SAND STORM

朝ぼらけ

2017年5月23日

投資日記 2017/05 vol.2

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 15:58

◇1552 国際のETFVIX 200:1の併合と対称変更

1.平成29年9月14日時点の受益権を対象として、同年9月15日に200:1の比率で併合を行います。(当該併合により、200口の受益権が1口となります。)

2.主要投資対象の変更

    主要投資対象を指数連動有価証券から、外国有価証券指数等先物取引に係る権利および米国国債等に変更するものです。あわせて当該変更に付随する約款変更を行います。
    ・理由
    金融商品取引業等に関する内閣府令第130条第1項第8号の2に規定される信用リスクの分散(以下「分散投資規制」といいます。)に対応するため、主要投資対象を変更いたします。
    分散投資規制とは、投資信託が抱える信用リスク(投資対象となる有価証券の発行体の元利金返済能力の悪化により、元本および利子の支払を受けることができなくなるリスク)を制限するため平成26年12月1日に施行された規制です。当該規制については、施行日から起算して5年間、適用除外となる経過措置期間が設けられており、期限である平成31年11月末までに対応する必要があります。 本ETFは指数連動有価証券を主要投資対象としています。指数連動有価証券を主要投資対象とし続ける場合、上記規制が求める水準での信用リスクの分散を図ることができないため、主要投資対象を変更することで分散投資規制対応を図るものです。

    ・実施日 書面決議が可決された場合、主要投資対象の変更に係る約款変更の適用日は平成30年8月14日となります。

「国際のETF VIX短期先物指数」 重大な約款変更に係る書面決議基準日設定および 受益権併合のお知らせ

200:1の受益権併合が2017/09/15、対象変更が2018/08/14。前者はいいとして、後者は具体的に何にどのような割合で連動するようになるのかハッキリと示されていない。

1552売りないし2049買いは、逓減があるので売ってさえ、買い持ちしていさえすれば儲かるという認識が広がっているが、これは今の金融緩和相場が続いている状態で、なおかつFRB/ECBといった中央銀行が2015,2016の市場下落に対策を取った結果であるからこそVIXが低く抑えられ続けるので妥当性はあるものの、これからQE(金融緩和)が縮小していくと、VIXの変動は元の15-20が当たり前、下り相場や事件が発生すれば簡単に30を超えるといった状態になるのでかなり危険な考えだと思う。特に「持ち続けさえすればいずれ逓減で利益になる」という仕掛けの理由は損切りを早期に行わない強固な動機となり、致命的事態を招く可能性が高い。

実際、VIXの歴史を振り返ると、Lehman shockから一年ぐらいは40を超えるのが当たり前(最高89.53)だったし、May 2010のFlash crashのような突発事態で48.2を付けたり、2011はS&Pが大して下げた訳でもないのに15ぐらいを底這いしていたのが急上昇し、数ヶ月に渡って20-30をうろついている。2015 China shockでは58.29まで到達した。だから私はVIX15以上でしか仕掛けてはならないと思っていたし、安全域は20を超えてからで、それでも非常に危険なriskがあると思って去年(2016)は取り扱っていた。それに加えて政治eventでの認知の歪みがあったから仕掛けて取った訳で、環境認識とtechnicalの高度な組み合わせである。

VIXの通常域というのは長年15-20であり、10前後が当たり前となっている現状はかなり異常な理由が重なったものとして、環境認識をちゃんと行ってrisk制限をしていないと、1552売り/2049買いで儲けても、いつか必ず突発事態で死亡するのが必然だろう。

Price Charts on VIX | CBOE
VIX Options and Futures Historical Data | CBOE


◇revolvingでsmartphone買い替え

とりあえず、10%ぐらいの利益が出つつあるので、ひび割れが酷くなってきたsmartphoneを買い換えることにした。楽天がpointで釣ってリボ払いをやらせようと執拗にspam mailを送ってくるので、最低額のrevolving負担で最大限にpointを獲得して、最短で抜けるように計画して買っておいた。

皮肉なことだが、仕掛けが上手く行って、ゆるやかに含み益が出つつある時は、刺激欠乏症のような状態になる。過大な引かれ玉を抱えて負荷がかかるような状態ばかり経験してきたことで、負荷がかかっているぐらいが丁度よい。

