SAND STORM

朝ぼらけ

2017年6月21日

投資日記 2017/06 vol.3

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 20:02

◇相場は地に足のついたことしか受け入れない

梅雨に似合わない晴れ続きの後に、急に台風の様な雨と風が襲ってきたせいで、自律神経が狂い、徹夜で起きていた。
朝方に寝て起きると場が開く十分前で、場帖をつけて観察はしているが計画も何もしていない2497 ユナイテッドがCHEERZ!のAKB関連提携を材料として暴騰していたのがそろそろ限界かと潜在的に思惑が膨らんでいたので、値頃感だけで売りでもやろうかというおかしな気になったのを、こんな体調でやったら必ずおかしなことにどんどん巻き込まれていって酷い結果になると自覚して取引そのものをやめた(当然、自分の思惑に反して上げていった)。

先月末から今月頭に大損をした辺りから、気候変動もあって明らかに自分はおかしくなっているし、日計りをやるなら(日計りでなくてもだが)、しっかりと状況を選んで最小の一枚を入れ、もう一枚だけナンピンして、不味かったらすぐ損切り、上手く行くなら追従して伸ばすという行為を繰り返して調子を整えていくしかないと思っている。

正直な話、去年から踏ん張っていた「この一線を一時的に下回ることはあっても、必ず保って伸ばしていく」という所を下回ってしまい、軽々しく張る気がまったく消えている。そして、それは積極性が失せたという意味で不味いのだが、一方かなりの面で正しいとも思っている。自分は一年半前に相場を始めて以来、地に足の付かないことをやってその都度大損をしてきたし、結局最近までそれは本質的に変わっていなかった。

今はインフォテリアでの失敗を糧に、糸の出し方を制御することだけ考えて、明らかに行き過ぎの機会に、trend lineの横抜けなど一歩も二歩も待った上で試し玉から始めて、必ず日柄を置きつつ、事前に計画した資金を均等に割って、段階的に反転を捉えていくこと、それと有利な位置に入った時にtrend lineでの逆指値stopを必ず置くことだけを考えて日跨ぎでやっていこうとしている。

相場は雲を掴むようなことの競争だ。雲つかみに夢中になって、地に足のつかないことをやれば転げ落ちて大怪我をするだけである。

相場社会は希望と絶望が短期間にいくども織りなす世界である。
希望とはなんぞや。
自我の立てた目的に向かう努力が、報いられる見込みの大きい時である。その目標に行き着けば幸福というゾーンに入る。幸福ゾーンは安息と充実の静けさである。

それでは絶望とはなにか。
絶望は悲哀からくる。悲哀は不安からから来る。不安は自分が全身、全力で「生」というものに取り組んだかどうかによって発生する。悲哀というものは以前に気が付かなかった人生の影の部分ばかりが目につくもので、行動力がなくなる。活動力の低下である。悲哀の淵に沈むと、人間がわずらわしくなる。これを行動の面から見ていくと喜びが明るさである。活動である。まどろみである。怒りは反撃である。悲哀は無気力ということになる。そして絶望という世界へ進む。悲哀という座席は誰でも人間の心の奥にいつでも空けて待っているもので、どこからでも絶望が乗り込んできてもよいようになっている。

悲哀にしろ、絶望にしろ、この世界に閉じこもると、まるでそれを楽しむかのように、より暗く、より悪く考えていく。病気の人は病気を可愛がり、貧乏の人は貧を可愛がる。絶望をそのままにしておくと自分をまわりの世界から、つながりを断とうとして自分を捨ててしまう<生を断つ>か自分を包む世界を一切否定して絶対孤独な存在と化す。これを幸福に対する反対、不幸という。不幸は人間の苦痛で、誰でも近づきたくないものである。そこで不幸ゾーンからの離脱という行動が開始されなければならない。

そのためにはどうすればよいかとなる。まず絶望とか悲哀のカーテンをはらいのける感情を持たねばならない。絶望の中から、活力を取り戻す感情に移していくことは大変な苦痛である。しかしその苦痛を越えれば、自ずから道は開け、自信も出てくる。人間は精神的な活力が湧くと再び希望というものに向かって進み出すようになっている。

鏑木繁『先物の世界・喜怒哀楽』「誰にでもある絶望の座席」pp.120-121


◇調子改善

ようやくダニが取れて、夏の気温と湿気に調子が合ってきた。
調子が悪いと少し動こうと思っても脳みその芯が腐った胡瓜(キュウリ)のように、グニャりと折れてしまうが、調子が良いと自然と運動にでも行こうかという気になる。

常に一からやり直して、いつも、どんな場合でも最善を尽くせ
調子が悪けりゃ、ブン投げてやめておけ
やめてる間に資金は減らない やめてる間にstressもかからない

◇曲がりと悟り

曲がりにつける薬はない。止めて気が変わるまで捨て置くしかない。

曲がりにつける薬は経験を経て始めて得られる「悟り」。
失敗した経験を噛み砕いて、落ち着いて、直していけば悟りになる。

これは日常の構築にも入るが、「場が開く前の不安や期待が入り混じった状態」と、「場中に飛び込んで、激しい変動に晒された状態」では、特に自律神経・古脳を中心とする脳の状態に差がありすぎる。この差を無視して、「寄付きの変動が一番儲けられる機会だ」といきなり派手なことを始めてしまうと、脳は地に足の付かない状態となり、逆行すると冷静に対処できなくなって、取り戻そうと建玉を大きくしたり、ナンピンを限界まで繰り返したりするようになる。本能や感情、以前の経験の残存反応など潜在的に構築されているものがそのまま悪い形で露出し、暴走してしまう。

