SAND STORM

朝ぼらけ

2017年3月22日

投資日記 2017/03 vol.3

Filed under: 未分類 — sajin @ 07:48

◇配当落日の変動 20170329

自動車業界の巨人トヨタ自動車(時価総額19,982,597百万円)は、幾ら配当落日での下げ圧があるとはいえ落ちすぎであり、市場全体や同業種他銘柄は反発しているので戻すと見て、二度底付近で仕掛けたが、どちらも流れが変わることなく薄利と同値撤退で切り上げた。やはりここは難しい。

日産自動車(4,701,877百万円)は前場の落日売りが済んだ後はきっちり反発。今日はこちらでplayしていれば、綺麗に上下変動で稼げただろう。

時価総額でいえば日産より大きい本田技研(6,224,068百万円)は、配当権利が得られるので本来上がる筈の昨日下がって、今日は一方的に上げる謎の展開。

スバル(3,197,464百万円)は、国内での知名度こそ低いものの時価総額は日産と大きく変わらない。今日は前場で二度狭い利を取っただけ。下手にトヨタに付き合ったせいで下げ抑えの圧力が頭にこびりつき、後場に下値を切り上げながらbreakして跳ね上げていくのを逃してしまう。

マツダ(956,801百万円)は時価総額では小さく、スバルと似た上下に振れやすい動きをする。

全体に、普段の自動車株らしくない、動きの少ない日中に大きく反転する動きが目立った。配当落日の日中playは今日が初めてなので、配当権利を確保次第売却する利確勢による前場の下落圧力が働いても、円安と米株の安定で大きく上下に触れないだろうという読みを覆して下げるのをみすみす見過ごしてしまった。それが底をついて落ち着いてから多くの場合、反転上昇が起きるのも捉え損ねた。

◇7270 SUBARU 20170328 配当権利最終日

今日は、Trump政権の政策実現能力不安でこのまま下げていくかに見えた米国株が力強く復活したことで日本市場の過度の不安も吹き飛んだ上、今日一日だけでも現物株を保有したまま日を跨げば配当の権利が確保できるということで、強い上昇の流れが底流にあった

昨日繋いだ売建を寄付きの変動中に解除。この際、始値を逆指値として買埋めしようとしたら遅れて上げに入ってしまい、処分が一歩遅れた。あまりに変動が激しい状態では指値でなく成行で挑まねば駄目。また、本来始値から上昇の流れに入る以上、買建すべきだったが処分に手間取ったのでそれも出来なかった。

寄付きの上昇が止まった辺りで売建、まだvolatilityが高い状態で狭い追従をしたために同値撤退。二底の機会が与えられたので、買建。これも追従幅が狭く僅かな上昇で利確してしまった。窓開けから寄付き30分のような変動性の高い状態では通常幅追従ではなく、二倍幅ぐらいの方がよい。

最初の山に向かって上がっていく過程で分割売建、これはvolatilityが下がる時間に入ったことで通常幅追従で適切に利確。問題はここで下げてつけた押しでドテンする買建を積極的に入れなかったこと。明らかに市場とともに支持線で反発した形で、昨日確認した寄付きから朝方の変動以降はダラダラ同じ方に流れる銘柄・業種特性と今日の形勢を考えれば上昇一辺倒なのは容易に想定できたが、一度つけた底付近で建てた指値を動かさずに以後の上昇を逃してしまった。この後も、trend支持線を横抜けた後に保合天井で売建するものの、スバルのみ市場・同業種に対して倍も上げているのだから多少は調整が入るだろうという思惑は外れて上げ一方で引けた。

明らかに一方への強い流れがある時はそれに沿った順行の建玉は押しの機会などに積極的に行う一方、底流にある流れに逆らう建玉は限界付近にのみ指値で建てて、追従もかなり狭い幅で早期に利確・損切してしまうという原則の内、順行の仕掛けができていなかった。

細かいことはあるが、相場が上昇すれば有利なpositionを抱えているので、今度こそrisk管理をきっちりしつつ処分していく。

◇失望から突き上げる米国市場

不安を反映して一時VIXが12%も上昇(High 15.11)、まだ1552を売りで抱えていたので、しばらく五右衛門風呂を覚悟したが、終わると12.50まで下げていて、前日比-3.55%だった。当然VXXも低下。再び含み益方向に向かっている。