実際、過度な危険性による負荷はよくないが、ある程度の危険性を抱えた負荷がないと真面目な取り組みにならない。

◇逆日歩の適用

日証金に確かめたが結局こういうことのようだ。

・日本証券金融株式会社(日証金)に仲介してもらうことで行う信用取引を制度信用といい、証券会社が個別にやっているものは一般信用という(制度信用は期限が六ヶ月、一般は証券会社の設定次第)。

・空売り(信用による貸株売り)は、他人の株を貸してもらうことで擬似的に売る行為。信用買いは、担保を元にした融資で他人の株を擬似的に買う行為。いずれも買い戻すか、売り戻すかしなければならない。

・信用買いで積み上がった融資残を、空売りで積み上がった貸株残で割ったものを貸借倍率という。融資残の方が貸株残より大きければ、仲介する日証金にしてみれば融資で機関投資家などから入手した株を貸して売らせるだけのことなので、問題は起きない。貸借倍率が1.00以上であれば、融資残の方が大きいから問題が起きていない状態。

・空売り注文の増大(ないし融資残減少)により、貸株残が融資残を上回ると(貸借倍率が1.00を割る)、日証金側が株を機関投資家などから借りてこないといけなくなる。そのような状況が発生した場合、翌日に入札を行い、そこで株を貸す人や機関が現れるように利益をつけることになる。それが逆日歩で日証金ではこれを品貸料と呼んでいる。だから逆日歩はこの入札次第で変動し、発表は翌営業日の十時過ぎ辺りになる。この入札結果により、取引後に速報として出されていた貸株残・融資残は変化するが、一般に配布されるdataは更新されないことが多い。

・逆日歩は貸株残を減らして、融資残を増やすのが目的なので、徴収された逆日歩は信用買いをしている者に配布される。貸借良化が目的であるから、現物で持っている者には配布されない。入札で行われるのはおそらく融資買いで、「どれだけ逆日歩がもらえるなら融資買いを入れますよ」という競りだと思われる。

・逆日歩の換算日数は、「証券会社で空売りした日から返済した日まで」ではなく、三営業日後の受渡日から返却日前日までの日数で換算される(営業日なので間の土日祝も換算される)
証券会社で出した空売りと返済は、上の様な入札の仕組みから注文(約定)日->翌日に証券会社側が日証金に仲介→日証金側が実際の株の持ち主に仲介→実際の受け渡しという段階を経るために、起算から四営業日後(=三営業日後)に実際の貸株の受け渡しが行われ、返却も返済注文から三営業日後になるズレが生じる。このズレのために火曜日以前の空売りを水曜日まで持ち越した場合、水曜に返却しても実際の受け渡しは木・金・(土・日)・月と営業していない土日を挟んだ翌週となってしまうが、その営業してない日の分も逆日歩は換算される。

・逆日歩の発生日と確定した数値適用は証券会社側で行った空売り日から返済約定までの間についたものが適用される。
実際に適用される逆日歩は、その実際に受け渡たされたされた日から返却前日までに発生したものになるのかというとそうではない。適用される逆日歩の数値は、証券会社側で売建約定した日から返済約定した前日までのものになる。実際の受け渡し日から返済日は関係ない。

5月 22 23 24 25 26 27 28 29 30
逆日歩 1 1 1 2 2 3 3

仮に上のように逆日歩(品貸料)がついたとする。
月曜日に売り建てて、火曜日に買埋め返済した場合、実際に受け渡されるのは木曜日、実際に返却されるのは金曜日、逆日歩適用は月曜日の1円。
火曜日に売り建てて、水曜日に買埋め返済した場合、実際に受け渡されるのは金曜日、実際に返却されるのは月曜日となり、逆日歩適用数値は火曜日の1円、適用日数は金・土・日の三日分となり1*3=3円となる。金曜日に逆日歩は上がっているが、適用はあくまで証券会社側で売買した期間のそれである。
水曜に売り建てて、金曜に返済した場合、実際に受け渡されるのは月曜日、返却は水曜日となり、適用日数は2日、逆日歩は1+2=3円になる。

◇逆日歩の適用がはっきりしない

大した額ではないが、含み益だけはでているので、今度は失わないようにちゃんとしていこう。
それと逆日歩の適用が、空売り約定日から返済約定日の間についた場合に課されるのか、空売り約定の三営業日後に実際に貸株の受け渡しが行われ、それが返済約定の三営業日後に実際に返却されるまでの期間になるのか、今ひとつはっきりしないので、どれかいいのがあったら一つ試してみようと思っている。

