SAND STORM

朝ぼらけ

2011年2月22日

Europa Universalisに関する考察 log.2

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 15:16

◇これから

かんたんに言うと、米国という世界最強のならず者の陰に隠れて手前勝手に平和を貪ってきたのが戦後日本。(もっとも、そうなるしかないように仕込まれた。決して自立的に行動できない他律の国としてつくられている。他律の国であるから、外部の国や勢力にいいように操られ、その主張を全部飲んでいくしかない。日本にまともな政治家がいないのも自立と無縁の他律の国だからだ。本質的には売国奴しか存在しえない。マシな売国奴か最悪の売国奴かの違いだけである。)

これまで世界の荒波と何ら関係なく、”少々何が起ころうが何も変わるわけがない”と対岸の火事を気取っていられたのはすべて世界最強のUSAという枠の中にいたからで、これからは世界の荒波がモロに覆い被さってくる。

戦後日本はひきこもりが家から出ず何もしないことを誇ってきたのに等しい。世間ずれした精神とガリガリの身体で破産してぶっ壊れた家から出て世界の荒波に立ち向かうことになるだろう。

米ではRon Paul系の茶会派(米の草の根保守と密接な繋がりを持つ真性自由主義。大きな政府を徹底的に否定し、海外への干渉も最低限に抑える孤立主義)が主導権を握りつつあるので、軍事・経済両面で失敗を塗り重ねるだけのObama民主党が政権から去った後はGuam移転に始まる日本からの軍の撤退も進む。危機的な財政難もそれを後押しするはずだ。

日本は九割九分財政破綻するが、それは戦後日本崩壊、新しい日本創成の最初のtriggerに過ぎない。そこから自立の為の長い混乱が待ち受ける。そのような混乱の中でしか奇麗事の重荷を振り捨てぬぐい去ることはできないだろう。

※三橋などが唱えている日本国債の所有者が日本の銀行・企業や国民だから破綻しないというのは、日本政府の無能政策の出費をすべて日本人、日本企業に負わせるということだ。これは政府だけでなく日本の民と企業を破壊する最悪の結果を生む。

貨幣価値というのは人々の信用によって成り立っている。ある通貨とそれに連動する経済・政府能力の実態など把握しようがないため、人々は大ざっぱに信用で計る。実態価値と連動しない形で貨幣を増刷しても信用のダムの中で上下している間はある程度の幅で変動するだけだ。しかし、一旦信用のダムが壊れるとZimbabwe化してhyper inflationに陥る。今の日本円の価値が高いのは€と$がともに不美人競争を行っているからのことに過ぎない。無茶苦茶な貨幣の水増しを続けてinflationに陥らなかった勢力など存在しない。

その手の連中が日本人・企業は絶対に逃げない、いつまでも粗悪な金を掴ませ続けられると勝手に思っているが、それも信用のダムを破壊しない間までのことだ。信用崩壊は急激にやってくるだろう。

バーレーンの混乱、サウジアラビアの危機 @ 田中宇の国際ニュース解説

Islam全域で多数派による”民主的”な革命が進行中。これまで欧米は少数派だが欧米の言うことを聞いてくれる不安定な独裁政権を支援してきた。IraqのSaddam Hussein打倒に始まる(欧米にとって都合の良い)独裁を打倒する意味不明な自滅行動は米国の覇権を崩壊させた。IraqはもちろんAfghan統治も失敗に終わり、この多数派革命が進展することで中東のIslam圏から欧米の影響力は決定的に後退する。

Shiaの根拠地というとIranだが、多数派のShiaが民主的に主導権を取ることですでにIraqを間接的な支配下に置いた。BahrainもShiaによる革命成就がほぼ確定的。Yemenもそうなるだろう。Bahrainは米の第五艦隊の根拠地であり、Persian Gulfにいられなくなる。

これにSaudi-Arabia東部の石油集中地帯のほとんどを構成するShia派住民が蹶起して独立するとShiaがPersian Gulf全域を抑えて中東の石油産出の大半がShia≒Iranの支配下に置かれる。日本は石油資源の90%をこの地域から輸入しているが、Iranが経済制裁やいいがかりの脅しにあって一番苦しい時にその制裁に同調して確定していた石油利権すらなくした日本はこれから高い買い物をすることになるだろう。

