SAND STORM

朝ぼらけ

2017年5月26日

投資日記 2017/05 vol.3

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 04:51

◇仮想通貨関連株暴騰

最初は3825 リミックスポイントがこの相場の始まりだった。ここは自前の仮想通貨取引所を運営する子会社を持っているが、そこが航空会社と提携したとか、中共の取引所と独占契約を結んだとか、Bitcoinが暴騰する中でそういう報道が連発し、連日STOP高、今日もS高に終盤まで張り付いたり剥がれたりしていた。

Bitcoinを始めとする仮想通貨の暴騰に加えて今日改正銀行法が成立したので、昨日から軒並み高騰していた仮想通貨関連株がさらに上げた、同じく仮想通貨取引所を持つ3807 フィスコも今日資金が流入して一時S高となった。

インフォテリアは別に仮想通貨取引所を持っている訳ではないが、BCCC会長であることもあって、ZENという仮想通貨を協力してやっているので仮想通貨銘柄として扱われた。

三社の日中5分足を見る。

3825 リミックスポイント。前場S高に張り付いていたのが後場に剥がれ始め、利確の売り逃げが起こる。最終的には戻したが、14時からはかなりの崩れが起きていた。

3807 フィスコ。後場に3825の資金が流れてきて、それまでにもかなり上げていたのをS高近くへと一気に押し上げる。

最後は3853 インフォテリアで、昨日の上げ過ぎからダラダラ下げてきていたのが、14時に3825から逃げてきた資金が流入し、上げて終えた。

それでこの相場が来週も続くかだが、良くて月曜で終わりだと思う。根本的にBitcoinやEthereumといった仮想通貨の相場が天井を打って崩れつつあるから、狂騒状態にあった仮想通貨への投機全体が疑問視され、その中で買われたに過ぎない関連株も下げていくだろう。そもそも仮想通貨取引所の運営がなぜ大きな利益をもたらすと思うのだろうか? 世界の小規模取引所が莫大な利益を上げているとでも思っているのだろうか。せいぜい手数料収入があるだけである。Mt.GOX破綻後、世界には大手取引所が幾つも乱立、隆盛し、遅れてきた日本のそれを使う理由はまったくない。わざわざ日本の取引所を使うのは日本語を求める日本人ぐらいのものだ。

◇最後の暴騰を見せるBitcoin

元々、2014のMt.GOX停止による信用崩壊での低迷の後、中共人が政治的理由でBTCに多額の金を転換したことで上昇相場が作り出されていた。
その中共人からのBTCへの資金流入は共産党が抑制したためにすでに落ちているのだが、入れ替わりに日本で仮想通貨取引所の開設や利用可能なserviceが増え、mediaが煽りまくったことで、愚かで相場を知らない日本人がBTCを中心に多額の資金投入を行ったため、現在の暴騰相場となっている。

上のchart型を見ればわかるが、緩やかな上昇相場が土台となって狂躁の暴騰となった典型的な状態で、暴落は必至である。fundamentalsから言えば、現在こそBitcoinが大きく取り沙汰されているが、どうせすぐにAltcoinなど同種の仮想通貨にも多くのserviceが対応するのでBTCはそれらとの競争に晒され、現在の様な価格に戻ることは二度と無い。また、BTCの相場崩壊は仮想通貨全般に対する投機不信を呼び、他の仮想通貨も短~中期的にかなりの下落(直近の急騰を鑑みれば暴落といってよい減価)を余儀なくされるだろう。

◇山師

山師ばかりなのですから、山師ガイド本こそが売れ筋になるのは当然なのです。
 相場師 = 山師
という方程式が成立しているのが「やり方至上主義」の論理ですから、相場で生計を立てている相場師というのは、
 こいつ一山当てたのか!!
ってことになるのでしょう(笑)

そして、自分の当てた山は内緒にしてこそこそ稼ぎやがって!!
という気持ちをどこかに持ちながらも、
 こいつが一山当てたってことは、自分にも当てるチャンスがあるってことだ!!
という山師論理を引っさげてさらなる「金鉱探し」に情熱が加速することでしょう。

この山師の山師論理は、情熱を強い目的意識に後押しされているものですから、それを否定する話など、聞く耳が無いのは当然なのです。
本人は相場への情熱と理解していますが、その情熱とは、山師の宝探しへの情熱じゃねえのか?
ということです。
 一攫千金、一山当てれば大金持ちになれる
そりゃー、情熱的になれますよね。

これに対して、私の書いていることは、コツコツ練習して努力すれば勝てるようになれるかもしれません。
しかも、その努力も報われないことが多いです。
 それでも、勝ちたかったら職人の上達のプロセスのように、段階を踏んでコツコツ努力しましょう。
ですから、まるで夢などありません。
しかも、やり方など一時的なものですぐに相場は変化します。つまり、一発当ててもそれは一時的なものです。
だから、一発当ててなどという現実逃避をやめろ。
という山師の一番嫌いなことを書いています。

山師にとって一番キライなフレーズであるところの
①地味な努力の繰り返し、②仕事感覚、③コツコツの積み上げ
の3点セットなのですから、そりゃー強い拒絶反応が起きて当たり前だのクラッカーなんですよね。

 俺はそんなことを求めて相場をやっているんじゃない、一攫千金を求めてこの世界に入ったのだ、そんな仕事と同じようなことなのだったら、そもそも相場などやらない、やる気もない。同じ地味でコツコツなのだったら、確実に給料をもらえる仕事をやったほうがマシだ!!

