SAND STORM

朝ぼらけ

2012年3月4日

[News&Study] Valveが家庭用game機に参戦か?

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 16:39

Valve said to be working on ‘Steam Box’ gaming console with partners, could announce at GDC @ THE VERGE

Valveが家庭用game機に参入するとの噂が出ている。最近Penny Arcadeのinterviewでhardwareや生体認証に手を出していることを仄めかしていたが、それが独自のconsoleになるとは驚きだ。

以下はVERGEの記者が特定の人物から聞いた話によるもので、Valveは公式にcommentを出していない。

(more…)


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2009年10月27日

Steam – 使い方と批評

Filed under: 未分類 — Tags: , , , — sajin @ 14:52

Released: 12 Sep, 2003
Platform: Windows/Linux
Developer/Publisher: Valve Corporation

Official: http://www.steampowered.com/
Forum: Steam users forums
Wiki: Wikipedia

Valveの運営する”onlineでの購入/game本体のdownload/online認証/自動patch適用”といったonline game販売・認証に加えSNS(Social Networking service)も含む統括tool(Steam client)とsystem全体の呼称。

開発が始まったのは2002ADで、昔Sierraが運営していたWON(World Opponent Network)はこれに引き継がれた。

Steamの利用はsubscribeとして特定のserviceへaccessする許可を得るだけであり、通常の所有権を購入することとは根本的に異なるので注意した方がいい。

[経緯]

1998ADのHalf-Life発売で一躍頂点に登り詰めたValveだったが、当時CD媒体とserial keyがprotectのためcrackされて大量の海賊版がバラ撒かれた。これはHalf-Life自身の影響力に加え、それで動くmodのCounter-Strike(CS1.6)が対戦競技の主役となったことが背景にある。

これを見たValve Corporationの社主Gabe Newellは自前でonline認証から中間流通を通さずに販売まで行うsystemの構築を始め、CS1.6と絡ませつつβ版での試運転を経て2003ADにreleaseし、翌年のCounter-Strike:Source、さらに年末のHalf-Life 2でSteamとして本格的に運用される。Half-Lifeの影響力もあって、PC gamerにSteamによるonline購入・認証、patchなど管理はSteam任せといった生態が浸透していった。

さらに物理的制約や流通経費が発生しないdownload販売であることを活かして行うそれまでのphysical package販売では考えられない価格破壊の安売りで、既存の小売店主体だったPC game市場は年を負うごとにdownload販売に移行していく。この過程ではPC gameの市場規模縮小が報道されたが、それは既存の小売店統計しか見ていないことから起きたもので、実際は新興のMMORPGなどを含め拡大を続けていた。

PC gameのdownload販売を定式化した先駆者であり、その市場の七割以上を有するValveにとってHalf-Lifeは最早一brandに過ぎなくなり、今ではSteamのValveとなっている。


[Web browser]

topのscreenshotは旧世代のもので、当時はIEを流用していたらしい。現在ではWebkitを使用している。2012ADに独自にPCの仕様を定めた家庭用機を出すとの話が持ち上がり、それと連動してLinuxにも進出するなどWindowsにとらわれない動きを見せている。

[News&Study] Valveが家庭用game機に参戦か?

[TIPS]

install Pathはregistryの

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Valve\Steam\installPath

で指定してある。

もう一つ各種設定の保存場所は

HKEY_CURRENT_USER\software\Valve\Steam

◇起動option

shortcut作成 -> 右click -> Propertyで開く -> ~\Steam\Steam.exeの後ろにつける

以前は上のやり方でよかったが、現在はweb documentが生成されるため、自分でsteam本体のshortcutを作った上で以下の様に指定する必要がある。

* -applaunch (game’s AppID) (game’s Launch options) – 特定のgameを指定して自動的に起動
* -login (your username) (your Steam account password) – 自動Log-In