Islamは祭政一致であり、Egypt周辺を握るIslam同胞団は汎Islam主義で既存の国家の枠に捕われない(そもそも中東・Africaの国境線は英仏が恣意的に引いたもので実際の民族分布を反映したものではない)。Shiaも当然同じでShiaという宗教勢力が現世勢力としてそっくりそのままではないにしろ一体的な影響力を持って機能する。広大な地域にまたがるSunniの方は一体の勢力として機能するかは疑問だが、ShiaはIranという明確な極が存在し、その地理的連関性(Shia Population of the Middle East)と埋蔵石油の大半がこのShia派の下にあることから、Shiaの帝国を予感させる。

世界が冷戦の二極からUSA(+英,欧日)の一極を経て明確に多極化へとshiftしている。Islamは内輪では主導権争い程度の争いは起きるだろうが、Islam外に対しては団結して対抗する極となる。Islam自体は非効率な社会だが、石油の大半を握っている以上世界は逆らえない。効率的なはずの西側が社会自由主義(人が自由を行使できる基盤を保障する。生活保護、健康保険、年金、無償教育など人権の名の下に際限なく大きな政府化。いわゆる”リベラル”)の泥沼に嵌っているのだから笑えもすまい。

過去の覇権の遺産とならずものとしてのUSA、自由と技術・文化の進歩で圧倒的地歩を築いて自らを正義としてきた西側のあらゆる価値観は後退していく。西側的”人権”だの、信教の自由だのはlocalな地域で通用する習俗になり、それが人類の標準で従わない地域は遅れているといった理屈は通用しなくなる。

Israel周辺が同胞団とSiiaの手に落ちることで国家としてのIsraelの終りも近いだろう。戦後日本の崩壊はIsraelの崩壊と同期するかもしれない。

◇二重のdomestic policy slider

政府の目指すその国のあり様、government policy sliderと実際のその国の実情を示すdomestic policy sliderを分離して二重にするというのはどうだろうか。

前者は政府が取っている政策や傾向を示し、後者は実情となる。後者を変えるにはまず前者を設定し、時間を掛けてゆっくり変化させなければならない。

政府がどのようにgovement policy sliderを変更しようと自由で、両者の差が大きいほど実態の変化の速度も早いが、gapが大きければそれだけ安定度に負の影響を及ぼす。

◇Attritionの正体

わたしは事情に通じた人たちが、軍隊のなかで食糧や病院の請負人達によって行われている悪事の詳細を、一度公衆に知らせようと望み、またあえて知らせて欲しいと思う。彼らの策略はそれほど秘密になっていないが、それによってこの上なく立派な軍隊がたちまち建設され、敵の武器が薙ぎ倒すよりもさらに多くの兵士達を死なせているのが分かるだろう。なお飢えや、壊血病や、海賊や、火事や、難破によって、毎年海に飲み込まれる人間の数も、それに劣らず驚くべき数である。

Jean Jaques Rousseau 『人間不平等起源論』 中公クラシックス P158

無知、迷信、詐欺師が人の数を調整していた。戦争自体が生産力を越えて増えすぎた人口を調整する側面を持つのだから不思議なことでもないだろう。

武田邦彦 『現代のコペルニクス』 #20 – 国民国家と民族の誕生 Guest: 宮脇淳子

非常に重要な動画。Europa UniversalisやVictoriaのplayerは大きな刺激を受けつつ見ることができるだろう。

France革命、USAの誕生、国民国家の誕生、日本を巡る近現代世界史、もちろん今を生きる日本人も必ず見ておいた方がいい。Youtubeやニコニコに上がっているのはTheaterTVのものを転載したもので、一部。無料だがaccount作成が必要。

・nation、state、commonwealth

nation(国民)とstate(国家)の違いはよく言われるが、かつての王家・貴族の財産を市民所有にするcommonwealthの成り立ち。France革命とUSAの独立がそれまでの王家・貴族財産を市民”ごとき”に所有権を移す正統性を確立する必要があった。王家・貴族財産といっても領地・国民を含むのだから実質国でありcommonwealthはstateと同等。例えばVirginiaやKentuckyはstateではなくcommonwealthとして誕生。

この国民国家(nation state)以前の世界とnation stateが標準となっていく過程、そしてnation stateを言うまでもない自明の事と考え、すべてを国民国家の色眼鏡で見ようとする現代に住むわれわれ。