ってことかもしれません。

そもそも、相場師など、みんな地味ですよ。
小説だとか、ドラマでは派手なものを想像させますし、それが夢があるということなのだから仕方がありませんが、それは、一般人が想像する山師の成功者としての相場師の姿だと思うのです。

 今自分の仕事でそんな夢など描きようもないのだ、給料のためにしかたなしに仕事をやっていはいるが、本当はこんなことやりたくないのだ、何とかこの生活から抜け出したい、そのための宝探しこそが相場なのだ。

気持ちはわかります。
私にもそういう時期があったのでよくわかります。
夢を持つ、夢と希望で相場をやる、ということを否定するつもりはありません。
しかし・・・でもそれって、厳しい言い方になりますが、単なる現実逃避じゃありませんか。
相場は現実ですよ。

あらなみの里 夢と現実の間で

一般人が想像する山師の成功者としての相場師の姿。

◇20170525 インフォテリア急騰

自社株買いを発表したことで昨日上げ始め、今日前場の上げはちょっと行きすぎだと思ったので利確したら、午後からstop高になるかというほどの上昇があった。これは最近のBitcoinなど仮想通貨高騰が一般人の目を引く中で、InfoteriaがBCCC(ブロックチェーン推進協会)の会長を務めており、FinTechにも関わっていたことから日経新聞などが度々言及したのが原因のようだ。今日はFinTech全体が上げたのでその中でもInfoteriaに資金が流入した。

それでFinTechでInfoteriaに利益がもたらされるのかというと、あまり関係ない。ここの本業は独自の端末を工場など現場作業で使ってもらって、その情報管理を行うのが主だから、金融は関係なく、blockchainの技術も活用する所があまりない。

社長は平野洋一郎といって、Carry Lab.(キャリーラボ@Wikipedia)出身の人物だ。同社はSHARPのMZ系PCを主戦場とし、machine code(マシン語)でprogramを書き、独自の言語も開発するなど高い技術力を誇った。

「春望」辞書盗用事件 | MechaAG

平野が開発したword processor(ワープロソフト)”JET” seriesは市場首位となるほどだったが、db softがその辞書をパクって競合製品を開発し、その競合製品の方が出来が良かったことや、日本のPCは最終的にNECのPC8801からPC9801に征服されていくが、MZからの転換が遅れて経営が悪化、開発人員は軒並み独立し同社は倒産した。

平野はword processor開発の技術力を買われて、米国に渡り、DOS時代の有名な表計算software”Lotus 1-2-3″の開発に携わる。

独立し日本に残った開発人員が創設したのがAlfaSystem(アルファ・システム@Wikipedia)で、ここは小川範子を起用した『No.Ri.Ko』『リンダキューブ』『ガンパレード・マーチ』『俺の屍を越えてゆけ』といった日本のgame史に残る独創性の高い作品を幾つも作り出すことになる。

平野は米国でIT業界隆盛期を経験してから帰国し、日本のIT業界の悪弊である土方のような下請けでなく、MicrosoftやOracleの様に汎用softwareを売りにするventure企業をつくろうとして創設したのがInfoteriaである。

ソフトウェアに関して、私にも夢があります。今日は、その話をします。

それは、「ソフトウェアを日本の輸出産業にする」という夢です。

私は、ソフトウェアは産業財として
資源も国土も乏しい日本に適していると確信しています。

なぜなら、ソフトウェアを造るために、資源や原材料を輸入しなくてもよいからです。
そして、製造にあたって大規模な工場を作ったりする必要がないからです。
さらに、いまではソフトウェアは世界中に一瞬で届けることができます。
Windows, Mac OS, Android, iOSなど稼働環境も課金ネットワークも世界中でフラット化してきました。 それなのに、日本の多くのソフトウェア開発企業は、日本国内だけでしか事業を行っていません。

なぜか?