※shortcut一つでaccount情報がすべてバレバレなので管理に気をつける。

例:自動 Log In+Counter-Strikeの起動

steam.exe -applaunch 10 -login username password

例:自動Log-In + Counter-Strike: Sourceの起動

steam.exe -applaunch 240 -login username password

これらを組み合わせれば複数のaccountを使う時などに便利だろう。

◇off line起動の固定

◇各gameの設定fileの保存先

My Documentsには保存されない。一部だが[Install path]\userdata内に、数字名のfolderが作られ、その中に保存されているgameがある。

◇Steam以外で入手した製品でSteam扱いになるもの

Third Party DRM,Steamworksを使用しているものが該当し、Steam以外で購入してもkeyさえ登録すれば以後Steam扱いとなり、購入元と関係なくSteamで買ったのと同様に扱われる。

Retail CD Keys @ Steam Support – Steam直販以外で販売されているものでSteam登録可能なものとそのkey形態

List of Steam titles @ Wikipedia – Steamで売られているものの追加された年度別一覧


◇Friend関連の操作

SNS的なaccountを作って友人(Friend)関係を作っていくcommunication機能があり、これがmultiplayに強いSteamの地位をさらに確固たるものにしている。以前は安さやHalf-Life,Left4Deadなどの自社独占contentsが強みだったが、今ではsteam最大の強みは、このfriendによる人間関係が築かれている点にある。

様々なgameのmultiplayを遊ぶ時、friendの招待を簡単に行うことができるので、普段から関係を作っていれば常時多人数のplayerが常駐している訳でない多くの過疎gameをmultiplayで遊ぶことも可能になる。

・Friend追加

右上のSearchで相手の名前を検索してからAdd Friendで相手にInvite(招待状)が届く。相手がこれを受けてFriendに追加すればお互いのFrined関係が成立する。

tasktray > 右click > Friend > 一番下の+ ADD FRIEND

を開いて行うのが一番機能が豊富。というのが、view users you’ve recently playedを開くと、最近multiplayで一緒にplayした人のaccount一覧が出てくる。

・Friendの削除

Community Tab > Friendで各friendのidをclickして開いてcheckboxを選んでremoveするか、tasktray > 右click > Friendで専用のmini windowsを開いて、各friendを右clickするとremove friendが表示される。


・server browser

server browsing機能はTab切り替えでは表示できず、tasktrayのiconを右clickしてserverを選ぶか、や表示(view) > サーバーから別のwindowを開く必要がある。

play権利を持つgameはすべて自動的に表示され、install -> playがsmooth。patchや自前でのbackupといった面倒なことを気にしなくていいのはSteamの大きな利点。

Steam認証必要なgameだけでなく、他のgameを起動するlauncherとしても使用できる(これはfriend関係を前提としたmultiplay補助機能だろう)。これはただのshortcut登録に過ぎないが、他のdownload販売や物理packageで買ったgameでもSteam用のkeyがあればSteamに登録でき、以後はSteamで買ったのと同様に扱われる。

×game listの自由な編集が不可能

一度自動登録されるとmenuから消すことができず、不用なものでも永遠に表示される。可能なのは”お気に入り”に分類して”install済み”を閉じることだけ。他のfolderを新規作成することなども不可能。たとえば上のDark Messiah of Might & MagicはSteamと関係なくinstallしたら勝手にSteam側が登録し以後Steamから消せなくなっている。

2010ADのupdateでinterfaceが更新されcategory分別が可能になって、かなりマシになった。だが分別そのものはdrag&dropが効かないなど原始的なものでやりやすくはない。


◇Steam経由での購入

Credit card/Paypal/click and buy/Money Bookers(Skrill)

購入にはcreditcard必須だったが、一般的な間接支払いを利用できるようになっている。credit cardのsecurityはVerisignなど第三者のsecure systemを使用しておらず自社管理している。