・nationというのは先進地帯であるItalyに留学したGermanyの学生の共同体みたいなもの

必然同じ言葉・文化などの集まりでそれが日本でいう民族を包括するnationになった。

・民族というのは日本的観念

歴史における自然状態として王家・貴族がばらばらに飛び地で領地やばらばらのnation(日本でいう民族)を所有していた。日本は島国の為、民族・言語・領域などが一体で民族=国家=国境といった概念があまりにも綺麗にわかりやすくできてしまった。

・France革命とNapoleonの侵略に対抗するために欧州全体が国民国家へ

France革命で欧州に国民国家が誕生、それまでは傭兵の世界だったのが国民軍の世界に。銭を稼いで生き延びるのが目的の傭兵と”自分の国”(当時Franceだけ)や村、家族・恋人を守るために死をも厭わない兵とでは勝負にならずNapoleonの才能と組み合わさって勝ちまくった。結果、国民国家などにする気のなかった他の君主国家もやむを得ず民衆に権利その他を渡して国民国家化していく。

・清=Chinaではない

清朝が支那化したのは進出してきたRussiaなど欧米に負けだしてから。それまでは満人王朝が満人を母体に他民族をばらばらに支配・所有するnation state以前の国。

日清戦争で東夷の劣った国と蔑んでいた日本に敗れてからは、南部の漢人の私的留学、続いて清朝による公的留学などが盛んに行われ、大陸に帰った留学生は試験もなしで即官吏に採用された。だから明治維新で国民国家になってからの日本の影響を支那はとても強く受けている。言葉だけでなく、日本的な民族観念=領域内は統一民族・同一言語が当たり前なども持ち込んだ。

特に日露戦争が清の本拠である満州で勝手に行われていいようにされるようになってから、それまで禁止していた漢人の入植を解禁。これが決定的に満州と漢人の混交を促し、それによって一体化するようになった。

・共産主義、コミンテルンの策謀

Russia共産主義革命で出来たコミンテルンが日本の近現代史に決定的といってもよい重大な役割を敗戦前も、敗戦後も果たしている。他民族の王族が所有するバラバラの言語・民族集団の居住地に過ぎなかった支那の革命もコミンテルンの関与がなければありえない。しかし、その関係者が生存して重職(政府・大学その他)に席を占めているために隠蔽・美化されてきた。

◇Domestic policy sliders

EU1からEU2への進化でもっとも素晴しかったのはdomesticpolicy slidersによる勢力の特徴表現で、あれ一つで世界中のあらゆる歴史上の勢力や政権の特徴を簡潔に表現できるようになった。

EUはdomestic sliderをちゃんと掘り混んで調整した方がいい。例えばsliderを振った時に定量ずつ変化するのではなく、左右どちらかに振り切ると二倍から四倍程度の効果が正負両面ででるべきだと思う。sliderを振り切るというのはそれぐらい極端な事をやるということであって、National Ideaの様なものはそれらのsliderの位置の結果として表現されれば十分だ。(例えばInnovative 5,Free subject 5,Plutocracy5,Centralization5というのは即ち恐怖政治時代のFrance革命政府を表現することになる。)

また、simulateしようとする対象が政権なのだから、domestic policy sliderの自由変更こそあるべき事で、Arsenal of Democracyが始めた安定度と引き替えに自由にsliderを変えられるsystem変更と、安定度の幅広い表現が欲しい。

安定度を現在の-3~+3から最低でも-10~+10、できたら-100~+100ぐらいにしてもっと繊細で多様な表現ができるようにしないと大ざっぱ過ぎておかしな事が多すぎる。未開の神権政治の国で彗星があったら安定度が30下がることはあるだろうが、産業革命の起きた国では1か2程度の影響しかないだろう。彗星でも日食でも何でもいいが、同じeventが地域共通で起きて、しかもそれに対する結果が異なるといったより洗練されたことができるし、ある地域で疫病が起きて助けなかったからといって、それが主要地帯でなければ大して安定度が下がることもないだろう(もちろん放っておいて蔓延すれば日本の民主党が起こした口蹄疫事件の様なことになるだろうが)。

◇重商主義vs自由貿易

スミスが批判した重商主義とは、単なる貿易の問題ではない。それは有名な次の一節を読んだだけでもわかる:

生産物の価値がもっとも高くなるように労働を振り向けるのは、自分の利益を増やすことを意図しているからにすぎない。だがそれによって、その他の多くの場合と同じように、見えざる手に導かれて、自分がまったく意図していなかった目的を促進することになる。(本訳書(下)p.31)