通常の銘柄の逆日歩は0.05-0.15円程度なのでさして問題はないが、1552 国際のETFVIXの様に100円ぐらいに減価しているにもかかわらず、5円->60円->120円と逆日歩がつくような銘柄だと破滅的結果に繋がってしまう。これが約定日判定なら逆日歩は翌営業日の入札後にしか判明しないので避けるのは難しくなるが、受渡期間判定なら売りが増えやすい時点のみを避けることも可能になる。

品貸料について | 貸借取引について | 日本証券金融株式会社|貸借取引情報
第12回 「逆日歩」が発生するしくみ| 楽天証券
第13回 知っておきたい「逆日歩」の注意点(その1)| 楽天証券
第14回 知っておきたい「逆日歩」の注意点(その2)| 楽天証券


◇Russia-gate

「TrumpがFBI長官を辞めさせたのは、Russiaへの情報漏洩を隠すためだった」という話がRussia-gate(ロシアゲート)だが、前にNixonがWater-gate(ウォーターゲート事件)で同じくFBI長官を辞めさせたのをきっかけに弾劾、辞任に追い込まれたので、「それと同じだ!」と騒ぎが広がって、最高値を更新していた米株が崩れ、VIXが10.65->15.59(+46.38%),VXXが13.60->16.10(+18.38%)と史上最低域から急上昇した。

日本株も一気に2%ぐらい下げて始まったが、少なくとも日中は反転の気配が濃厚だったので、寄りで2049 VIXインバースETNとBear ETF売りを幾らか仕込んでおく。今日は回帰方向への動きが濃厚なので本当は2倍から3倍程度の量で仕掛けたかったが、混乱をきっかけとして最高値圏にある相場がどう転んでいくかわからないので、ナンピン原則に従って、「分割して少ない量から」「近い価格で団子にならないように」「価格が有利に振れた時にだけ」増すことにし、ひたすら待ち。

今日の特色としては、普段日中はほとんど動かない1552 国際のETFVIXが114から109へと4%以上も動いたり、2049 VIXインバースETNの方も寄付きからかなり上げ戻したことだった。ナンピン原則に従うのはいいとしても、日中回帰が濃厚である場合は寄付きで多めに建てておいて、大引け近くで玉を手仕舞うという戦術も有効かもしれない。もっとも、これは時間的に真逆の米国市場が動かない時間に日本側だけで判断して起きた認知のズレではあるのだが。日本側の市場は寄付きでの反転期待上昇が崩れてかなり下げてから2/3ほど戻した(昨日終値19814.88>始値19556.99>高値19601.53>安値19449.73>終値19553.86)。米国市場は実際に開けて終わってみないとどう転ぶかわかったものではない。

◇20170517

風邪が治りきらない(そもそも免疫がおかしいので、いつも長引く)ので調子が上がらず、睡眠時間もズレて早朝に起きて動き出す正常な形を取れないでいる。

どうも言語化しにくいのだが、相場への付き合い方そのものが変わっていて、細かく操作しないようになってきている。要するに、日計り(day-trading)の中ではそれにふさわしく、短期の日跨ぎ(swing trading)の場合はそれにふさわしく、中期のうねりを捉えていく(position trading)場合はそれにふさわしく、その株や状況に合ったように建玉の仕方や立ち回りの緩厳を使い分けて行うということなのだが、これが正しいのか悪いことなのかはしばらく経ってからわかるだろう。

それに、最近はfundamentalsへの回帰、というより資料を基盤とし、それが相場つきの中で流れが反対方向に大きく振れた時に仕掛けるのが唯一の大きく幅を取る方法でないかと考える・・・というより、そもそもそういうものだと思うようになってきている。結局、株式というのは企業業績や市場展望、業績を左右する主要材料などfundamentalsをしっかりやるのが醍醐味であって、資料作成をちゃんとやってみると、それらは面白いし、相場と付き合う前提としてはもとより、社会や経済を見る上でも有益で、典型的な興味と知的拡張のcycleが働く。

どんなに優れた経営や良い商品、拡大する市場、将来性があっても、相場つき次第で大きく下げることはあるし、逆に大した内容でないのに過剰に上げることもある。資料を整えていれば、その認知の歪みがわかるのである。そういうことが年単位で付き合ってようやく身体でわかるようになってきた。fundamentalsの基盤を元に、相場変動をtechnicalで判断して、実践技法で立ち回る、後は自己自身の管理と、運、7が五つぐらい揃わないと儲からないのが相場だから。


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