SAND STORM

朝ぼらけ

2009年10月25日

Five Card Drop

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 10:59

Released: 2000
Platform: Windows
Developer: SweetLeaf Studios (Canada)
Publisher: SweetLeaf Studios
Engine: ?

Official: SweetLeaf Studios – Products
Forum: n/a
Wiki: Unofficial TransGaming Wiki

cardを落として縦横斜めにPokerの役を作って消していくplaying card(トランプ #1)を使った落ち物Puzzle。

SweetLeaf Studiosの初作。

#1 トランプ(Trump)というのはBridgeなどで用いられる最も強い種類のcardsを指す用語で、日本人が間違って受容した呼び名。世界ではplaying cardと呼ばれる。

[入手]

Online: RegNowで10$
CD: メディアカイトのULTRA2000

DEMO: SweetLeaf Studios – Demos

[Patch]

なし 最終: v1.0

Protect: なし

[Control/configure]

・操作:keyboard(Arrow key+Return)のみ、custom不可

×fullscreen<->desktop切り替えはできる場面もあるが、できない場面が多い。

[難度/save system]

難度 : 固定

save : 手動によるsave/load、簡単なResume可

[Graphics]

API: software

上質さはないが、このgameではそこまで気にならないだろう。

[Sound]

Widows 7 64bitで安定動作。

×NT系(XP含む)だとBGMが鳴らない

自動でOFFにされており、ONにできない。XPでWin95/98互換modeにすると鳴ることは鳴るが高速再生されるので聞くに堪えない。

dropt0.midというのが唯一のMusic fileでNT系でどうしても鳴らしたければ別programから手動で鳴らすしかないだろう。

・menuに戻らなくても、game中にM/Sを押すことで下の切り替えが可能。

M: Music on/off
S: 効果音 on/off

[rule]

・5×5の盤
・下方重力で上から一枚ずつ降ってくる
・同じcardは現れず、それぞれ異なる52枚が落ちきればRound終了
・縦に六枚重ねるとgame over
・縦/横/斜めに四辺の二つを繋げる形でcardが埋まった時、その線で役が構成されていれば役に当たるcardのみが消滅
・有効な役はTwo Pair/Three of a kind(3card)/Straight/Flush/Full House/Four of a kind(4card)/Royal Straight Flush
・並び順は関係ない(15423という並びでもStraight成立)
・Jokerなし。よって5cardはなし。
・落ちきるまでなら三枚のcardからChange可能
・得点は斜め(Diagonal)/横(Horizon)/縦(Vertical)の順で高い
・連鎖有り
・連鎖/同時消しに関わらず、一枚のcard落下で二列の消去ができれば得点二倍、三列消去できれば得点三倍

[game mode]

・Free play: 52枚のcardが落ちきればRound終了。Roundごとに落下Speed増加。

・Survival: cardを落とすごとに段々落下Speedが上がっていく。手役をつくって消すことでこの落下速度は弱まり、これは手役が高ければ高いほど速度が落ちる。Roundは実質関係無く、52枚が尽きればSeamlessにcountだけが上がってそのまま続行。

・challenge(Tournament) : 提示された役(大半が連鎖絡み)をその回数作れば次のRoundに進む。52枚の中でつくれなければgame over。

[gameplay]

Five card dropを逆上ること10年近く前、1990年頃に”琉球“という似たようなgameがあったが、

・落とすcardは4枚から選択
・Joker有り(琉球card)
・役を構成しても消えない
・5×5がすべて埋まった時点での得点を計算して、目標に達していればlevel clear、達していなければgame over

と、落としたcardが消えず、盤が詰まれば終わりなので長続きのしないgameだった。琉球はIdeaはよく大きな快楽が得られそうなのにCasualにplayし続けることができないので、playした方は「惜しいなぁ」、「これじゃ満足できない」と思ったのではないだろうか。

この琉球の不満点を見事に解消し、進化したのがFive card dropだと思って間違いない(琉球はArcade含めPC/家庭用機/携帯機にまで片っ端から移植されたのでFive card dropは恐らく琉球が元ネタだろう)。