S&P500 -0.10% DOW30 -0.22%と主要市場は微下げで調整し、AmazonやGoogleが集まるNasdaqは+0.20%でむしろ上昇した。

正直Trump政権誕生の時と同じぐらい、米国株式市場の力というものを見せつけられた。日本とは桁が違う。

◇日中取引への専念

ここまでスバル(富士重工から改名済)のpositionを抱えてわかったが、自分には中長期保有は向いていない。

株式市場に多年付き合っていないので、中長期の事例蓄積がなく、時間を掛けた仕掛け・待ち・利確・損切の感覚が身についていない。自分の上げ過ぎ・下げ過ぎ・もう上がらない・もう下げ止まるといった感覚はほとんど外れていて、それが一方で利を逃し、一方で大きな損失を産んできた。しかも仕掛けが成功したか失敗したかが判明するまでに時間がかかるために、教訓を得るのが遅く、改善量も少ない上に、最中に考えやその他諸々の雑念が入り込んで理由を歪めてしまうことが多々ある。加えて心配性なのかrisk感覚が過度にキツくなるか、逆に緩んでしまうかのどちらかで明らかに適切に付き合えていない。

一方、日中取引は毎日多数の失敗を重ねることができる上、riskは目の前にあるものが全てだし、どんどんそれらを制御できるようになってきている。その逆として利を伸ばす研究も進んでいる。とにかく限定されたriskの中で経験を重ねることができるのがいい。張り詰めた神経にもあっているようだ。

よって、よほどの有利性のある根拠に基づく場合のみswing tradingを行い、それ以外はday-tradingのみに専念していくことにする。配当狙いや中期以上の上げ下げを狙った企業材料に基づく保有は狙わない。そういった中長期投資は、余裕資金が増大して、もっと歳月を経て市場経験を重ねた後に行っていく。

◇負けて平静

何かを身につけたいと思うのであれば、丁寧に、慎重に、基本を学ぶべきだ。下手なうちから独自の取り組み方をしたり、自由に伸び伸び練習したりすると、最終的に底の浅い仕上がりになってしまう。少なくとも二年、いや三年、基礎を学ぶ必要がある。自分の我を通すことなく、セオリックなことを学ぶべきだと考えている。そうしてベースが身についたところで初めて、異なるやり方を模索すればいい。「こんなやり方はどうだろう」と試してみればいい。
梅原大吾 『勝ち続ける意志力』 p.59

Trump政権、というより共和党の内部構成に対する無知により政治予測を誤った。逆に振れることが確定したので当然制度のツナギ売りで入るべきなのだが、配当落日を控えて買いが入るとの情報を見て、買い戻しの流れもあると考える内に頭が混乱していた。実際に、寄付きの下落からは一旦激しく戻したが、これは市場に反したもので上ヒゲを何本も出して天井型を見せているのに売建をしなかった。それどころか誤った買建を下落の中で繰り返して連敗する。この最中、自分の頭はcoffeeを飲んだせいもあるのか石のように重く負けも込んでまともに考えられなくなっていた。

今に至る状況を考えれば、Trump rallyの再上昇を夢見て中期の現物positionを抱えた挙句、配当というニンジンをぶら下げたために、position操作の中立性が失われただけでなく、それが心理的に影響し、日中の仕掛けが買建に偏ってそちらでも損を重ねた。

早く早くに切られてよし。
負けて平静、己の側の正せる誤ちを見るのみ。

◇協力game

対戦gameを協力のgameに転化できる人間は、大きな夢や希望を抱けばよい。ただし、それに相応しい場で。

◇自分の力の及ぶ範囲

最初の頃は、麻雀も人と人が戦うので、ゲームで培ったいろいろなことを生かせると考えていた。実際、生かせたこともあったのだが、ゲームで磨いた勝負勘や観察力は、意外なほど役に立たなかった。麻雀を始めたばかりの頃は、そのせいですごく苦労した。ゲームでは、とにかく判断の速さが要求される。相手がどう動いてくるか、ゆっくり考えていたらやられてしまう。だから素早く考え、素早く行動する。即断即決が何よりも重要とされる。
 要するに、自分がこうだと思ったら動く。もし読みが外れて上手く行かなかったら、そこで初めて自分と相手の感覚の違いを意識し、読みの調整を図ればいい。相手は予想と違ってこういう動きをしてきた。だから、この人はこんな考えをする人なのかもしれない。そう仮定することができるのだ。
 そうした心の動き、行動の過程は、普段の人間関係にも当てはまるだろう。
 けれども麻雀は四人の勝負だ。さらに配牌が大きな意味を持つので、自分の力の及ぶ範囲がゲームに比べて圧倒的に少ない。自分ではわかっているのに対処できない場面も多い。ゲームと麻雀、その”勝負の質の違い”を受け入れるのに時間が掛かった。ゲームの世界で勝ち続けることで手にした、自分ひとりでなんとか出来るという自身は麻雀の世界ではまったく通用しなかった。その幻想を捨てるのに時間が掛かったが、こだわりを捨てた瞬間から勝てるようになった。
麻雀を打ち始めた頃は、ついつい幻想を追い求めてしまった。幻想や希望は捨てた方がいい。すぐそう気づいたのだが、「それじゃつまんねぇ」と意地を張った。自分の力だけで状況を変えられることを証明したかった。しかし、維持やプライドを捨てずに勝てるほど麻雀の勝負は甘くなかった。結局、我慢すること、引き下がることを覚えてから強くなった。正直、理想を捨てた悔しさはあったが、勝率はグンと上がった。

