SAND STORM

朝ぼらけ

2009年10月18日

Risk II

Filed under: 未分類 — Tags: , , — sajin @ 06:09

Released: Feb,29 2000
Developer: Deep Red games
Publisher: MicroProse

Official: Risk II << DR Studios
Forum: Neoseeker forums
Wiki: Wikipedia / Wikia / BoadGameGeek

これぞ戦略gameの基本中の基本という出来でMonopoly,Acquire,Diplomacyと並ぶ四大聖典とも言われたboard gameの古典RISK。

RISK1は単なるAIと対戦可能なboard gameの移植版として出されたが、RISK2は大幅な改造が加えられ元とは比べ物にならないほど面白いgameになっている。


[Edition/Patch]

Patch: なし

EU版(1.01e)とUS版(1.01u)が存在し、両者はそれぞれの地域で使われるlocal ruleに基づいた設定になっている。

・EU版:防衛時にdiceを一つふるか二つ振るか選べる。二つの場合同時に二つの兵を防御に使用する。

・card保有最大枚数: EU制限なし、US五枚まででturn途中で越えた場合、即座に消費しなければならない

・card交換 US:6,8,10,12,15,20,25,…とroundを重ねるごとに増加していく。EU:歩4/騎6/砲8/全種10 とroundが幾ら経過しようと固定

日本語版はcard setの効果などを見るとEU版baseのようだ。日本語版は文章だけでなく声まで完全日本語されている。もっとも長文など一切ないので何語版だろうと問題ない。

multiplayに関してはどの版だろうと互換性があるので問題ない。もっともinternetでの対戦はMSN gaming zoneが2006年にhostしなくなったので、不特定多数との対戦はできない。


[game mode]

・Classic Risk – IGOUGOで順番に行動していくboardのRISKそのままのmode。

・Same time Risk – WEGOで、交替で行動計画を提出した後、実際の行動は同時に行われるmode。原版とは大きく異なる。

・Tournament – 与えられた条件の勝負を勝ち抜いていくmode。負けたら終了。

[multiplay]

以前All Seeing EYEで登録されていたのが消えたのでなぜかと思ったらpublic serverは2006ADまでMSN Gaming ZoneでSupportしていたのが既に打ち切られている。世界中の相手と対戦するというのは最早不可能でIP直打ちでしかできなくなってしまった。 MSN Gaming ZoneではHeroes Might&Magic3やMajestyのsupportも打ち切ってるしMSは萎えることするね。PC game軽視もいい加減にしろといいたい。makerはこういう一方的にsupportを打ち切るMSN Gaming Zoneを使うべきではない。

Voobly – MSN Gaming Zoneと同等の機能を独自のclientで行っているservice。

このgameは1000円ぐらいを賭けてやるのが一番面白いと思う。容量も小さなものだしonline販売してくれないかなぁ。

[Sound]

普段流れないのが勿体無いが、titleとcreditsで聞けるTchaikovsky 1812は圧巻の名曲。もっと様々な場面で使って欲しかった。


[game system]

このRISK、boardgameそのままのruleのClassic Riskはたいして面白くない。1turnに何度でも攻撃できるのでひたすら一箇所に兵力を集めればいいだけのgameである。RISK 2の本命はcomputer gameならではの作戦計画の同時提出・同時解決を生かしたSametime Riskにある。

originalでは兵力の多寡は六面diceの数に反映されるだけだったが、Sametimeでは兵力はdiceの色(濃い程1-6の内高い値が出易い)に反映されるだけで、dice数は複数箇所からの攻撃と同期し、兵力と多方面攻撃のbalanceが取れている。

島嶼領土が増え、さらに大陸の端と端が連結されたのも大きい(上がRisk1、下がRisk2)。侵攻路・移動の融通がまるで違う。

・首都rule

各勢力が開始時に首都を選択し、合計5つの首都を保持すれば勝ちとなる。game終盤の消化試合をなくしてくれるいいruleなのだが現在のままでは獲得対象としてしか機能しておらず、自首都であってもことさらに防御する意味がない。

もう一歩踏み込んで、首都防衛側はdice強化(自首都なら+2、他首都なら+1)、首都のある領土は生産力増量(自首都なら+3他首都なら+1or2)ぐらいにしておけばさらに素晴らしいgameになったのだが。

