SAND STORM

朝ぼらけ

2010年12月30日

GOG.comの特徴と使い方

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 00:29

Official: www.gog.com / Facebook / Twitter
Forum: Forum -GOG.com-
Wiki: GOGWiki / Wikipedia

gog.com(GOGはGood Old Gamesの略)はPC gameのdownload販売 serviceで主にMS-DOS時代からWindowsのplatformで販売されたgameの中でも、gamerの評価が高いものを中心に販売している。

最大の特徴は一切protectがかかっていないDRM Freeであるということ。起動には物理mediaはもちろんonlineでのcheckなど一切必要ないし、自由にbackupを取ったり、好きな台数のPCにinstallして使うことができる。

「こんなことで商売が成り立つのだろうか?」と思うかも知れないが、運営企業のCDProjektはそもそも海賊版まみれの旧共産主義国Poland出で、それを前提として始めたのがGOGだ。PC Gameを愛好するfanに向け、過去の良作を面倒なDRMなどを省いたもっとも気持ちよい形で安価に販売する。そうしてuser sideに立つことで逆にuserに積極的に応援してもらう。gogは運営側と消費者側の共助によって成り立つserviceなのである。

DRM Freeは元より、最終patchが当てられた状態のinstallerは取り回しがよく、例え物理媒体で既に所有していてもGOG版を改めて購入したくなるほどだ。

serviceは2008年にbeta版として始まり、その活動の輪を広げながらSeptember 2010にはbeta版が取れ正式版となった。それに伴い、使い勝手が向上するとともにsimpleで使い易いものになっている。

[特徴]

・一切protectがかかっていないDRM Free

・すべて$9.99以下の安さ (#1)

・ほとんどがgamerに太鼓判を押される名作や良作

・個別に揃えるのが難しいseriesものを積極的に揃えて販売している

・それぞれのgameに壁紙、soundtrack他のGOG独自のおまけがつく

今では入手が難しい過去の名作を、DRMなどという面倒極まりないものに悩まされず安価で揃えられるGOGは近年乱立するdownload販売業者の中でも独自の立場を確立している。

#1 March 27, 2012に名称をGoold Old GamesからGOGに変更し、oldだけではなく近年の作品からindieまで扱うようになった。その際、$9.99の枠を取り払い特にindieや新しい作品はそれ以上の価格で売られることが多くなっている。ただし、old gamesの価格が上がったということはなく、より柔軟に取り扱うものを広げるための上限撤廃だろう。当然DRM Freeという基本原則は捨てていない。

[専用downloader]

普通にbrowserやdownload managerなどを利用してdownloadできるが、別途GOG.com downloaderという専用downloaderが用意されている。

利点は

・resumeが可能

・分割fileをまとめた一つのものとしてdownload可能

など。

GOGdownloaderではtroubleが起きるgameもあるらしい。unofficial downloaderが幾つもでているのでそれを試すといい。

Download Clients @ GOGWiki

[速度]

infrastructureの整っていない旧東欧Polandということもあってかなり遅い。もっともそれが大して問題にならない小さなsizeのgameが大半というのもあるが、最近はGB単位のものも増えてきている。

2011年のupdateで1000kb/s平均がでるほどに高速化した。

[注意点]

・GOG.comはGoold Old(古きよき)Gamesだけを売っている訳ではない

もちろん古き良きgameが大半を占めるが、僅か2,3年前に発売されたものであるとか、seriesを綺麗に揃えた為に出来の悪い物も入っただとか、publisherが提供してきたからまとめて出したといったgameもそこそこある。過去の名作・良作はGOG自体のreviewも含め、なにがしかの形で評価がでていることが多いので調べてから買った方がいい。

・過去の良作・名作はcasual gameではない

昔のgame、特にDOS時代のものは、ぱっと見ると気軽にplayできるcasualなgameに見えて親しみが湧くが、過去の良作・名作はその当時のplayerのやり込みに答えた難易度・量ともに本格的なgameが大半であって、それらは決してcasualなgameではない。逆に言えば、ある程度やる気を持って取り組んだ時のgameとしての面白さ、やり込みの深さは保証されたものが多い。

個々のgameの紹介はuser reviewと一体になっている。本当にそのgameをやり込んだplayerが書く批評・紹介の数々は、上っ面だけでなくgameそのものの本質を正確にあぶり出し、痒い所に手が届くものが多い。またそれぞれのreviewに対するvoteの信頼性も高い。こういったuserの質の高さという点では大手のgame review siteはもちろん、最新の派手なgameを高評価するばかりのuserが多数を占める他のdownload shopは足下にも及ばない。

