、容認できる最大のstop lossに見立てる。
2-2.逆行の下窓であれば、最初の5分足の安値ないし、有力な支持線をstop lossとする。
3-1 始値から自分に有利な方に展開していくなら、始値を仮のstopとしてツナギの売建てを逆指値で入れておく。
3-2.始値から自分に有利な方向に展開していかないなら、fibonacciでの23.6%程度で早めにツナギの売建て注文を出しておく(それの損切注文は始値を基準に逆指値で出す)。
4-1.時間とともに変動が落ち着いて、再度自分の本来の玉に有利な流れになるなら、ツナギの売建を買埋して消去。
4-2.逆行して昨日終値や最初の5分足の安値などを下回ったら、現物を売って外し、売建のみを残す。
5.残した売建は一回目の底突き確認からの戻りがfibonacciで26.4/38.2/50.0%を越えなければ再度の下落を待つ。それを越えたり、二底からの戻りが一底に食い込むようであれば処分。
6-1.現物のみ残った場合は再度繰り返す。
6-2.手持ちに何もない状態になったら、時間を置いて頭を冷やし、改めて資金計算をして流れを見定めた上で、分割での建玉を始める。gameの前提が大きく変わっている当日中は何もしない方がよいかもしれない(どうせ差金決済が絡む)。

この戦術で今日の5分足で幾つか仮対戦してみる。

[6758] SONY:上窓開けで、始値-終値の23.6%下にツナギ売建を逆指値しておく。寄付き5分足はその変動内で下げ止まり、その安値が支持となって時間帯的に落ち着く9:30から一度上げた。ここでツナギ売建の逆指値を始値に上げる。10:00からその上げを否定する長い下落trendが生じ、昨日終値近くまで下げて終えた。この場合、始値でのツナギ売建が発動するから、それを底を突いた後なり、ある程度戻した時に処分すれば現物は実際の下落ほどには損失を喰らわない平均値で残る。

[6724] セイコーエプソン:始値から一旦上昇している最中(寄付き5分足の上ヒゲ)は始値を逆指値にツナギの売建。すぐ戻し下げて昨日終値で一瞬支持されかかったが、すぐ続けて下げた。途中でツナギ発動。9:15には二本目の下ヒゲで底を突いた状態となる。早ければここで売建を解除するか、9:20の上げがある程度伸びた時点で買埋てツナギを外す。再度ツナギの売建をやる場合は、その朝方の底か、10:00の戻し上げが高値切り下げで反落し始めた時。市場環境にもよるが、そこまで神経質にならない方がよいかも。

[5020] JXHD:左の20日寄付きは下窓で、瞬間的に戻しかけたが即座に否定。この場合間に合えば始値を逆指値売建、すでに始値を下回っていたら成行きでツナギを入れる。落ちた所から9:15には早くも戻し上げが入るが、始値-安値のfibonacci23.6%でツナギ解除。右の21日上窓開けは、最初の始値からの瞬間的な落ちは、23.6%以下なのでツナギは入れず。上げた後に始値で利確のstopか売りツナギ逆指値。行って来いで急な下げ戻しが入って始値を抜け逆指値注文発動、9:45からの底付き戻しで売建を解除。その戻し上げが10:25に始値に食い込みかけたが、結局下抜かれた始値は抵抗の天井となって上げ抜くことはなかった。この時点で現物のみ保有だが、この天井抵抗を見て再度ツナギ売りを置くなら、朝方の安値を下抜けた所か?とも思えるが誤ちで、日足の大局観から再度stopは見直す。今回はもっと下の昨日終値がしっかりした支持になるので適切。

22日も上窓寄付き、数分その勢いで上げている内に始値でツナギ売を逆指値。下げ戻しが底を突いて二本下ヒゲが出た後か、戻しが23.6%を越えた所で売建解除。後は上げの勢いと流れに任せるが、心配なら朝方の底値=昨日終値で再度売りツナギ逆指値(当日失効)。