これは経済学の原理を述べているのではなく、「第4編 経済政策の考え方」の中の「第2章 国内で生産できる商品の輸入規制」を批判する文章である。このあとには、次のような文章が続く:

何らかの製造業で国内の生産物に国内市場の独占権を与えると、ある意味で、各人の資本をどのように使うべきかを民間人に指示することになるので、ほとんどすべての場合に無益か有害な規制になるはずである。

見えざる手とは、「見える手」としての国家の介入に対する反語なのだ。スミスにとっての重商主義の問題点は、貿易障壁よりも国家の庇護を受けて新規参入を排除する大商人の既得権だった。本書には、そういう特権階級への攻撃が繰り返し出てくる。つまり『国富論』は、18世紀後半の新興資本家を代表して、大地主や大商人を守るアンシャン・レジームを批判したパンフレットなのだ。

新しい重商主義 @ 池田信夫blog

経済における自由はFree trade(自由貿易) vs Mercantilism(重商主義)とSerfdom(農奴制) vs Free subjects(自由労働)に別れているが、Mercantilismは社会全体にとって効率が悪く、人々の生活水準を落とすなど悪影響が出るが代わりに保護してくれる政権に上納金を差し出すぐらいのことが自然じゃなかろうか。

#########################################################
# Mercantilism <—-> Free Trade
#########################################################
mercantilism_freetrade = {
global_spy_defence = -0.04
merchant_cost = -0.05

left_specific = {
spies = 0.2
merchant_compete_chance = -0.05
modifier_province_owner_trade_chance = 0.12
trade_range_modifier = -0.04
}

right_specific = {
merchant_compete_chance = 0.05
modifier_province_owner_trade_chance = -0.06
trade_range_modifier = 0.04
trade_efficiency = 0.02
merchants = 0.4
}

}

上の様に商人派遣費用と利益率、国内・海外市場における強さなどにしか影響しないが、自由貿易は安定度や饑餓などさまざまな要素と絡んで欲しい。例えばnationalismの確立していない状況で自由貿易と地方分権が共に大きければそれは国内に強大な反乱勢力を養うことを意味する。

#########################################################
# Serfdom <—-> Free Subjects
#########################################################
serfdom_freesubjects = {

infantry_cost = 0.06

land_morale = 0.04
global_spy_defence = 0.05

government_tech_cost_modifier = -0.04
production_tech_cost_modifier = -0.04
trade_tech_cost_modifier = -0.04
naval_tech_cost_modifier = -0.04
land_tech_cost_modifier = -0.04

stability_cost_modifier = 0.05

galley_cost = 0.025

◇Fernand Braudel(フェルナン・ブローデル) 『歴史入門』  中公文庫

P14

一見したところ、人間の明瞭な意識からはみだした曖昧な部分の歴史が、このgameにおいては、登場人物たちよりも活躍しているように見える。

私が出発したのは日常性であった。生活の中でわれわれはそれに操られているのに、われわれはそれを知ることすらないもの、習慣---慣習的行動と言う方がいいかもしれない---、そこに現れる何千という行為は、それら自身で完遂され、それらについて誰も決定せねばならないということはなく、本当のところ、それらはわれわれのはっきりとした意識の外で起こっている。人間は腰の上まで日常性の中に浸かっているのだと私は思う。今日に至るまで受け継がれ、雑然と蓄積され、無限に繰り返されてきた無数の行為、そういうものがわれわれが生活を営むのを助け、われわれを閉じ込め、生きている間じゅう、われわれのために決定を下しているのだ。

Braudelの歴史入門は『物質文明・経済・資本主義』を背景としたBraudel歴史学の簡易解説の様な本だ。歴史であまり取り上げられてこなかった、無意識の領域にありながら、戦争や政争より遙かに多くの部分を占める人びとの日常生活、つまり経済を大量の史料を駆使しながら歴史の表面的変化の基盤として明らかにしていく。(その史料部分をバッサリ省いたのが『歴史入門』)

P38

それは、少なくとも1579年から1621年までの四十年間は、当時の国際通貨の異論のない支配者であったGenoaの市民の君臨の場となっていた。

Genoaというと、EUでは初期に黒海の交易拠点を失った挙げ句、肝心の本拠のCoTも細る一方で良い所なしという印象しかないが、Battle of Lepanto(1571)後の欧州経済に大きな影響力を持っていた、というよりNetherlands興隆直前の経済覇権を握っていたらしい。