※Valveは何度かserverをhackされている。特に2011ADのそれはforumのserverから始まってSteam account,credit cardを含むdatabaseまで侵入された。しかし、userへのemailでの通知など必要な措置を取らず、特段securityを強化したという話もない。よって、Valveに直にcredit card情報など重要なdataを登録してはならない。決済は極力Paypalなど他のものを使い、credit cardを使う際は毎回入力して、決してValve側に登録してはいけない。

credit card購入の場合、card番号だけでなく請求先として住所を入力しないといけないが日本語では受け付けられない。根本的に日本語表示されているといっても表面だけのことで住所などの入力は英語で行わなければならない。Valveの製品はどれもそうだが、serverを”サバー”と表示するなど多言語対応は表層的なものでかなり適当な所がある。

credit card情報入力の際、右下の”Save my payment information so checkout is easy next time”のcheckを外しておかないと、その情報は自動的に保存される。しかし、保存しないとcredit card情報だけでなく住所・電話番号・郵便番号すべてを毎回入力せねばならない。安全と利便を取るならcredit card以外の支払い手段で住所類のみ保存するしかないだろう。

購入ガイド – Team Fortress 2 Wiki*

◇Gift

Valve側が設定したものに限り、単体購入 -> pack購入などで、1accountで2つ以上の権利を手に入れた場合、Extra copyとしてFriendに譲ることが可能。

Extra Copies – Gifting and Guest Passes – Knowledge Base – Steam Support

Portalを単体購入した後に、Orange Box(HL2 EP1,2/Portal/Team Fortress 2/Peggle Exreme)を買ったのでPortalは1license余る筈だがまったくそんな表示はでていない。見たところ可能なのはHalf-Life2だけのようだ。つまり1つのaccountで二重に購入するのはムダが多い。

◇Coupon

上部menuのView > Inventory > Steam tab > Couponを選択しないと確認不能。

◇Accountの売却

Steam Subscriber Agreementによりaccountの売却は禁止されており、別人への譲渡使用が発覚した場合、即座にaccountは停止され使えなくなる。

根本的に、Steam上でのgameの購入は”特定のserviceへのaccessを許可される”だけで、通常のgameを購入して、その物品、または使用権の保有者となることとは異なる。だから二重購入になってもgift keyとして手に入ったりはしない。ただそのserviceへのaccessが許可されているだけだからである。当然個別のgameは元より、accountの売却も譲渡も、一切禁止されている。

Steamでの購入はaccessを許可されるだけに過ぎないことを重々承知しておいた方がいい


◇良い所

・download販売のためgameの価格が安い

・Steamがすべて管理してくれるのでpatchなどややこしいことは考えず全部お任せにできる

・multiplayの安定した環境を提供

・Friendなどmultiplayのsupport

・game起動に物理mediaを必要としない

以前は毎回online認証必須だったが、現在はinternetと接続していないoff-line状態の場合はoff line modeとして起動され、既に認証の済んだgameであればnet認証を回避してplayすることもできる。

◇悪い所

・Securityが悪い

credit card情報が抜かれたことがある上に、userへの連絡をちゃんとしない。

・game起動までが遅い

同じgameでSteam経由のものとそうでないものを比べれば明らかだが、Steam自体の起動 -> Steam本体のversion check -> Steamのupdate(頻繁に起こる) -> Steamによるgameの認証 -> gameのpatchのcheck -> あれば適用、という手順を減るため起動までにかなり遅れが出る。

・Account売却不可能

別人への譲渡使用が発覚した場合、即座にaccountは停止され使えなくなる。

・interface関連の設定が貧弱

せいぜい色変更ぐらいしかできず、特にfontの大きさが固定されているため大きな解像度にするとかなり見辛い。

・file構造を変えるのでmod適用ができなくなったり、困難さが格段に増す。

modを使うなら基本的にSteamでは買わない方がいい。

・単に”gameの認証/patcherを行う役割を果たして終り”ではなくgameを奴隷として扱う絶対的な管理者として振舞う。

例えば

・Steam認証のgameはSteam folder内部にしかinstallできない
・Steam認証必要なgameを起動させるとgame本体とは別に常駐し、game終了後もわざわざ別途終了させないと消えない。