◎落ち物+Poker+消去の相性の良さ

Five card dropの革新部分で最もすばらしい所はTetris同様にcardを消していけることだ。手役の消去が加わることで、運頼りの詰め将棋みたいなものから抜け出して、緩やかに長時間playし続けられるgameへと一気に進化している。

実際gameをやってみると、Pokerの役を揃えないといけないおかげで無闇に消せることもなく、かといって消去の方法は多様なのでそう詰まってgame overになることもない。StraightとFlushどちらの方向を狙っていくのか、Flushを優先させればStraightやPair絡みは遠ざかるし、Pairに逃げれば高い手は狙い辛くなる。こういったことを縦横斜めに絡めながら考えていくのはおもしろい。

○柔軟に行える斜め消去

TetrisとPorkerが組み合わさることで、Five card dropは普通に縦横斜めに役を組んで消していくだけでも十分面白いgameになっている。しかしそれだけでなく、このgameはかなりのやり込み要素が加わえられている。

琉球での斜め手と言えば長方形の対角線を繋ぐ2Lineでのみ可能だった。しかしFive card dropではどの場所であろうと三枚もしくは四枚で辺と辺が繋がれたとき役さえ成立していれば消すことができる。成立の難しい五枚消去に縛られる必要はないのだ。

この斜め消去の柔軟さがFive card dropを極め甲斐のある奥深いものにしており、実際やってみると、これがあるためにplayに様々な形で連鎖を取り入れることが可能になっている。

◇連鎖の攻略

Five card dropは連鎖まで視野に入れて作り込まれたgameだ。ただ目に見えるものを組み合わせて消すだけでなく、連鎖を組み込んだ時、Five card dropの奥行きは一挙に広がる。

このgameで連鎖を考えた場合、cardが端と端を繋がないと消せないという前提があるために、普通に横消去/縦消去を行ってもまず連鎖は起きない。

連鎖を起こせるpatternを五枚一斉消去で考えると

・横消去 -> 斜め3/4枚消去
・斜め消去 -> 横5枚消去

の二通りしか存在しないが、Five card dropでは役に入らないcardがそのまま残るので、縦消去/横消去いずれもTwo Pair/Three of a kindなどであれば消えなかったcardが落ちてきたり、消えた部分に上段からcardが落ちてきて連鎖が発生する。

元から手役を作らないと消去できないので仕込みが難しく、二連鎖を行うだけでかなりの数のcardが消えてしまい5枚が前提となる縦横の消去は成立しにくくなる。この上同時消しを含めた三役消去を起こすとなると相当な仕込み、その仕込みを可能にする運が必要だ。それでも二連鎖三役消去を前提にcardを配置するようになって初めてFive card dropのMasterになれる。

奥を消すために列を開けておくとそもそも連鎖を発生させようがない。では斜め消しなら道は開けるかというと、そんな簡単に組めるものでない。

縦三枚消去、通常なら最も手の悪い役だが、この消し方なら連鎖への道も開ける。

連鎖を考慮した場合、余残cardを残すのが鍵になるので、通常なら避ける得点の低い格下の役が重要になる。challenge modeでは連鎖を意識しないと到底clearできないし、何よりこのgameの中心はSurvival modeだろう。Round clear(52枚を使い切っても)してもresetされることなくそのまま次の52枚が降ってくるので、連鎖次第でplayもscoreもどんどん伸びていく。

[総評]:小品だがかなりの良作

普遍性のあるPokerのruleによる適度なPuzzle性、そこにTetrisの動的な消去が加わることで万人が半永久的に遊べるgameになった。

もしこのgameがSolitaireの代わりにWindowsに搭載されていたら、世界中で労働効率がかなり下がったんじゃないかと思わせる出来。高いものでもないし持っておいて損はない。

トランプポーカー落ちモノgame「琉球」 @ プレミアムMSX

『ポーカー』 @ 幻想の森


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