特に休み明け、週明けのような、場への参加に間がある時は、ほんの僅かな建玉で「自分がどうなっているのか」「今の自分が場に参加して、判断して、張って(仕掛けと手仕舞いをして)みてどうなのか」ということをゆっくりと、しばらく動かしていない身体を柔軟してほぐしていくようにやっていかねばならない。

終局全ては、身体のことなのだ。
寝ぼけ眼のまま大型のdump car(ダンプカー)に飛び乗ってaccelerator(アクセル)を踏み込んだりせず、ゆっくりと近所を歩いて散歩と柔軟をすればいい。

◇三語

ごちゃごちゃ書いていたのは、まったく無意味な壁の模様と化していたので、三語にした。
買ってきた極太で勢いで書いた。

もう一語追加した
「計画した取引のみ」

◇ぶん投げ


 ン

 げ

   ブ
  ン
 投


 ン
  投
   げ   

◇結局Wyckoff基準

自分は他のあらゆる伝説的投機家や著名な相場教育者よりRichard Wyckoff(リチャード・ワイコフ)の方が上だと思っている。
なぜなら奴だけが、具体的な損切りのやり方を明確に述べているからだ。
ある程度まともな相場教育者なら「損切りが重要」、「損切りが重要」と言うのは当たり前だが、その具体的やり方はせいぜい「7%、10%引かれたら切れ」というぐらいでしかない。

Wyckoffは、
1.仕掛け値(+手数料)から僅かでも有利な方向に振れたら、stopをそこに動かせ
2.毎日、最低でも週に二回は自分の玉を確かめて、引かれているなら翌日の寄付きで問答無用でブン投げて処分せよ
3.絶対に追証に応ずるな。追証は間違ったという決定的な証だから、必ずブン投げよ

と具体的極まりない損切りを教授している。このWyckoff基準は常識的に考えれば厳しすぎて、多少の変動にも応ずることができなくなり機会を失うという欠点があるが、「私の経験では、新しく建てたpositionが逆行すると、その動きは続くことが多い。良いtradeは、たいてい最初から利益が出るものだ。」(Michael Martin『内なる声を聞け』第一章)というのが、自分も嫌というほど経験してきた真実だから、とにかくWyckoff基準でブン投げて、資金を確保することを最優先にした上で再度情勢を検討して仕掛け直すしかない。

自分が実用的だと考えているのは、Wyckoff基準+αの多少基準を緩めるが、その基準に近い場所の支持・抵抗までは待つというもので、これにsystem化した再度の仕掛けを組み合わせれば立ち回りができるようになると考えている。考えているというか、そうするしかない。

◇失敗、失敗、失敗

なんつーのかな。頭先じゃないんだよ。
食うとか、寝るとか、走るとか、なんかこれいいなぁと思って買ってとっとくとか、大事なもの捨てるとか、そういう次元。
限りなく本能に近い世界。限りなく本能の行為、実存の行為を指先、頭先通してやってるだけ。

阿呆のように失敗を繰り返していると、切ること自体は速やかにできるようになってくる。もちろん、それでも誤って損失を広げながら保持させる本能も残っているが、速やかに切る方が経験に裏打ちされて強くなってくる。これからもそういう振幅を繰り返していくだろう。今後の課題は切った後に、また入り直すのをどうやってやるかだ。

◇20170615 引かれ玉を抱えながら大口優待延長確保取引

引かれ玉を抱えながら、シコシコとday-tradingでほとんどscalpingに近い取引を繰り返して、その含み損を補う分ぐらいは毎日稼いでいた。

五月の真夏かと思うような気候から、昼間は暑いが、夜は寒いという厄介な気候への変化に身体が対応しきれず、日常の回転を上手く回せない。特に最近は睡眠時間に乱れが生じていた。

前場の崩れの途中で明らかに取引行為としては失敗しながら、運良く流れが逆向いて前引けでは利益方向で救済された。この時点で、身体は怠く、頭はぼうっとしていて、「もうまともにできる状態ではないな」と考えて、やらないつもりだったのに、後場手前から気配などを見ていると突如通常なら絶対にやらない大きな枚数での取引を始めてしまう。

理由は、大口優待を継続するための日中新規建5000万円を達成するのに計画を練っていたのだが、それが潜在心理に「やらねばならないこと」として蓄積され増大していて、発作的に大きな玉での繰り返し取引を始めてしまったのだ。本来の計画であれば、厄介な現物の引かれ玉は片付けて資金的にも気分的にも整理してから、朝から時間をかけてなるべく有利な機会を選んで、分割建玉しながら損がでないように立ち回っていくつもりが、いきなり後場から始めて「時間がない」と焦って、無茶な仕掛けを繰り返し、損失を連発。調子が悪いのに無理をして危険な取引を繰り返しているので、早く終わらせたいと焦ってさらに損を重ねた。