それは、ほとんどが「受託開発」というスケールしないビジネスモデルになっているからです。一つの顧客から注文書をいただいて、その注文通りに開発して、注文者に納めるというビジネスモデルです。このモデルでは、売上を伸ばすためには、それだけ人手が必要となって、スケーラビリティに乏しいのです。

一方で、世界で活躍しているソフトウェア企業は、どうでしょうか?Microsoft、Oracle、Google、Facebook。注文書をもらってその通りに開発して納める受託開発はやっていません。製品開発でありサービス開発です。どこからも注文書は来ないのに、自ら考えて、開発して、どうですか!と言って世に提案するのです。

このように、おなじソフトウェア開発業でありながら、日本と欧米のビジネスモデルは大きく違っていて、構造的に世界で勝負できるようになっていないのです。

私は、その状況を打破し、日本から世界中で使われるソフトウェアを開発するために、米国型・シリコンバレー型の企業としてインフォテリアを起業しました。

その理由は、私の少年時代にまで遡ります。

私は、小学校時代から半田ごてを握っている電子工作少年でした。
愛読書は「ラジオの制作」と「トランジスタ技術」。
高校に入ってすぐに、愛読書に載っていた「マイコン」に衝撃を受けました。

それまでは、「別のことをやる」には「別の回路を設計する」必要があったのですが、「マイコン」では、「別のことをやる」ために別の回路を設計しなくても良いのです。同じ回路のままで、計算ができたり、カウンターができたり、ゲームができたりしました。
これは電子工作少年にとっては「青天の霹靂」でした。

そこから一気にソフトウェアにのめり込みました。
高校での授業中もノートを取るふりをして机上プログラミングをしていました。
最新のコンピュータがあるという噂を聞いて、熊本大学工学部に進学しました。
しかし、1年生、2年生はコンピュータの基礎を座学や古いマシンで習うだけで、
最新のコンピュータなど使わせてもらえません。

「大学の4年間は無駄だ!」と考えて、熊大マイコンクラブの1つ学年が上の先輩と大学を中退しました。そして、アルバイトをしていたマイコンショップでソフトウェア開発組織を作りました。これがキャリーラボという、熊本から日本中にソフトウェアを提供していた会社です。

今、米国では、スタンフォード大や、イリノイ大や、ジョージア工科大やMITなどの大学の周りで多くの企業がスタートアップすると指摘されています。しかし、日本にも以前は各大学の周りに、卒業生や学生がスタートアップしたソフトウェア企業があったのです。
・北大のハドソン
・東大のサムシンググッド
・阪大のダイナウェア
・九大のシステムソフト
そして、熊大のキャリーラボという風に。
ソフトウェアジャパンアワード2017受賞 | 笑門来福 -インフォテリア社長ブログ -

ソフト開発未来会議|特集:ソフト開発への提言|「『くだらない』『恥ずかしい』を無視して自分の手を動かせ!」

日本のventure businessはSoftbankやlivedoorみたいな、どこかで成り立ったbusinessを持ってきて適当に金を稼ごうというものばかりだが、平野は本場で培った経験を元に高い志で企業経営をしていることがわかる。

しかし、Infoteriaが本当に評価されるのは、今のようなFinTech、blockchainの狂躁でなく、IoTが進展した数年先からのことだろう。

◇また東京へ

週末から一週間、また東京に篭もるのでちょうど含み益が出ていたものは、相場の流れの中で大半処分しておいた。今度は環境を調えていくので向こうでもlaptopによる売買とblogの更新も出来るはずだ。

ほとんどの持ち株・建玉を処分すると、「当座大きな利益が出たのだから、休んで今の用事に集中したり、周辺を整えるべき」という考えの一方、「何かやらねばならないのではないか」との強迫観念に襲われ、今日もSUBARUのday-tradingを何度かやった。「前の状況に基づいた注文はほったらかしにせず取り消しておけ」というfeedbackは得たが、利益はわずか。

◇2220 亀田製菓 20170524

亀田はAbenomicsと同時に人口減により衰退していく国内商品の整理と海外展開を始めたことで、六年間で5倍以上の株価となる高騰を見せたが、2016/07に6110の最高値をつけてからは業績に下方修正が入り先月まで下げ流れとなっていた。しかし、5/11の2017年度決算が、(純利益では-74.3%となったものの)本業から生み出される営業利益が+20.1%と拡大を裏付けたこと、それを受けて、野村證券がratingをBuy 5900->6800円と変えたことで火がついて前の高値を超える新高値まで短期間で一気に駆け上がった。

しかし、その上昇に限界が見えた辺りで、改めて決算報告書を見て伸びるはずの海外事業を分析すると、営業利益は輸送部門や健康食品の増分から来たもので海外事業はほとんど寄与していなかった。一番いい見通しだった頃の高値まで上げたのは行き過ぎだと考え、fundamentalsとtechnicalを合わせた理由で売り始め、もう一枚ナンピンするつもりでいたらすぐ下げ始めてしまう。逆日歩がついていたので、「そんな簡単には下げないだろう、また上がった所を押しで叩けばいい」と先週処分したら、昨日今日で大きく下げてしまった。特に今日の下げを生んだ理由は、「主力商品の一つ「ソフトサラダ」を4月に食べた宮城県内の女子小学生が、混入していた繊維状の金属片で口の中をけがしていたことが23日、分かった」ことだった。

前から思っているが、相場が上昇気流にある最中は、上昇に繋がる好性の材料のみが報道され悪性の材料は無視される。相場が下降している最中は下落に繋がる悪性の材料がまるで探し出したかのように報道され、良性の材料は無視される。

相場が上がる/下がる理由が事後的に発見され、今の流れを追認する。


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