一言で言うと”鼻につくapplication”である。userはgameがしたいのであってSteamをしたいのではない。ValveにとってはSteamが主役だろうが、userにとってはgameが主役でSteamなど使わない時には全くの不用物だ。この会社は変なところで過剰にuserを気にする癖に本当の意味での使用者視点は持ち合わせていない。

Steamは認証/Patcherを勤めてそのまま消えればそれで十分だ。

勝手にpatchを当てられるのを防ぐには個別のgame > property > アップデート で設定しておくことが必要。

また使用PCのhardware dataをValveに送ってもいいか聞かれるが、これ以外にもgameの進行状況など様々なdataを裏で採取して送っている。

◇不安な点

Valve一社が運営しているserviceに過ぎず、公共的な性格を持ったplatformではない点。

game関連の会社というのは一時調子が良くても数年経てば経営が傾くというのはよくある・・・というかそれから逃れる企業は大手であろうとも極稀であって、長期で考えるとこの先どうなるか分からない。Steamは認証屋としてそれがSteamで購入されたものでなくとも、accountに登録されれば永久にdownload,patchなどの義務を負う。たとえSteamで購入しても客は一度しか金を落とさないのに同じ義務を負い続けるのには変わりない。他にもmultiplay用のserverの提供であるとか、Half-Life,Source engineなど多額のcostがかかる自社開発商品の影響を受けることもあるだろう。これらは全体が上手く回って儲かっている時はいいが、一旦上手く回らなくなると負担だけが大きくのしかかってくることを意味する。

Steamでの購入・登録は所有ではなくsubscription(購読)に過ぎないことを考えると、赤字体質になった時は年間使用料を求められるなど様々な課金が為されることも予想される。multiplay中心gameのような今やって旬が過ぎたら終りというものならともかく、Strategy/Adventure/Roleplay他、時間が経ってやるようなgameの購入、そもそも購読serviceに過ぎないSteamへの過度の依存は考え物だ。

[現在の結論]

Front-endとして使いにくく、customizeできない時点で常用したくない。文字の小ささから使うこと自体が苦痛。一々終了させるのも面倒。

Left 4 Deadのようなonline play必須のものならともかく、仕方の無い場合を除いてSteamでの購入に依存しないというのが今の結論だ。

またcasualのような思いついた時にパッとやってパッとやめるgameは起動に手間がかかるSteamには向かない。安値につられて買っても試しに数度playした程度で後は延々listを汚すだけという結果になっている人も多いはずだ。使用回数が結果として価値の総計に繋がることを考えればSteamでのcasual購入は安物買いの銭失いに終わる可能性も高い。表面上の金額に惑わされず、よく考えて買うべきだろう。


[Link]

The guide to paying less for Steam games – ProxyとVPNを使った国籍判別回避方法

Steam – wiki.fov120.net

FPSBANANA > GUIs > STEAM – user製作のskin


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2008年12月31日

Gameを買うこととその効用 : SteamとCasual Game

Filed under: 未分類 — Tags: , , , , — sajin @ 15:02

その内的価値において、われわれはSteamで安値のgameを大量に買って損をしているのか、得をしているのか?

◇SteamのHoliday Sale

年末年始ということで最近急増中のPC gameのonline StoreはどこもかしこもHoliday Sale、つまり安売りを行っている。しかし、その中でもValveの運営するSteamのそれは凄まじい。$9.99 -> $0.99など、実際に在庫を倉庫に積んでいて一刻も早く処理したいという業者でもここまでやらないだろうという価格設定だ。