途中から記録を整理して修正したものの、見立てと逆行したので最初は狭い範囲で即座の損切り、それが最初の見立て方向に反転したので「見立ては合っていた。これで支持ができたから待っていればいいと」再度の仕掛けをしたら今度は本格的に逆行して心理的に早い損切りを出来ない状態になり大きな損を出した。それ以後は、そこまで焦る必要はないと検討し直して利益方向の取引で済ませたものの、慎重さのない序盤の突っ込みと、この損切り失敗のためにかなりの損害だ。

大体5000万円分の新規建玉を達成した時点で、SUBARUはもういいかと、たまたまMAZDAを見るといつも上下にうねる銘柄らしくない底練り状態に入っている。newsを調べるとRussiaでrecallが出て、そのために2%ほど下げて動かなくなっているらしい。下げ材料に対して少し下げ抑えが効きすぎているし、前にうまく行った経験もある、「支持がしっかり出ているので終盤にかけて幾らかは上げ戻すだろう」と、SUBARUを取引していたノリで信用枠一杯で大きな建玉を団子でやってしまった。それが下に下げ抜けた時に、「待てば上げる」という思惑を優先して、また近くで損切り対応せずstopを動かして損失を広げ、丁度切った下ぐらいで支持が入りそこからは反転上昇という流れになる。そして想定通り最後は一時的にせよ上げていた(これで利を取るつもりだったのだ)。

この失敗でブチ切れてしまい、すべての失敗の源である、ここまで引きづられてきた、現物の引かれ玉をもう逆指値も何もない成行でバサッとすぐさま処分した。今日最大の正解はすべてを無視して、この引かれ玉の現物をぶん投げたことだった。これが、底で悪く悪く悪く悪く影響していたのだ。ぶん投げると精神的に解放された。

◇7270 SUBARU 20170613 – 一日・制度・現物の心理的影響

Trump rallyが終わってからは下げっぱなしの自動車業種。中でもSUBARUは、消費の落ち込みが明らかな北米を一本足打法で主要市場とするため、落ちる一方だ。移動平均線を見ると、まだきっちりとした底をついての底練りに入っておらず、下手に買い持ちで入ると損する可能性の方がかなり大きい。

しかし、UKの総選挙などで円高になったのは一時的と見て、「少なくとも瞬間的な跳ね返りが期待できる」と数枚買いでナンピンしていたら、UKの選挙結果は予想に反するもので不確定性が増して円高がさらに進み、どんどん最安値を更新していった。とは言え、下げすぎての安値感も強く、今日の5分足に見えるように、先週から日中の急騰と地すべり的下げを繰り返していて、その急騰の限界が見えた時に現物も捌けばいいのだが、一旦「上がる」と見込みを持って現物を抱えてナンピンまでしてしまうと、心理的抵抗が発生して損が出ている状態で軽く切れなくなる。

そして、そのような引かれた状態に長時間置かれると、肝心の流れが反転した時に、僅かでも利益方向に行くと早々に切ってしまう。今日も急騰の途中で売建を仕掛け、保合上抜け時点で損切らねばならないのを体調が悪いために見逃して、危険を冒して頂上部で再度追加でナンピン構築したが、下落の流れがハッキリ出た後、まだdown trend抵抗を抜けていないのに平均値で損が出ない所まで落ちた時点で逆指値を近づけ過ぎて逃げ出したために、その後の下げはまったく取れなかった。

今の注文制度は、逆指値以上の様々な要素を元にIf thenを組み合わせたprogrammmingを駆使できないので(例えば一定期間経過したら強制的に手仕舞う、n日後にA価格に入っているなら買い注文を出す)、こういった人間的過ちから遠い、仕掛ける前の冷静な時点でsystem的強制執行を仕込むのが難しい。つまり心理的影響を強くもたらす玉を抱えた状態で、人間的意志による裁量でsystem的に執行しなければならないのだが、それは人間の本性に反するので、大量の痛い経験で矯正していない限り機械的に執行できないし、体調や状況に左右されるのでとても不安定だ。例えば日計り用に一日信用で建玉するのと、長期を睨んだ制度信用での建玉、現物での保有、同じ買いであっても精神・心理に与える影響はまるで異なる。去年、一日信用で日中に処分するつもりのものを間違って制度信用で建玉して、事前の見立てから「大丈夫だろう」と日跨ぎで持ち越したら、どんどん引かれて切るに切れなくなってしまい、大損したことがあった。

system的執行を妨げる人間的な錯誤
・時間軸の無視ないし、時間単位の歪曲・誤認
・出来事の順序、因果関係の混濁・錯綜
・事(因果)の軽重のすり替え(言い訳探し、理由探し)

    目の前のchartで値が動いたことこそが圧倒的かつ絶対的に重要なものだが、「まだ先に~があるから待てばいい」「この動きは○○がつくりだした一時的なものに過ぎない」「出来高が少ないから違う」といった他の理由を探して軽視する。

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