他にも勝利条件ruleは全域占領、ある程度占領したら勝ちなど細かく設定できる。

一つの地域を完全支配すると、補充兵に大きなbonusがつくので、地域の支配とそれを妨害する熱い闘いが繰り広げられる。

1turnに一領域でも占領すればcardが貰え、三枚一組で兵隊と交換可。このcardももったいないsystemで、戦闘時にcardを使えば

・dice色強化
・目の強さに関わらず奇数or偶数を勝ち
・相手兵の1/3を排除

など色々できたら面白かった。

[AI]

○AIも練りこまれたもので問題ない。唯一欠点があるとすれば一人勝ちしだした者を止める弱者連合がAIとの間では成り立たないこと。

[総評]:続編を名乗るに相応しい出来

1回のplayは1時間以内に終わり、長期間ハマるgameではないが、思い出したようにやりたくなるgame、それがRisk2だ。

Same timeで為された革新は素晴らしく、classic mapでは味気なかったRiskをsingleplayでも遊び続けられるgameにしている。casual gameのshopなどでも販売されているので戦略gameの基本中の基本RISKをぜひ体験してみてほしい。


[解析]

・賽の目の出方

RISK2をやっていると、理不尽なCPUのdice目に怒り心頭に達することがある。なぜこんな都合の良いダイス目が続けて出るのか?

その謎は、このgameは単にrandomにサイコロを振っている訳ではなく、振るtimingでほぼ勝ち負け同じ結果を出すように出来ているからである(上で説明したように兵力で出る目が違うのでそれを反映した”表が”あり、それをslot machineのように回していると思われる。この表の開始場所や表自体がdiceを振るごとにresetされる訳ではないため、同じtimingでstopすればslot machine同様に同じ結果が出る)。ようするに一度勝つtimingを掴んだら狙ってそれと同じtimingで振らなければダメということ。

冒頭の理不尽なCPUのdice目が続くというのは、まさに同じtimingでこちらが止めてしまっている(大概は降り出して即止める)から起こっている。重要になるのは自分が勝つ目を狙うのと同時にCPUの勝ち目を避けることだ。どちらも勘と技術が必要になる。timingを狙って丁度ぐらいのgameであるからCPUの勝ち目にやられ続けないよう注意して欲しい。

・少ない兵同士では攻撃側が有利

Sametimeでは兵力の多寡=diceの強さとなっている。どういうことかというと振るdiceそのものは六面体で変わりないのだが、兵が少ないと1~2のような少ない数値が高い確立で出、兵が多いと5~6のような高い目が出易くなるという仕組み。

これに同じdice目なら攻撃側が勝つというruleを組み合わせると少ない兵力同士の場合、1~2のような限られた目が高い確立で出るのだから、攻める側が有利となる。

少ない兵力同士では攻めた方がいいという訳だ。

[外交]

1 交渉相手の領土のみを1つだけ攻撃してよい。滅多と成功せず、しても破ることが多い。

2 大陸bonusに関わらない範囲なら侵入してよい。まず成功しない。

3 互いの領土に一切侵入しない。最も成功確立が高く、利用価値が高い。CPUから破ってくることも多々あり。

→3を発展させて共同攻撃・共同防御(援軍)が出来れば面白い。強大化した1playerに対する共同戦線というものがあってもいいだろう。

大陸支配bonusの為にAmerica大陸・Africaなどでplayすれば楽勝の観があるRISK2で最も難易度の高いplayは首都に日本
を選択すること。全ての大陸支配から最も遠く、狙う先は他の勢力が確実に本拠として守備している。四方から勢力の入り込む広大なユーラシアを統一すること
は並大抵のことではなく、いかに南方に活路を見出すか、第二次大戦の日本の気分が味わえるだろう。

[領土獲得方法]

さらなる難易度を求める人は領土獲得方法を「選択」にするといい。手持ちの500Pを元に各領土を競りで落としていくmodeでCPUが獲得とは比較にならないほど強く勝つのは非常に難しい。

RISK2は4大聖典の中でも底が浅く、まさに基本でしかなかったが、originalに大胆な変更を加え様々なruleを付加した2は末永く遊べるgameに進化している。しかしまだまだ発展途上という感じも受け、playしていて幾らでも改善のruleが浮かんでくる。ぜひSid Meier’s Civilizationのようにseries化してもらいたいものだ。


[Link]

The Strategy of Risk by Garrett Robinson @ MIT

yura.net Domination (Risk Board Game) – freeのRisk I clone。延々更新されている。

Lux Deluxe – Riskのruleを大幅に改良し、良質なofficial mapとuser製作の1000近いmapで永久に遊べるほど面白くなった発展版Risklike。


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