Gabe NewellがMicrosoft出身ということもあるだろうが、いけるときにあらゆる手段を用いて徹底的に市場の占有率を拡大して競争相手を打ち倒し、規模を拡大して市場を支配する。そういった資本家のgame、事業のgameに忠実ということだろう。Steamの価格設定や刺激的な商法だけでなく、その製品製造過程を見ていると、Valve(Gabe)というのは心底客を見るのが上手で、その結果客を動かすcontentsを作ることのできる組織だ。客の内部にまで入り込んで調査し、それ製品に反映させ、さらに客の反応を得て循環させる、SteamにはValveのこういった本性が色濃く反映されている。

Valveの中核部分、つまりGabeがいいgameを作るとは思わないが、組織としてのValveの場合、gameの核自体は外部の独立開発者が作った原石のようなprototypeを拾ってきて、それをValveお得意の多数のtesterによる加工を加えた上で市場に売り出していく、そのようなsystemを構築しているおかげで本質的な弱点は覆い隠され、逆に既存のpublisherを押しのけてむしろ市場に確固たる地位を築くほどの人気を誇っている。

そんなこんなでkiller titleが多いこともあって、Steamのgameを数多く持っている人も多いだろう。わざわざpackageで買おうとは思ったこともなかったCasual gameを遊んだことのある人も多いはずだ。

◇Steamの認証と疎隔感

既存の物理媒体でgameを入手することと比べて、Steamで所有することによる人間的な価値の損失は三つにわかれる。

1.ほとんど気にならない:Left 4 Dead/Counter-Strike:Sourceなどonline対戦中心のgame

2.気になる:singleのFPSなどonlineを前提としないgameだが、ある程度まとまって時間を掛けてplayするgame

3.邪魔:思いついた時に直ぐに起動して直ぐにやめたいCasual game

1の場合、これらはむしろこういう形でmaster serverの維持、Steam accountと絡めた不正player管理や、gameの改良、patchの継続などをキッチリとやり続けてもらいたい部類。

2の場合、認証によって手間がかかるということもあるが、なにより所有することの満足感、安心感が毀損される。こういった所有感の毀損は、買って失敗してもこの価格ならいい、安値でしか代償されない。残念ながら、こういう態度は作品に対する人間の側の内的価値を下げてしまう。一級の美術品も無造作に放り投げ、土足で踏み倒し、落書き用の紙としてしか使わなければその程度の価値しか生まない。ただより高いものはないと言うが、こういった態度は自らの手で、作品をそういった所に引き下げてしまう。

3の場合、わざわざSteamを介して起動しなければならないので、casualがもたらすべき安楽さ、即興性が大きくそがれる。Casual gameを楽しむ際、game内容が気軽であるかどうか以前に人間の側を安楽で気軽な状態に保ってくれないとその前提が崩れてしまうが、playするまでに長時間待たされたり、なにやら訳のわからない関係のないものがゴチャゴチャ出てきたり、そんなことでは到底気軽にplayできない。つまり”casual”ではない。

特にCasual gameで顕著に感じるのだが、Steamを通した場合、gameを別の部屋の箱の中にゴチャゴチャに入れてしまったような感じがする。それは疎隔感とも言えるし、gameを粗末に放擲してしまった感じを受ける。これは同じgameをするといっても、人間の側の心持ちがまるで異なるからだ。運動競技場に行って対戦なり何なりする(1の部類)のに、多少距離が離れているのを問題にする人は少ないだろう。対照的にCasual gameというのは身近にいつでも使えるように置いてある、卑俗な言い方をすれば袋を開けたsnack菓子だとか読みかけの漫画だとかそういったものだ。こういったものを一口食べる度に倉庫に取りに行ったり、数頁読む度に図書館に行かなければならないのでは、たとえ無料であったとしてもかなわない。

この疎隔感はshortcutでdesktopに出してもあまり変わらない。これはSteamが裏で働いて、表に姿を見せないServant(召使い)ではなく、その存在を誇示するMaster(主人)として振る舞うからだろう。自分の経験から得た結論だと、Casual gameは一度やらなくなった後、妙なかましや面倒なsystemを通さなければならないとなると再びやる可能性が極度に低くなる。遊べないことはない、ただそそこには心理的障壁が残ってしまっているのだ。わざわざ別の部屋に行って箱を開けて中身を広げて遊ぶ、それならその分時間をかけて本格的に遊ぶ価値のあるものでないと釣り合いが取れない。