梅原大吾 『勝ち続ける意志力』 p.55-56

相手がよく見える、地に足の着いた、自己の力でどうこうできる要素が大きい場所では、夢を見たり、希望を持ったり、勝とうという意志で臨み続ければ、上手くいくことが多い。例えば自分の部屋を片付けていくのに、上手くいくかいかないかの最大の要因は自分だ。自分の力でどうにかなる部分が大きいのだから、自分がやるかどうかが多くを決定する(一人game)。

格闘gameは一対一の勝負(二人対戦game)であり、少なくとも自分が半分は制御できる世界だ。麻雀は四人に増える(四人対戦game)ことで、組み合わせが格段に増える上に配牌の運が大きく影響するので自己の力の及ぶ範囲は著しく減る。さらに相場では、参加者が無数に増え(実質無限対手)、その力の差も性質も平等ではなく、姿もはっきりと見えない。おまけに麻雀の配牌を遥かに超える不確定さ、Chaosが相場状況を支配し、自分の力でどうこうできる範囲は通常のgameや競技ではありえないほど小さくなる。そういう自己の力が及ぶ範囲が狭いのに希望や期待、思い込みの我を優先させると、逆の結果しか待つことはない。相場というのは誤った行いをしたものが、正しい行いをしたものに自動的に刈り取られていく場だからだ。


◇落ちるBitcoin

1290を最高値、戻し天井を1259までつけた後は、完全に下り相場に入ったBitcoin。

Charts: How Bitcoin's Market Dominance is Being Challenged – CoinDesk

以前、鳴り物入りでcrowdfundingの史上最大金額を集め始まったが、すぐhackingされて分裂したThe DAOの通貨Ether(ETH)がBitcoin(BTC)を遥かに上回る上昇率で暴騰している。

Ethereum (ETH) price, charts, and info | CryptoCurrency Market Capitalizations

一方で、Bitcoinの処理の遅さなどを克服したDash (DASH)という新興通貨が台頭し、この二つに挟まれてBitcoinは急激な上昇で頂点をつけた後、案の定下げ続けている。

This bitcoin rival nearly doubled in value in one week | MarketWatch

個人的にFXの様な地獄の競争に晒され続ける世界に身を投じるぐらいなら、暗号通貨界隈に徹底通暁してposition tradingで分散投機した方が遥かに得られる金額は大きく、riskもあるようでいてそれほど大きくないと思う(risk=時間*労力*喪失可能性資金)。

◇7270 スバル 20170324

森友学園は詐欺師がちょっと喚いただけで、政権側が対応すればすぐ終息、Trump政権の新保険法案が共和党内の自由議員連盟の反対で滞っているのは、単なる条件闘争ですぐに成立すると見て、売りツナギしなかった。その見方自体は正しかったと思っているが、結果は、円高が進んで下窓で始まる。自分の見通しでなく、人々の不安や反応が相場だと理解しなければ駄目。

寄付きで買建。前場、一山、二山、三山すべて指値で売建。値の上下ではすべて正解だが、追従を0.1%でやると大きいswingを二度きっちり取ることができず中途半端な利に留まった。特に今日は含み損が出ていることもあるし、慎重に玉を少なくしていったので手数料を差し引くと利が少ない。swingが大きい時は、基本となる幅をx1.5-x2.0に拡大し、ある程度進んで限界、反転の力が大きくなってきた所で縮小していくことにする。勝率は高いが、利は少ないという行為を繰り返すと、最終的には破滅する。

後場寄付きでも下げ底ぐらいで買建したが、通常注文と逆指値を違えてすぐ約定する過ちを犯してしまった。頭が少し惑乱気味なのでこの時点で取引はやめた。米国政治に危険性はあるが、政治の見通しは正しいとしてツナギは入れずに、週末~夜間の円安による利を取る方を選ぶ。

◇格闘gameと相場の差

格闘game playerのやっているのは対人であっても「練習」、多少真面目にやっても小銭程度を使ったriskの無い対戦。
こちらが相場でやっているのは、彼らで言うところの賞金・地位・名声が掛かった「大会」。
この差を弁えない所から、この間の失敗は起きた。