[7203] トヨタ自動車:上窓で寄り付くがすぐ下げ始める。怪しいと見て下げの序盤か、23.6%で置いた逆指値のツナギ売建が発動するも、5分足の内ではかなり上げ戻す。しかし、この戻しは始値に達することはない。5分足の下げ流れでツナギ売りしても変動性の高い状態では、逆行がすぐ否定されて上げる危険性もあるので、ツナギ売りのstopを始値に置いておかなければならない。幸い売りの想定通り、9:30まで下げたが、そこから急に50%以上戻す。この過程のどこでツナギを外すかは悩み所だが、やはり原則通り底付きが足二本で確認された戻し上げ直前だろう。しかし、そうして上手く立ち回ったと思ったら、再度下げていく訳で、これに再度ツナギ売りを入れるとなると頭が混乱しそうになるが急騰の戻しが潰えて下値を更新した10:00はやはり警戒してツナギを入れるべきだ。昨日終値は支持として働きしばらく保ち合った。ここから再度23.6%戻すようなら、ツナギ外し、今回は下抜けたので底で保合になった所から23.6%(ないし落ちる前の保合天井と重なる38.2%)上げた所でツナギ解除。結果、上放れて再度終値を超える最中に売りツナギは処分され、どちらにせよツナギ自体の損失はほぼでない。

[7309] シマノ:多少の上窓で始まったのが急激に下げて終値を下回ったと思ったら、すぐに上げ戻して5分足は始値少し上となった(いわゆる首吊り線)。と思ったのもつかのま、再度下落して、9:20には一旦最初の5分足安値を下抜く強い下落trend、と思わせて上げに転じ、9:45まで強く上げる。しかし、そこが頂点で後は一気に下落していくという序盤の変動がややこしい。

1.最初の5分足の変動で上窓の始値から23.6%落ち始めた時点でツナギ売建て
2.ツナギの損切を始値に設定するが、5分足の内に始値の上まで戻すのでそこで損切られてしまう。
3.この時点で強く混乱する筈だが、昨日終値ないし寄付き5分の安値が支持になると見て、再度ツナギの売建を逆指値で置いておく。寄付きの上げ戻しから落ちていくのでいずれにせよツナギが建つが、直後から急騰が始まって再度終値/寄付き5分高値で損切りさせられる羽目になる。二度目の裏切りで頭に血がのぼる。
4.ここまで裏切られて上昇するんだから、「今日は現物のみ保持しておけば安泰だ」と思っていたら10:00からの急落ですべてを下げ抜けてしまう。まだやる気が残っているなら、急騰の勢いが弱まる手前の足天井か、寄付き5分天井で利確なり売りツナギを入れるべきだが、もう混乱して訳がわからなくなっているだろう。

なぜ基本戦術が何度も裏切られて上手くいかないだろうのか。それは前日終値-当日始値の幅が僅か0.24%というごく僅かなものに過ぎず、窓開けに見えても実質横滑りであり、最初の30分の変動も終値上下の0.50%以内という狭い幅で振れたに過ぎないからだ。銘柄特性にもよるが、0.50%にも満たないような「窓」は窓開けでも何でもない、ちょっとしたズレとみなして下手に動かない方がいい。

[7270] 富士重工:そして肝心のスバルは、上放れの窓開け。寄付き5分足の一瞬の上ヒゲの内に始値ないしfibonacci 23.6%下に逆指値で売建て注文置き。これはすぐ下げて発動、急落が一度前々日の終値を支持として底を突いた後、下ヒゲ五本で強い支持線の形が見え、さらに前の五分足二本の高値を抜く上昇が起きた時か、高値-安値で23.6%を越えた上げ戻しでツナギを解除。しかし、すぐに天井となり下げたり上げたりのうねりに入る。どう対処するか難しいが、下げ二天での下流れと見て、一度うねりの中で支えた下ヒゲ抜けでツナギ売りか、朝方に支持が確認された安値底でツナギ売りを逆指値しておく。いずれにせよ、一旦下抜けてツナギ売りが発動した後、底を突いて再度上げ戻していくが、今度は朝方安値をツナギ売りの損切として逆指値で置いておけば大きな損とはならない。そこからは小変動には対処せず、一旦視野を日足に上げて、日足を理由としたstopに切り替える。あまり日中の狭い幅で売買を繰り返すと、手数料もかさむし、視野狭窄で頭に血が上りおかしくなる。日中のツナギは二往復までか。

20170222 日経225 5分足

◇日中現引きで差金決済に引っかかる

しっかりした底のある上げ基調になってきたので、7270 スバルの信用買い分を現物にまとめようと現引きしたら、日中は差金決済取引になるので「日計り取引に該当するため、承れません」と言われてstopの注文を置けなかった。信用上の取引であれば決められた資金の枠の中でも同日中に何回転でもできるが、同銘柄の現物の場合、大引けを待って一旦精算する必要があるので自由に売り買いできないのを失念していた。stopが置けないと不安で仕方がない。