これについてはquestionnaire(アンケート)をつくってみた。

投票は購入した全体の中でもっとも多く当てはまるものか、もしくは該当するものを複数投票(投票設定側になく、Cookieを削除してもresetされないので無理)でお願いします。

最初条件を示していなかったので長期間遊んでいるの選択が多くなっているが、そんなものだろう。#1

◇元を取る

Steamというのは確かに安価にCasual gameが手に入るのだが、そうして早期に遊ばなくなるものも多いということは結果として得をしているのだろうか?

話は変わるが、仕事をしていると「元を取る」という言葉を聞くことがある。その意味は、買った金額の分だけその物を使ったかどうか、を問うている。幾ら安値で手に入れても、それが部屋や仕事場を埋め尽くし、挙げ句最初触ってみただけで使っていない=役に立たないとなれば、単に導入に費用がかかったというだけでなく、存在するだけであらゆる作業の邪魔になる馬鹿げた代物でしかない。逆に高額なものであっても、それがしっかりと日常的に使われており、欠かせない価値を生み出しているようなら高い買い物でも何でもなかったということだ。

幾ら安く手に入ろうと、タダで手に入ろうと、その”物”は物理的な場所であれ、自分の心の中であれ、場所を取る価値があるのか

・その”物”を使用しているか
・その”物”が価値を生み出しているか

この二つを軸に常に”元を取った”かどうか自問していく必要がある。そうして自問した時、自分がSteamの中に持っている山の様なgameは役に立っているのだろうか?個人的には大きな疑問符がつく所だと思う。

◇Gabe以外の人間にとってのSteamの意義

一見、個々人にとってお得に見えるSteamでの購入に色々疑問を呈してきたが、Steamがもたらしたものに一体何か良い点はあるのだろうか。

それは、なによりも”放っておけば一部の人にしか遊ばれなかった作品を多くの人々に遊ばせたこと”だと思う。Gabe Newellのやっていることは虫が好かない、という人も多いだろう。しかし、こういう優れた商人が居るから、物が循環し、結果として作品が多くの人の目に触れることになる。

正直Half-Lifeに代表されるValveの本質がそのまま作り出すgameはあってもなくてもどうでもいいものだが、GabeがValveやSteamを用いてやっているgameは注目に値するものであり、業界になくてはならないものだ。

逆に言えばよくよく考えてみればSteamでの購入は個人にとっては必ずしも得ではない。商売人がもってくるものを安値に釣られてそのままホイホイと買うのではなく、他の選択肢を知って試す中で自分の中で本当にgameを役立たせる道を模索すべきだろう。


#1 このQuestionnaire(アンケート)そのものは適当

1に投票した人は「慎重に遊ぶ価値のあるgameを絞り込んで買った、だから長期的に遊んでいる」とも取れるし、「己が間違った選択をしたなどと思いたくないので投票した」とも取れる。逆に3を選んだ人は「自分の間違いを客観的に眺めて、それを忌憚なく表現できる優れた人」とも取れるし、「ただ考え無しに買っただけ」と取ることもできる。

その人のMy gamesのscreenshotでも添付してもらわないと最低限のことすらわからない。例えそうしてもらってもいつどれだけplayしたかなどわかりようもない。ところがValveにとってはあなたがどのgameを持っているか、どんな時にどの価格で買ったのか、どんな価格に下がるまで買わなかったのか、それぞれをどれぐらいplayしたか、どのような時期に集中して遊んだか、それから触っていないか、定期的に遊んでいるか、一切合切全部筒抜けだ。Communityのaccountで見れるのはせいぜいここ二週間に遊んだgameの時間に過ぎないが、Valveにはすべてお見通し、Steamというのはつまりそういうことである。


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