Americaからの貴金属の到来によって、そしてさらに大量の紙幣と信用状を速やかに循環させる交換と再交換のsystemによって膨らんだこの上部構造の増殖がその原動力だったのだ。Besançon(ブザンソン)の大市、つまり、Genoaの銀行家たちのこの脆弱な傑作は、1620年代になって、同時に起こったいくつもの原因によって崩壊することになる。

新大陸からの貴金属の流入が、金銀貨本位制を取る当時の経済の急速な物理的拡大を可能にし、Genoaの一時的興隆とそれに続きNetherlandsでの資本主義の確立を生んだようだ。

こういう所をEUは独特な財政system(実際の通貨量と関係無く、収入を手持ち資金として取り置くとinflation発生)を取っている為に、まったくsimulateできていない。各国の経済がその個々の中で完結してしまっており、ばらばらの孤立した経済の交流は特殊極まりないmini-game systemであるCoTへの産物の流れとその利益の奪い合いでしか行われない為、全体としての経済systemが再現されず、結果新大陸からの影響もまともに再現されない。

地中海の魔術から解放された十七世紀の活動的生産は、大西洋の広大な領域を舞台に発展していく。この生起はよく、経済的な後退ないし停滞の時代と書かれることがある。だが、この表現には含みを持たせねばならないであろう。というのは、十六世紀の飛躍がItalyや他のところで否定しがたく断ち切られたとしても、Amsterdamの驚異的な勃興はやはり、経済不況の兆候下のものとは考えられないからである。いずれにしても、次の一点に関しては歴史家たちの間に異論はない。持続する経済活動が何であれ、商品の交換、換言すれば、交換の基本的形態に最終的には回帰するということをよりどころにしているのであれば、それはすべからく、Hollandに、その船団に、Amsterdamの取引所に有利に働くことになる。同時に、大市が、取引所に場所を譲り、要するに、持続的な流れが断続的な出会いにとって代ってゆく。

Amsterdamの華麗さは、より平凡な出来事をわれわれに隠してしまう危険がある。十七世紀は、実際、商店の着実な発展を、持続性のもう一つの勝利をもたらした。商店は欧州中に広がって、再分配のしっかりとした網を作り上げていった。1607年にロ-ぺ・デ・ペーガは黄金時代のMadridについてこう言っている。「そこではすべてが商店になってしまった」

経済の全般的な加速が見られた十八世紀には、交換の道具のすべてがその論理に則って使われた。取引所はその活動を広げていく。Londonが、当時、国際的金融の一大中心地に専門家されつつあったAmsterdamを模倣し、その地位を脅かそうとしていた。Guneve(ジュネーヴ)とGenoaもその危険なgameに加わった。Parisも活気づき、音域を上げていく。こうして、貨幣と信用がますます自由に、ある場所から、他の場所へと流れていくようになる。

Genoa商人は少なくとも十八世紀まで経済における有力なplayerとして存在していた。

商人をもっと自立した、有力で危険な存在とした方がhistoricalで面白い。借金はそれら有力商人との個人的付き合いと政治的介入の中で行うことになる。Fugger家のような存在がいてこそ当時の欧州でないか?

そもそもCoTに商人を派遣して分け前を得るなんてsystemが意味不明だし、もっと経済は一国家が制御できるようなものではない、自律的に変化する化物のようなものであってほしい。もっともそこまで行くなら、むしろ商人を主役として、王侯を駒として扱う、商人gameの方が面白いか。


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1 Comment »

  1. >三橋などが唱えている日本国債の所有者が日本の銀行・企業や国民だから破綻しないというのは、日本政府の無能政策の出費をすべて日本人、日本企業に負わせるということだ。これは政府だけでなく日本の民と企業を破壊する最悪の結果を生む。

    はぁ・・・じゃあ総額10兆円、社員一人当たりおよそ2千万円の借金があるトヨタはもうすぐ破綻すんの?
    もうあまりにも馬鹿すぎて見ていられないのだが。この程度の知能で天下国家を語るのは本当にやめておいたほうがいい。
    これ以上恥を曝すのは君のためにならない。

    Comment by ノガレ — 2013年10月16日 @ 01:25

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