SAND STORM

朝ぼらけ

2018年7月5日

Heroes of Might and Magic III – play log vol.10

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◇Forgeという消された勢力

本来Armageddon’s Bladeで追加されるはずだったForgeというfactionをmodで再現したもの。

Forge (town) | Might and Magic Wiki | FANDOM powered by Wikia
Forge Town – Heroes 3: Armageddon’s Blade expansion

大元のMight & Magicの1-5辺りをやった人ならわかるけど、MMってmetastoryとしてSci-Fiが基盤にあって、その惑星の一つとしてFantasy世界があるという構造になっている。これは当時よくあった厨二病的設定で、Ultima Iも宇宙船に乗って宇宙空間に飛び出すし、日本ではHydlide IIIがモロにそういった「Sci-Fiの宇宙生物の創造主が創り出したFantasy世界」という設定だ。これは当時のオタク、特に米国のnerdがFantasyとSci-Fiの両方を好きだったというのが大きい。

RPG Codex Retrospective Interview: Jon Van Caneghem on Might and Magic :: rpg codex > doesn’t scale to your level

こういったmeta設定を持ち込まれて、これまでの世界で行われてきたことを台無しにされるのは夢オチ同様の裏切りなので、playerに嫌われてUltimaもMight & Magicも純Fantasyとしか設定されなくなった。当然このForge factionも多くの反対意見が寄せられて(特にHoMMは一貫してSci-Fi要素皆無なので違和感が大きかった)、publisherの意見で結局削除された。代わりに入れられたのがConfluxというelementalを寄せ集めたfactionで、Confluxのbalanceが崩れているのは、そのような急ごしらえでつくった事情が大きく影響している。

こちらはgraphicsを描きなおして現代化したmod。

Might & Magicが今でもseriesとして継続しているほど受けがいいのは、独自のfantasy要素が少なく、Tolkien(トールキン)の指輪物語とDungeons & Dragonsの設定(High fantasy)をほぼそのまま流用しているというのが大きい。これはSci-Fi設定の中でベタなHigh fantasyをあらしめるというmetastory構造がFantasy要素自体を「創造的」に改変して独自性をもたせる方向にいかせなかったためだろう。


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