SAND STORM

朝ぼらけ

2009年10月12日

Magitech代表Ming-Sheng Lee氏からの返信

Filed under: 未分類 — Tags: , — sajin @ 05:15

一週間ほど前、私はすばらしい戦国合戦gameである武田信玄1とその後releaseされたMagitech製品の落差を残念に思い、問題点の指摘、改善への提案、日本市場の現況などさまざまなことを書き連ねたメールを送ってみた。
正直、運がよければ参考の1つにされるぐらいで返答が得られるとは思っていなかったのだが、驚いたことにMagitec代表のMing氏から長文の返信が寄せられた。

その内容には心動かされるものがあり、私以外の歴史game Fanにも重要だと思ったので、改めて公開の許可をもらいここに訳出することにした。


Hello,

Thank you very much for showing your comment and support for our Takeda games.  It is most welcome and encourage for us to continue working on the series.

こんにちわ。
わたしたちの武田信玄シリーズに意見を述べてくれてありがとう。
このような意見や感想はシリーズ開発の作業を続ける我々にとって最も歓迎するものであり、また私たちを勇気付けてくれるものであります。

Takeda 1 was the first game I design and developed.  I’m really glad that you like it and the Japanese market has accepted it.  Thank you.

武田信玄は私がデザインし開発した最初のgameです。
あなたが武田信玄を気に入っておられるように、私自身その出来には本当に満足しており、日本の市場もその作品を受け入れてくれました。改めて御礼を申し上げます。

Somehow, after Takeda1, the teams seem lose its edge on the series and the quality start to drop.  Sometimes, I have to spend a lot of time to communicate with my team just to steer the design on the same track as Takeda1.

どういう訳か武田信玄1の後、開発チームはシリーズに対する明確な方向性を失い、gameの質は低下し始めました。
時には、game designを武田信玄1の路線に戻すよう説得するために、チームとのコミュニケーションに多くの時間を費やさねばならなかったほどです。

Budget is another big problem for the new titles after Takeda1.
Although Takeda1 gets us quite some positive feedback, we didn’t receive enough sales to re-injected back to the development.  Some publishers don’t pay us at all, some just pay the advance but never on the rest.

また武田信玄1後のgame開発にかかる予算は大きな問題でした。
TAKEDA1はおおきな好意的feedbackを得ていたものの、
新たな開発を行うための十分な売り上げを受け取っていなかったのです。
出版社の中にはすべてを支払ってくれない所あり、前払いしてくれるところもありとさまざまでしたが、いずれにせよ休む暇はありませんでした。

Takeda2 has only 20% of the budget compare to Takeda1.  As a result, every project we released we have to lose quite some money there.

武田信玄2は武田信玄1に比べて20%の開発費しかかけられず、結果としてすべてのプロジェクトは多くの資金を費やすだけに終わったのです。

As I’m writing, I’m not try to complain or making excuse for the downfall of Takeda 2 and S&H, but hoping that you could understand that our difficulties.

ここで私は、武田信玄2やStrength & Honourの質の低下に対する言い訳をしたり、不平を述べようというのではありません。
ただ願わくば私たちの困難な状況を察してくださるよう望むだけです。

Takeda 3 and Sango 2 are under development and is on the way of finishing.
Takeda 3 will be set on a map similar to Takeda 1 whether players can initiate an attack simply by clicking on the map instead of building armies and sending around.

現在、武田信玄3とSango2(制覇三国2)は開発の最終段階にさしかかっています。
武田信玄3は武田信玄1と似たMAPを使っており、playerは軍隊建設や派遣の手間をかける替わりに1のように単純な操作で合戦を行うことができます。

On the other hand, Sango 2 will be on a open world mode like Takeda 2 with armies moving around.

もう一方でSango2は武田信玄2を進化させたような開かれた世界が舞台になりその上で部隊は自由に移動することができるでしょう。

Many of your suggests are right into the heart of our problem.  Some we have addressed in the new design and hopefully we can deliver something worthwhile to you.  Some we will actually have difficulties achieve it.

