SAND STORM

朝ぼらけ

2018年3月20日

相場日記 2018/03 vol.2

Filed under: 未分類 — Tags: — sajin @ 05:21

◇効率的市場仮説という大嘘

FRBが利上げを進めるというのも、彼らの対話重視からとうの昔にわかっていて、大体数年で3%ぐらいまで上げると言っていたから、先を予測して金利に基づくposition調整は為されていて当然の筈だし、Trump政権が中共を対象に関税を課すというのもかなり前から知れ渡っていることで、発生確立はほぼ100%であり、すでに除外対象がどこになるかが問題であった筈だ。実際、私も取引日誌にかなり前から

3/23(金)心体:
[出来事]
・米 – 鉄鋼・Aluminium関税発動

といった形で記していて、相場に大きな影響があるなどとは思っていなかった。

なぜなら、効率的市場仮説というものが市場においては主流の考えで、「現在の株価は、将来に対するあらゆる情報を織り込んだ上で形成されており、世間にある情報をもとに恒常的に利益を上げることはできない」はずだからだ。

実際はまるでそんなことはなく、FRBが金利を上げだしたら、異常な一桁に沈んでいたVIXが上昇し始め市場崩落を起こしたし、Trumpがわかりきっていた関税導入をやったら市場は暴落した。
事前に十分予測可能、どころか起こるに決まっていることが起きて初めて市場が反応するというのがむしろ実態である。相場絡みのことは大体、一事が万事こういう代物だから、窮極、資金を過剰につぎ込むな、「満玉張るな」以外の正しさなど存在しない。

◇専業の相場師

そもそも相場師なるものは、何ら生産的存在ではなく、存在価値がない。他人にしてみれば、儲けようが損しようが知ったことじゃないし、窮極、生きていようが死んでいようがどうでもいい。そういう存在である。

犯罪者がすぐに殺されたりせず、どんな人間でも人権で制度的に守られているのと同程度に相場師も存在しているに過ぎない。以前からだが、私は、相場師になるような資格があるものは放っておいたら際限なく相場関連のことを研究してしまう相場研究狂いか、立花義正のような足が片方ちょん切れてまともに働けないような障害者だけだと思っている。つまり嫌でも相場に関わり続けてしまうような必然性を宿命的に背負った人間だけということだ。そして、実際に相場師として食っていけるような者は、そのような際限なく相場道を突き進む者の中のごくごく一部ではないか。

◇大量の愚かさという現実

普段、そんな連中は切り捨てて付き合わないようにするし、そういう連中も決まった枠組みの中で暮らしているから表出しないだけで、頭のおかしい連中というのはゴマンといる。ここでいう「頭のおかしい」というのは、自分の中にある本能的装置や認知の歪みを外部からの強制と関係なく自立して知覚し、制御するために自己陶冶を行っていない人間のことだ。その手合は外的規制によって上面の正常さを保っているに過ぎないので、箍が外れると平気でおかしなことをやり始める。

networkと匿名化はそれを可視化するから、internetには「頭のおかしい」書き込みが溢れている。そして相場はまさに匿名性とnetworkの組み合わせに他ならない。AIやpattern学習がそれを「理性的」にする訳ではない。むしろ過去の大量の愚かさに満ちたdataと同期し、さらにそれから逃げ出すためにVIX shockやBlack mondayの様に極端な連鎖反応を引き起こす。

取り上げられる「投資家」なるものは利口さの化身として描かれるから勘違いするが、大量の愚かさこそが相場における現実である。自らの愚かさも含めて、そこに気づいていないことが、私の過去二年の根本的勘違いであった。

◇NISA損

損益通算のために2015,2016,2017と三年分の確定申告を一気にやったのだが、2016の途中で一般口座から自動的に損益通算してくれる特定口座に乗り換えたので、その年の計算は一般分と特定分を合算せねばならず、複雑な手続きと証明書類の提出のために税務署やe-taxに電話を掛けまくってやり取りすることになった。

一般口座での取引は本来すべての銘柄の取引を逐一記載しなければならない恐ろしく手間のかかるものなのだが、証券会社側が「年間損益計算・確定申告サポート」なるもので一般口座分の合算を出してくれているので、それを記入して証明書類を添付すればよいということにはなった。ただ、e-taxがpdfでの提出をできるようなことを言いつつ実際は定形の表計算dataしか受け付けないので何日も試行錯誤した挙句、封筒で送らざるを得ない。

そうして損益通算した三年分の損失を改めて見ると、たしかにこれぐらいかなと思いはしたものの、何か失った金に対して足りていない気がする。おかしいなと思いつつ他に思い当たる節もなかったので放置していたが、最近、譲渡所得税がかからないNISAの配当が振り込まれたので、NISAでの取引を確認してみると、最初の頃にNISAが何かもわからないままNISA口座で買っては損切りの売りを繰り返すということをやっていたことに気づいた。特定口座や一般口座の結果にはその損失が含まれていなかったのだ。

NISAの基礎知識 : 金融庁

NISAは一定の枠の中でのみ現物株式を保有できる制度で5年以内であればそれから配当を貰おうが、売却益を得ようが無課税というものだが、逆に損失を出しても課税対象外であるために損益通算に合算することはできない。無知というのは単に損でもあり、恐ろしいものでもある。


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