[Saleの特徴]

通常のsaleの様に単品を個々に割引き販売していることもあるが、その時のsales lineupすべてを一括してまとめて買った場合に最大割引きがなされ、そこから一品ずつ買う対象を減らすとどんどん割引き率が減って原価に近づいていくという売り方が多い。

BOXを買って棚に並べたような粋な表示ができる。最近はこれと切り替えのlist機能が充実して使い易くなった。

[installと設定]

まずinstallerを起動すると、fileがちゃんと正しくdownloadされたかどうかをcheckしてくれる。ここで異常がでなければ、そのsetup programは何の問題もない。

[windowsのinstall drive]:/program files/gog/

以外にinstallしたい場合、Yes,I have read and acceptにcheckを入れた上でoptionを開く。

install場所はもちろん、packageの中のどれをinstallするか、加えてDOS時代のgameの場合、DOSBoxを個々のgame用にinstallするか、元からあるDOSBoxを流用するかを選ぶ事ができる。

・新しいversionのDOSBoxだと共用できない

GOGのinstallerは安定性を重視している為か、optionでDOSBoxのcheckを外して、自前でinstallしているDOSBoxを使おうとしても、同梱されているsetup programが作られた、確認作業が行われた時のversionのDOSBoxでないと”DOSBox not fount or too old”と出てinstallできない。これはDOSBox.exeのみを同梱versionに差し替えれば回避してinstallすることができる。0.72だと大概いけるのでどれか一つをDOSBox付きでinstallしたものから取ってくるといいだろう。

基本的に新しいversionのDOSBoxが古い版より互換性で劣るということはまずないので、disk spaceの節約や、X_wheelでDOSBox共通の設定を使い回したいという人は差し替えでinstallするといい。

・DOSBox

DOSBoxを使用したgameの場合、生成されるshortcutは

link先: [DOSBoxのpath]\dosbox.exe -conf [作業folderにあるそのgame専用.conf] -noconsole -c “exit”

作業folder: [gameのinstall path]

icon: gameをinstallしたfolderにある.ico

といった形でつくられる。gameやDOSBoxの場所を変えた場合はそれぞれの該当する部分を書き換えればいい。

共通のDOSBoxを使いたい場合、link先のDOSBoxのpathをそれに切り替えるだけで済む。

◇DOSBoxの設定

Windowsをoverlay禁止にしている場合、DOSBoxでgame起動後に不正終了するが、APIをopenglなどに変えることによって回避できる。

各gameをinstallしたfolderにある専用の.confを開き、

output=overlay -> output=opengl

に書き換える。

DOSBoxはIBM/PC時代のDOSを様々なhardware構成諸共再現するものなので、多岐に渡って様々な設定ができる。以下を参照。

DOSBoxの解説

[総評]: 共に付き合っていく存在としてのGOG

◇成功した徹底してuser sideに立つ姿勢

販売してもらいたいものの投票や過去の名作に対する評価を積極的にuserにやってもらうなど、GOGはその創業時からuserとの連携を重視していた。すべて$10以下、DRM Freeというのはその象徴だが、forumでのstaffとのやりとりにもそれは表れている。

◇businessとしての堅牢さ

download販売というと、一番に懸念されるのは、運営母体が潰れてgameがplayできなくなってしまうことだが、そもそもDRM Freeが前提なので、そのような懸念から解放されている。心配ならbackupを取ればいいだけである。

加えて、他の並み居るdownload販売shopと比べてもそのbusinessとしての安定性はずば抜けて高い。というのも、Steamなどは厖大な数の認証/Patchをこなす為のsystemやmultiplay他のsupportの為にuserが買ったgame数に比例して増えこそすれ減ることのない維持経費を抱え込んでいくが、gogにそのようなものはほとんどない。作成したsetupをdownloadできるようにしているだけである。商品は過去の名作の中から時間が経ってmakerがもうDRMなしの安値で売っていいと考えるものを選んでいけばいい。客層は流行のgameやsaleが行われているからという理由でパッと集ってパッと離れる浅い層ではなく、pc gameを人生の伴侶として選んでいるような古参gamerばかり。