◇似て非なるもの

日中寄付きの下げだけは適切に取ったが、それ以後は「下げ過ぎから戻す」との見込みで何度も突撃して、すべて失敗した。
最後の最後に、日足のchartから余計なものを取り除いて見、週足月足を見た時に、すでに自分が根拠にした調整下げからの反転は支持線を割って崩れていることに気づいた。日足の形を当たり前に見ていれば、昨日の段階で損切りなのは明らかだ。それをいつまでも上がる上がると無意識に考えていたのは、売りのツナギを入れれば下げはほとんど関係ないと、適当に考えていたせいだ。そういう甘い考えのために、しっかり待つことをせずに目先で高値の小動きを買い漁った上、その売りツナギも適当に考えてしっかりやらなかった。「練習がてらにツナギをすればいい」という甘えが、日足でしっかり管理することを忘れさせていた。

加えて、最近格闘game絡みの本を読んだり、動画を見まくっていたせいで、日中の激しい変動の中で闘うことばかりに意識がいき、自分がposition tradingで現物を持っていることから感覚が離れていた。表面上努力していながら、二つの甘えが組み合わさって、今日大きく損を出してしまった。

努力も正しい努力でなければ実を結ばない。似たようなものに共感しても、それは相場そのものではない。

◇米株崩れる

米株が崩れたので日本株まで先物主導で崩れた。
FOMCで金融緩和から金利を上げる引き締めが緩やかということで米銀行株が売られ、北朝鮮の長距離弾道弾開発などで恐らくAIが売り、Trump政権の減税法案成立が遅れそうということで長期保有投資家がpositionを減らした。

昨日の時点で日本市場は下げたものの底固く、米株もVIXがかなり下げて(=安定)来ており、そろそろ手仕舞い時だなと思っていた矢先だった。特に「これだけ下げて買い支えが入るならもう大丈夫だろう」と現物に対してツナギ売りをしなかったのが失敗だった(その前の日はツナギ売りをして日跨ぎしたから、ほぼ損失なしだったにも関わらず)。

楽観が続いた後の「もうしばらく大丈夫だろう」という”緩み”が手仕舞い・ツナギ・売りの時。
悲観が続いた後の「これはもう駄目だ」という時が段階的な仕込みの時。

◇凧糸を出し切る

日足の変動の中で「今の流れなら抑えておこう」と今の流れ・水準に密着した値頃感で50%買ってしまい、「現物を買っておけばよかった」という失敗への誤った過剰反応(典型的な「失敗」からの「取り戻そう」)で、日足で「昨日より」少し下げた時に増し玉して資金枠を使い切ってしまっていた。相場で「凧糸は出し切るな」と謂われるが、こういう悪要因が重なった時の突発下げで含み損が出た時に対処できなくなる上に(特に信用でleverageを張っていれば即追証)、絶好の買いの機会であっても対処することができなくなる。片玉1/2を超えて買い進む様な時は、事件下げ、複合突発下げのような行き過ぎでしかやってはならない。日を跨ぐということの怖さ。

また、多少高値で買っていても、下げるならツナギで対処すればいいと安直に考えていたが、それならそれで最初からツナギで固定してしまうか、毎日執拗に大引けでツナギを建てるしかなかった。手法を言い訳に使うのではなく、徹底すること。

◇anomaly

手仕舞いが起きやすい連休を控えた先週末に勝手に上と予測して逆行した過ちもそうだが、今は三月末の期末に向けて買いよりも売りに傾きやすい大手機関のplayerが多く、全体に下げやすい、正確には下げ要因に対して反応し易い時であり、こういう時に目先上げるように見えても絶えず下げに備えてツナギなどで備えねばならない。逆に四月はその三月下げの反発の影響もあって上げやすい。不確定ながらも情勢の強さに差がある場合は強い方に乗るようにする。というより、そういう流れが起きやすいことを常に意識して立ち回る(anomalyだけを頼りに仕掛けても上手く行く可能性は低い)。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長によると、4月は「外国人買いの特異月」。2007年から10年間、外国人はすべての年の4月で日本株を買い越した。買い越し規模は平均で1兆円規模に達し、日経平均の月間騰落率は7勝3敗だ。

 新年度で国内機関投資家の新規マネーが入りやすいことも、外国人買いの呼び水になっているようだ。アセットマネジメントOneの柏原延行調査グループ長は「米利上げなどのイベントをこなせば外国人の資金流入が増える」という。

空売り個人、試練の春 下がらぬ相場買い戻し迫る  :日本経済新聞


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