差金決済取引の例|大和証券

差金決済取引の禁止は、100万の資金があった場合、同じ日に現物の同じ銘柄を100万円まで買って売る所まではできるが、その売ってできた筈の資金を使ってまた同じ銘柄の株を同日中に買うことはできないという禁則事項で、売った日の日中は得た筈の資金は本当に自分のものにはなっておらず、仮に扱える資金でしかないことから起きる。その仮に得た資金でも、別の銘柄の売買は可能なので、売った瞬間に資金を得たものと勘違いしてしまいやすい(また、信用であれば、この差金決済に引っかからないので自由に何回転でもできる)。すべての資金枠を使い切っておらず、まだ使っていない分での売買であればできるが、全力で売買していると一時的な資金のshortに陥ってしまい、下手をすると金策に走らざるを得なくなる。

◇6534 DACHD/2497 ユナイテッド – 材料持ち銘柄の横這いからの上げ

2497 ユナイテッドは、月足で見ると過去に馬鹿げた急騰を経験したことがわかる。その月足での振れには及ばないが、週足でも幾度も大幅な急上昇と下降を繰り返している。つまり、過去の急騰でイナゴがその味を覚えており、急騰急落が起きやすい銘柄だ。

両者ともに材料豊富で、本業好調(DACHDはAdTech、ユナイテッドはAdTech/新興企業投資/クラッシュフィーバーなどsmartphone game/『CHEERZ(チアーズ)』などapplication、メルカリにも出資して絡んでいる)だが、しばらく上げ戻してきた後、相場つきの中で横這いのrangeに入っていた。つまり、このrangeを抜けて株価が上がるかどうかは、それら本業の伸び・材料が業績に反映されるかという業績次第だった訳である(機関投資家など大口の資金力で突破しないとboxの抵抗が破れない)。そして、その業績が良かったことで大口が資金投入、提灯持ちのイナゴも飛びついて一気に30-40%ほど上げた。その途中で何度か保合型の押し目をつけたが、この変動幅は5%強ないし7%強で、急激にvolatilityが高まっている最中は問題ないものであり、窓開けや、一段上昇後の安値を底として支えられ、三段ぐらいは上げた。

自分は、こういった急上昇に追っかけで飛びついてさらなる上昇を狙うイナゴそのものの振る舞いが昔から本能的に合わず、「たまたま成功しても、大きく損を出して元の木阿弥」と短期のswingですらやったことがないが、こういった業績や経営環境の変化によるfundamentalsに基づくものはしっかり飛びついていかねばならないと思うようになってきている。こういうのがまさにDarvasが成功したBox理論のbreakoutそのものだからだ。

材料性や業績といった前提や投入資金量をどの程度に制限するか、押し目・保合時にどの幅で受けるか、利確の手仕舞いをどう行っていくかを考えつつ、これから機会があれば試していくことにする。仮注文でしばらく練習を繰り返すのが最適だろうし、自分がある程度実践した決算前の両建てからのplayが望ましい。

この上昇の後、ユナイテッドは二段目の保合でさらに新高値をつけ、また上昇を続けていくか、と思われた矢先の今日に-8%も下げてしまっている。結局、保合天井辺りで分割手仕舞いを繰り返しつつ、保合底割れを損切りとするのが妥当だろう。

自分が決算前両建てplayで無様に失敗したDACHDも急上昇、中段保合、さらに急上昇で押し下げて安定という流れ。

最初の急上昇後の調整保合をどう受けるか、それが三回も支持された所でどうすべきだったか、二度目の保合からさらに上抜けた所でどう利確すべきか?

◇2433 博報堂、6434 DACHD、2497 ユナイテッド

[2433] 博報堂HDは事業会社としての博報堂を主とする持株会社で、[6534] DACHDを子会社としており、さらにDACHDが[2497] ユナイテッドを子会社とする系列の親子孫関係にある。子から親への業績は連結するので、子会社の業績が良いと親会社のそれも部分的にだが良くなる。

電通と一緒に比較企業として観察していた博報堂は、上げの流れが続きすぎた後、調整から保合、そこから窓開けの下放れをした。それ自体は底をついた感じもあったので買いを検討したが、多少戻した保合からパッとせずやはりさらに下げていくのではないかと思っていると、あれよという間に上げ戻して窓埋めを完了してしまった。これは同じ事業の[4324] 電通[4751] サイバーエージェントら比較企業が好調に上げっぱなしであることから、業種連動で起きたことだろう。博報堂はそもそも上げ続けていたことでわかる通り事業が上手く行っていない訳ではなく、単に市場全体の動向につられて調整で下げただけだった。


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