GOGが一番riskがあったのはその草創期で、海賊版まみれのPC gameにあってDRMなしで販売する、そんな事業が成り立つのかという懸念が強くあった。それを押しのけて今では自社の最新製品であるWitcher 2までDRM Freeで販売することにまで到ったのは、riskを背負って敢然とuser sideに立った商売が上手く回っている証だ。”user視点に立ってちゃんとしたものを安価で便利な形で売れば、海賊版でなく正規品を選ぶ人は大勢いる”、これをgogは見事に証明した。

雨後の筍のようにひしめくdownload販売serviceの中でも独自の理念を掲げ、userとの緊密な連帯の中でその地位を打ち立てたGOGは他が真似しようとしても出来ない独自のbrandとなっている。十年経とうが、二十年経とうがgogは変わらず続いていくことだろう。


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7 Comments »

  1. http://www.gog.com/en/news/gog_com_swings_into_spring_with_a_site_update_and_a_free_game

    Adobe AIRを使っていたdownloaderをCDProjektが一から創ったものに変更。支払いsystemも改良。
    もう一つはPrivate Message機能だが、これはforumを頻繁に使っているuserでも無い限り関係なし。
    free gameとしてMicro ProseのADV Dragonsphereを追加。

    Comment by sajin — 2011年5月6日 @ 16:42

  2. 新downloaderはGOGらしいというか、実行program一個だけ。最初setupかと思った。
    やたらdownload速度が速いなと思ったら、1M/sec出ている。GOGも軌道に乗ってきたということか。
    これならWitcher 2の配信も何の問題もないだろう。

    Comment by sajin — 2011年5月9日 @ 00:47

  3. http://www.gog.com/en/news/gog_com_s_catalog_gets_huge_with_addition_of_classic_ea_titles
    遂にEAがGOGの軍門に降った。
    最初に出てきたのがUltima Underworld 1&2とWing Commander。さすがEAは持っている。

    Comment by sajin — 2011年6月3日 @ 13:03

  4. DRM-free gaming distributor GOG.com trades convenience for safety @ ArsTechnica
    http://arstechnica.com/gaming/news/2011/12/drm-free-gaming-distributor-gogcom-trades-convenience-for-safety.ars

    SONYのPSNやValveのSteamのserver侵入による顧客data流出を受けてGOGはuserにquestionnaireを行い、18,768の回答を得た。
    85%が今の決済systemに満足しており、68%がcredit card情報などを記録しない方がいいと答えている。

    So what information is kept? According to Longino, their system only keeps account names, passwords, and e-mail addresses. “We keep our users’ passwords encrypted more than once and stored securely, but the way we keep their financial information is even more secure than their passwords because we don’t have it,” he explained to Ars. “You can’t steal data that we don’t have, after all.”

    GOGが保持しているのはuserのaccount/passwordとe-mail addressだけで、しかもそれらは多重暗号化が為されている。そしてcredit card情報などを保有しないことでより安全な状態にしている。

    GOGが一時的な儲けより、長期的な信頼関係を重要視していることがこれからも窺える。

    Comment by sajin — 2012年1月5日 @ 00:38

  5. http://www.gog.com/en/forum/general/gog_coms_plan_for_the_future_gets_some_news

    2012ADからは新作も売る、それには独占販売品も含まれる。またPC Classicだけに限定しないとあるので、なにか他のplatformのものを売る可能性もあるだろう。
    NoDRMなどの中核方針については変わらない、とあるからこれは新作にも適用される。

    Comment by sajin — 2012年1月14日 @ 22:19

  6. 古いゲームを評価するユーザーは質が高く最近のゲームを褒めるユーザーがいるダウンロードショップは足元にも及ばない?
    最近のゲームを相対的に貶すために古いゲームを利用するのは止めてくれ

    Comment by soo — 2012年1月26日 @ 21:34

  7. そのgameをやり込んだ事のある人間がreviewを書き、それを評価する者もやり込んだ人が多数であれば必然質は高くなる。
    その逆なら低いのは当たり前のことだ。
    また経験の多い人間は質の良いものを多数知っており、GOGの場合は宣伝の盛り上がりに乗っかって感情を煽られた人間がその瞬間によく感じられるかどうかではなく、game playの中身に価値があるか無いかという事が主体になる。よくある北米系のreview siteのように、graphicsを中心とした見た目にその年の基準で金がかかっていることが評価の主因になったりはしない。当然その差は歴然としたものになる。
    実際にそれらのreviewや傾向を見てきたのかね?人に文句をつける暇があるなら、それらの事実を見ていけばいい。

    Comment by sajin — 2012年1月26日 @ 21:57

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