あなたが指摘したことの多くは私たちが抱える問題の核心部分です。
その内いくつかは新しいgameで対処していますが、幾つかは実行するには困難です。
うまくいけば価値あるものをお届けできると思います。

Sango 2 will have an upgrade from the portraits.  Thanks to a friends help from Taiwan.  I hope we can do the same for Takeda 3 but it is really expensive for the good portraits.  (About 60% more of our overall budgets)

Sango2は肖像画をよりよいものに差し換えました(それを助けてくれた台湾の親友に感謝)。武田信玄3でも同じようにしたいと考えていますが、上質なキャラ絵は本当に高価なので悩ましい所です(武田信玄3開発費全体の予算より60%も高いのです)。

I’ll take all you suggest seriously and personally go through them one by one and see if there’s anything we can do about it to improve the game.

私はあなたの提案すべてを自身で真剣に1つ1つ目を通し検討して、もしそれについてなにか私たちができることがあればgameを改善・進化させることに役立てていくつもりです。

To me. It is not just a game. It is not just a business.  It is my dream for the past twenty years.

私にとってMagitechで行っている事業は単なるgameではなく、また単なるビジネスでもありません。
それは20年来の私が成し遂げたいと願ってきた夢なのです。

Thank again and please keep in touch.

再び感謝をするとともにどうぞこれからもMagitechのgameに関わり続けてください。

best regards,

敬具

Ming-Sheng Lee
Director
Magitech Corporation


まとめ

#武田信玄2やStrength&Honourは委託した販売業者から支払いが為されず十分な予算が確保できなかったことや、開発チーム内の方向性(TotalWar路線?)が対立したために出来が悪くなってしまった。
#代表のMing氏がつくりたいのは武田信玄1のようなgameである
#武田信玄3とSango2=制覇三国2は開発最終段階である。Publisherも探している(forumより)。
#武田信玄3は武田信玄1と似たgameに戻されており、複雑な内政や出来の悪い戦略部分は一切無い
#制覇三国2は最近の光栄の三国志のような?オープンフィールドのものになっている
#顔グラは台湾の友人の協力を得てよいものになっているが、光栄並に上質なものにするのは予算がかかり過ぎて難しい
#代表のMing氏にとってMagitechで行っていることは単なるビジネスを超えた長年の夢であり会社経営上不可能な状態に陥らない限り本気でやり続ける気である。

低予算で下手にTotalWarを真似て、質の低い二番煎じ、三番煎じになるより武田信玄1路線を拡張して行ったほうがいいと思っていたが、武田信玄3はまさにその通りの期待できる出来になりそうだ。

ただ問題は海外・国内含めPublisherがついてくれるかどうかだろう。国内では丁度武田家を舞台にした上質な大河ドラマが放映されていることもあるし、この記事がPublisher確保の一助になってくれることを望む。

またMing氏から自由に公表してよいとの許可を得てあるので、役に立つと思ったらこの記事の一部または全部は好きなように活用してほしい。

unoken.jp – 戦国時代gameを作るカナダの会社に潜入
Portico – Developer Interview: Ming-Sheng Lee


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4 Comments »

  1. 自分は1はやったことあるのですが、Ⅱは売り切れで買えてません・・・。

    3が出るなら絶対買いますね。情熱感じました。

    日本語版でるのかな??

    Comment by hiro — 2011年4月3日 @ 21:12

  2. 3はもう出てますよ。
    http://www.gamersgate.com/DD-TAKEDA3/takeda-3
    売ってるのはGamersGateくらいかな?
    日本語版は多分望めないけど、英語力はほとんど必要ないでしょう。
    出来は戦闘良、戦略悪、TotalWar系と比べないなら遊べるgameといった所。
    後、2は3の劣化版というか、未完成版なので買わない方がいい。

    Comment by sajin — 2011年4月3日 @ 22:18

  3. 日本語版は望めないですか。

    やっぱり日本じゃ売れないのかな。。。

    信長の野望より好きなだけに残念です。

    いまだに1で遊んでます、いつか対戦しましょう☆

    Comment by hiro — 2011年4月4日 @ 13:27

  4. TAKEDA 1の対戦はいずれ落ち着いたらやりましょう。
    英語は外交とかcommand名をdiplomacyとか書いてある程度の繰り返し出てくる単語程度は慣れた方がいいですよ。
    遊べるものが極限られたものになるし、それにかかる金も日本語版と英語版では平均して1/5は違うんじゃないかな。
    文章を読めるようになるには日常的に英語に触れて能力を上げていかないと無理だけど、繰り返しの単語は本当にかんたん。
    PC gameは英語技能を上げていくのに最適の遊びだから、最初から拒否するのはもったいない。

    Comment by sajin — 2011年4月8日 @ 01:51

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